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1953ColdSummer : 『カティンの森』 その日、1万数千人の将校がカティンの森に消えた――。 (2009/ポー... 1953ColdSummer : 『カティンの森』 その日、1万数千人の将校がカティンの森に消えた――。 (2009/ポーランド R15+ 監督:アンジェイ・ワイダ 原作:アンジェイ・ムラルチク『カティンの森』) 現代に蘇るポーランド暗黒史、1940年4月の「カティンの森大虐殺事件」……。本作の監督アンジェイ・ワイダの父親も、この事件の犠牲者であったという。 齢80を過ぎた監督が、現在でも忌まれ、歪められた情報が錯綜するこの事件を題材に映画を撮ることは、父親を殺された事件の当事者としての天命だったのであろうか。 散文的でリリシズムあふれる映像美と、まるで大量生産品でも作っているかのような機械的な虐殺がとても散文的で「映画としては」美しい。だが、政治的に一歩引いて考えた場合、ドイツとソ連に挟まれたポーランドの血反吐を吐くような、臓腑を抉られたかのような悲鳴が聞こえてくる。冒頭、大橋の真ん
2011/02/18 リンク