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様々な芸術分野に才能を持つ筆者が、映画『利休』のシナリオを書くために書き上げた本。千利休をテーマ... 様々な芸術分野に才能を持つ筆者が、映画『利休』のシナリオを書くために書き上げた本。千利休をテーマにした本は無数にあるが、そんな中でも抜群に面白い。 茶室には主人が待ち構える室内に入る「躙り口」がある。小さな小さな入り口だ。誰でも身をかがめて小さくからだを縮めないと入れない。 客が誰であろうと、主人より身を小さくする。この作法は、茶室では身分の差はないということを前もって、客に知らしめる。 茶道は「道」という字が示すとおり、極めるべき道。華道、書道、香道、みなしかり。日本人は何でも「道」にしてしまう。たかが茶を飲むことを「道」にしてしまう。 茶なんか誰でも毎日飲むものだ。そのときの行動を振り返ってみる。台所で湯を沸かす。湯が沸く間に茶碗や急須を用意する。急須に茶の葉を適当に入れる。湯が沸騰したら、茶碗に注いで少し熱を取る。ちょっと沸点より下がった湯を茶碗から急須に移す。急須にふたをして、しば
2007/08/29 リンク