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「月経カップ 米国製」 最近にわかに注目を集める「月経カップ」という生理用品をご存じだろうか。主に... 「月経カップ 米国製」 最近にわかに注目を集める「月経カップ」という生理用品をご存じだろうか。主に欧米で製造・販売され、タンポンと同様に膣の中に挿入して経血をカップに溜めることができるシリコン製の生理用品だ。1個4,000円前後はするものの、一度買えば洗って繰り返し10年ほど使えるという。 しかし月経カップは、厚生労働省が定めた「経血を吸収処理することを目的とする」「使用面は白」といった「生理処理用品製造販売承認基準」に当てはまらないため、現在日本では販売されていない。使用者は、ネットで海外製品を購入しているというが、果たして月経カップは新たな生理用品として普及するのだろうか? そこで今回、成城松村クリニック・松村圭子院長に、婦人科医の立場から見た月経カップのメリット・デメリットや、ナプキンやタンポンとの違いなどについてお話を伺った。 ――まず先生から見た、月経カップのメリットを教えてくだ