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こと北朝鮮や金正日(キム・ジョンイル)総書記の話題になると、タフガイぶりをアピールしてきたジョー... こと北朝鮮や金正日(キム・ジョンイル)総書記の話題になると、タフガイぶりをアピールしてきたジョージ・W・ブッシュ米大統領。外交儀礼を無視して金正日を呼び捨てにし、「金正日には虫ずが走る」とまで言い放ったこともある。 最近でも、ブッシュは北朝鮮問題に関する会議で「私が軟弱にみえるような」合意は結ばないよう、側近に指示したという。 だが、今のブッシュはどうみても軟弱そのものだ。6月26日、ブッシュは北朝鮮のテロ支援国家指定の解除を議会に通告。来年1月の任期切れまでに外交上の成果をあげたいと焦るブッシュが、なりふり構わず北朝鮮に屈服したことを象徴する出来事だ。 対する北朝鮮は、この1年余り最小限の譲歩で最大限の見返りを得てきた。北朝鮮は、すでにポンコツだった寧辺の核施設を「無能力化」し、核兵器や核拡散に関する情報を含まない不完全な核申告をしたにすぎない。たったそれだけで、米金融制裁の解除やエネル