ミャンマーの新首都ネピドーを行く 民主主義の現実を出迎えるファンタジーシティー

ミャンマーの新首都ネピドーを行く 民主主義の現実を出迎えるファンタジーシティー

（2012年11月28日付 英フィナンシャル・タイムズ紙） ネピドーの国際空港に足を踏み入れると、ずらりと...概要を表示 （2012年11月28日付 英フィナンシャル・タイムズ紙） ネピドーの国際空港に足を踏み入れると、ずらりと並んだチェックインカウンターでは、スタイリッシュな制服に身を包んだ職員がそれぞれの持ち場に就いている。広い出発ロビーの照明は明るく、エアコンも効いており快適だ。 ターミナルの床は見事に磨かれた大理石で、2人のパイロットと、ビルマに昔から伝わるドレスをまとった若くて魅惑的なスチュワーデスが颯爽と歩いている。こんなターミナルがあれば、欧州のどの国の首都もさぞかし立派に見えることだろう。 ただ、このモダンで豪華な施設には1つだけ欠けているものがある。乗客の姿が見当たらないのだ。 突如現れた巨大な新首都、街の中はまだガラガラ この空港は昨年12月、ゴーストタウンのようにがらんとした都市の端に造られた。その都市自体も、2005年11月までは公式的には存在していなかった。ミャンマーを支配していた当

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