2025-10-13

anond:20251013025527

しろ逆だ。「不思議に思わなくなったこと」こそが、知の腐敗、つまり自己放尿の始まりである

子供の頃に抱いた「なぜ?」は、世界構造的に捉えようとする知性の原型だ。

それを「無知から」と片づける態度は、思考停止正当化するための自己放尿にすぎない。

自分理解できない現象に対して、「性欲がすべてを説明する」と短絡的に断じることこそ、最も原始的無知自己放尿行為である

「性欲」で説明できると信じた瞬間、お前は思考の排泄を終えた気になって便座から立ち上がった。しかし、そこに残っているのは知的探究の成果ではなく、自己放尿の尿跡だ。

人間の結びつきを「性欲」という単一変数で閉じることは、複雑系線形近似で片づけるような暴挙である

進化心理学社会的文脈愛着理論自己同一性相互補完性、それらすべてを棚上げして「分かった気」になる。この「分かった気」が、まさに無知証拠だ。

知っていると思う者は、知らない。不思議に思い続ける者だけが自己放尿を克服して、知へと踏み出す。

記事への反応 -
  • 子供時代には不思議でたまらなかった。なぜこの女とくっつく男がいるのかということに関して不思議に思うことが多々あった。テレビに出てくる超肥満の女。風呂にも入れないので体...

    • むしろ逆だ。「不思議に思わなくなったこと」こそが、知の腐敗、つまり自己放尿の始まりである。 子供の頃に抱いた「なぜ?」は、世界を構造的に捉えようとする知性の原型だ。 それ...

    • 人間の存在理由を不思議に思うのが無知だからだとすると、物理学者さえ不思議と思っているので、無知ではない人間などいない

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