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戦後新宿の闇市でいち早く頭角を現し、焦土の東京に君臨した“伝説のテキヤ”尾津喜之助。アウトローな人... 戦後新宿の闇市でいち早く頭角を現し、焦土の東京に君臨した“伝説のテキヤ”尾津喜之助。アウトローな人生を歩んでいた彼は、どのようにして「街の商工大臣」と称されるようになったのか? ここでは、ノンフィクション作家のフリート横田氏が、尾津喜之助の破天荒な生涯を綴った『新宿をつくった男 戦後闇市の王・尾津喜之助と昭和裏面史』(毎日新聞出版)より一部を抜粋・再構成して紹介する。(全4回の1回目/2回目に続く) 継母と馬が合わなかった少年時代の喜之助 明治31年1月28日、東京本所相生町に生まれた喜之助。父は砲兵工廠(ほうへいこうしょう)の現場責任者を経て鋳物工場を営んでいた。遊び人でもあったようだが、幼少期は、中流以上の暮らしを送れていた。 母は、士族の娘だったからか、酒と女が好きだった夫に付き従うのをよしとせず、喜之助2歳のときに家を捨てた。台湾へ渡ったらしい。父は別の女性を後妻として迎える。 継
2024/12/28 リンク