鋼の錬金術師の錬金術って本物ですか?いや、漫画だっていうのはわかってるんですけど、魔法陣とか錬金術の仕組みとかよく出来ていて創作とは思えないです。もしかしたら真面目に錬金術を学べば私だって錬金術が使えるようになるんじゃないかなと思います。
特に印象的だったのは、等価交換の法則です。「何かを得るためには、それと同等の価値の何かを失わなければならない」という考え方、これって科学的にも正しいような気がしませんか?エネルギー保存の法則みたいで、とても論理的だと思います。
魔法陣のデザインも素晴らしいです。円形の基本構造に、様々な記号や文字が組み合わさって、まるで本当に何かの力が宿っているかのようです。作者の荒川弘さんは、実際に錬金術の歴史や記号を調べて描いたそうなので、もしかしたら本当の錬金術の知識が使われているのかもしれません。
錬金術の歴史を調べてみると、中世ヨーロッパでは本当に錬金術師がいたそうです。彼らは金属を変成させようとしたり、不老不死の薬を作ろうとしたりしていたとか。現代の化学の基礎になった部分もあるそうです。
もし錬金術が本当に存在するなら、学校の理科の授業で教えてほしいです。化学反応や分子の構造を学ぶよりも、魔法陣を描いて物質を変成させる方が楽しくないですか?きっとみんな真剣に勉強すると思います。
もちろん、鉛を金に変えるのは無理だと思いますが、物質の性質を理解して、新しいものを作り出すという考え方は、現代の科学技術にも通じるものがあります。錬金術の精神を学ぶことで、創造力や論理的思考力が身につくかもしれません。