2025-02-23

歯医者だが、AI下請け仕事をしたい。

少々あおったタイトルだが、要するに、説明をする時間が勿体ないから、AIに診断と説明をさせて、あとの治療だけをしていたい。

開業歯科医師だが、日常のほぼ99%は典型的症例だ。

原因はこれで、治療法はこれかこれ。メリットデメリットそういう説明を繰り返す。

患者から質問ほとんど同じ。「何回かかりますか?いくらかかりますか?今後どうなりますか?」

大事なことは、患者がしゃべってる間は治療行為ができないって事。治療中に説明してもいいが、会話はできない。(同意質問は受けられない)

こっちは少しでも時間をとって、治療をしたいんだ。あと5分あれば、もう一本治療できたのに、とか、治療1回減らせたのにとか、いくらでもある。

その5分は患者の「保険で白いのができるって聞いたんですが?」とか「なるべく抜いて欲しくないのですが」とかい質問に対して答えていた時間だったりする。

「できる」場合はいいが、「できない」のときは、一言では済ませられないから、それなりに説明すると、5分10分はかかってしまう。

これを事前にAI説明させて、質問も回答させる。こっちは説明のサマリーと質疑応答を読んで、追加の説明をするだけで、治療を開始したい。

いつサマリーを読むんだと思うかも知れないが、前の患者が口をゆすいでいる間にでも、十分読める。

今でも、「治療コーディネーター」などという職名をつけて、歯科助手や受付(ようするに無資格者)に治療方法説明保険か自費か。メリット説明して自費へ誘導が主な目的。素材など自費のメリットは大きい。)などを説明させている歯科医院はあるが、診断に関わる部分は難しい。

AIなら、記録もとれるし、メリットは大きいと思う。99%以上は問診と各種所見で診断もほぼ間違いなく可能だと思う。(学問からだれがやっても同じ結果になる)

こっちはひたすら治療をしたい。限られた時間治療に集中したい。「説明がわかりやすい」なんていわれて、調子に乗ってる自分に「その時間無駄、他の患者が待ってる」と言ってやりたい。

こんな話を、同じ歯科医師の妻にしたら、「文章を読んで理解できる患者ほとんどいない。先生から説明を受けて、『おまかせします』っていいたいだけ」と言っていた。それもわかる。

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