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歴代のジャパンウオッチャーは日本人像をどう伝えてきたのか。文化的に最も相容れぬ存在だった西洋人の... 歴代のジャパンウオッチャーは日本人像をどう伝えてきたのか。文化的に最も相容れぬ存在だった西洋人の指摘を追って見ていくと、中世以来の類型がようやく崩れつつある様が読み取れる。 (ダイヤモンド・オンライン編集長 麻生祐司) 第二次大戦末期に米軍の依頼で執筆され、その後の日本人論の指南書となった『菊と刀』。著者で文化人類学者のルース・ベネディクトは、与えられた題材の難しさについて、こう吐露している。 「困難は大きかった。(中略)まじめな観察者が日本人以外の他の国民について書くとき、そしてその国民が類例のないくらい礼儀正しい国民であるというとき“しかしまた不遜で尊大である”と付け加えることはめったにない」 ベネディクトは、戦前はおろか戦後も日本を訪れたことはない。その門外漢が、行動を規制する“恥意識”と損得で宗旨変えする“機会主義的倫理”という日本文化の型を見出せたのは、当人の異文化理解力の高さも
2010/08/15 リンク