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国のメインバンク三菱UFJ 2012年の立春のころ、中央官庁がひしめく東京・霞が関に、三菱東京UFJ銀行... 国のメインバンク三菱UFJ 2012年の立春のころ、中央官庁がひしめく東京・霞が関に、三菱東京UFJ銀行で国債運用責任者を務める鈴木人司・市場部門長(当時。現副頭取)の姿があった。 その少し前のこと。日本の国債市場では、とある“事件”が起きていた。2月2日、「朝日新聞」朝刊1面に「日本国債の急落を想定、三菱UFJ銀が危機対策」という衝撃的な文字が躍ったのだ。 その内容は、「三菱UFJが、国債急落のシミュレーションを内々に行っている」というもの。三菱UFJといえば、国債発行残高の約4割を保有する国内銀行の中でも、ゆうちょ銀行を除いて最大の42兆円を抱える、いわば国債市場の“巨人”だ。市場における売買量でいえば「最大の投資家」(国債トレーダー)である。 そんな三菱UFJが国債急落を想定し、国債を売却するタイミングをうかがっていると言わんばかりのセンセーショナルなヘッドラインが出たのだから、他の
2013/10/22 リンク