注目コメント算出アルゴリズムの一部にLINEヤフー株式会社の「建設的コメント順位付けモデルAPI」を使用しています
個人向けの融資業務に軸足を置き、周囲から「異端児」とやゆされながらも、地銀平均をはるかに上回る2%... 個人向けの融資業務に軸足を置き、周囲から「異端児」とやゆされながらも、地銀平均をはるかに上回る2%近い預貸金利ざや(貸出金利回り-預金利回り)をたたき出しており、収益力の高さは群を抜く(図(1))。 だが、そのスルガ銀も以前は、東を向けば最大手の横浜銀行が立ちはだかり、西を向けば大手の静岡銀行がにらみを利かせる身動きの取りにくい状況で、他行と代わり映えのしない中堅規模の地方銀行にすぎなかった。 静岡の一地銀が、個人業務に傾注し、収益を急速に伸ばす原動力になったのは、経営の先行きに対する強い危機感だ。 スルガ銀の経営には、危機感を抱く大きな転機が二つある。最初の転機は、バブル経済の足音が響き始めた、1985年にまでさかのぼる。 当時は、預金金利の一部自由化で、大口定期預金などが導入され資金の調達コストが徐々に上がる一方で、貸出金利は低下。多くの地銀で預貸金利ざやがマイナスになる「逆ざや」に悩
2013/10/18 リンク