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例によって、山形新聞への投稿 「栄(は)えある革命の伝統を守れ」(民族独立行動隊の歌) 戦後の進駐軍... 例によって、山形新聞への投稿 「栄(は)えある革命の伝統を守れ」(民族独立行動隊の歌) 戦後の進駐軍占領下、京浜工業地帯で起こった労働争議の中で生まれた歌である。以前から、この一節に奇妙な所があると感じていた。我が国の政治史上、それほど誇るに足る、守るに足る「革命の伝統」など有ったのかという点もさることながら、そもそも「革命」は「伝統」と真逆のものではないのか? アメリカ革命の伝統は、独立宣言に記され、公民権運動の中によみがえった。フランス革命の伝統は、『レ・ミゼラブル』などの文芸作品の中で繰り返し歌われ、民族独立運動やレジスタンスの中に受け継がれた。しかし、マルクス主義的な革命は、いかなる伝統にも訴えない。それは、冷徹な「歴史法則」に基づくとされ、その政治方針は「科学的」知見と見なされる傾向がある。 しかし、未来は予測しがたく、政治活動には不確実性が付きものであるとしたらどうだろうか?
2022/01/17 リンク