注目コメント算出アルゴリズムの一部にLINEヤフー株式会社の「建設的コメント順位付けモデルAPI」を使用しています
ニホンザルは猿じゃない、ということを知ったは中野美代子著『孫悟空の誕生』(1987,福武文庫,底本は1... ニホンザルは猿じゃない、ということを知ったは中野美代子著『孫悟空の誕生』(1987,福武文庫,底本は1980)だった。本書でかなりしっかりと解説しているにもかかわらず、取りあえずニホンザルは猿じゃないらしいと言う程度しか理解できず、ちゃんと飲み込めたのは、この本の著者である中野美代子さんも共訳に名を連ねるR.H. ファン・フーリク著『中国のテナガザル(長臂猨考)』(博品社,1992)を読んでからだ。著者のファン・フーリク(Robert Hans van Gulick)は、日本に駐在したこともあるオランダ人外交官にして高羅佩という中国名を持つシノロジスト。唐の狄仁傑の公案に取材した推理小説のディー判事シリーズの著者でもある。ディー判事シリーズは三省堂*1からいくつか訳書が出ていて結構面白い。ニム・ウェールズ『アリランの歌』の翻訳者、松平いを子さんも訳者の1人だったりする。フーリクは多言語に通
2021/08/22 リンク