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(2013年10月1日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) この国には王室はないが、それに最も近いのはサムス... (2013年10月1日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) この国には王室はないが、それに最も近いのはサムスンの創業者一族だ――。韓国の人たちは時折そんなことを口にする。そのため、その一族の長である李健熙(イ・ゴンヒ)氏が昨年、ただ1人の息子をサムスン電子の副会長職に昇格させた時には、王朝の継承が始まるとの見方が強まった。 李健熙氏は26年近く前に実父の後を継いでサムスングループの会長に就任した。人前に出たがらないこの億万長者はそれ以降、同グループが建設業から生命保険業まで幅広く手がける世界最大級のコングロマリット(複合企業)に成長する舵取りを担ってきた。 しかし、サムスングループという王冠の最大の「宝石」が、ハイテク企業としては世界一の売上高を誇るサムスン電子であることは明らかだ。 サムスン帝国のほかの企業は、李健熙氏の2人の娘に引き継がれると見られているが、アナリストの大半は、サムスン電
2013/10/02 リンク