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死刑容認派が8割を超える日本。多くの国々が世界の潮流として、死刑廃止を決めてきた中で、日本がその実... 死刑容認派が8割を超える日本。多くの国々が世界の潮流として、死刑廃止を決めてきた中で、日本がその実現に向かわない理由とは。そしてその潮流に乗る必要がそもそもあるのか――。 ここでは、死刑囚や未決囚、加害者家族、被害者遺族の声から死刑の意味に迫ったノンフィクション作家・宮下洋一氏の著書『死刑のある国で生きる』(新潮社)より一部を抜粋してお届けする。(全2回の1回目/2回目に続く) 妻子6人殺害で死刑判決 2021年10月28日午前、私は、茨城県日立市内にある一軒家の入り口に立っていた。家の庭先には、洗濯物が干されている。誰かいるに違いない。門を抜け、玄関前で足を止め、インターホンに指を当てた。 奥から「はーい」という声と同時に、床を踏む足音が遠くから響いてきた。近くまで来ると、その音はピタリと止まり、小さな声が聞こえた。 「どちらさまですか」 「突然、すみません。ジャーナリストをしている宮下
2022/12/28 リンク