ジブリ美術館の15分短編作品にする程度の企画を、あの期間と人数と予算使ってコレ!?っていう。
絵の動きや話のアレンジはそれなりで、動きとかに「おお!」っていうのは所々あるけど、
それほどか?というのが率直な感想。
で、本題。
ラスト近く。月の住民がかぐやを迎えに来た際、その姿をどう表現するのか。
ここは作り手の見せ所の一つ。
当然宇宙人っぽい雰囲気は一切出しちゃ駄目だよね。そこで当時の遠い異国、
インド伝来の異国の仏を連想させるものとして表現した所までは良かった。
ああこうきたか、と。と思ったが、興ざめしたのがその直後。
振り返るかぐやの後ろに、青い地球がまーるく、どーん!と、映っていたのである。
それは駄目だろう、と。
宇宙戦艦ヤマトか。
その世界観は1968年のアポロ8号が月周回をした際に月軌道から地球を撮影したことで
アポロ8号が撮ったカラー写真で人類は初めて客観的に自分の世界を写実的にとらえたのに、
それをあろうことか地動説すらない平安時代を連想させる昔話のラストシーンで見せちゃったのである。
日本最古の物語で10~16世紀でまとまった話だったら、当時の世界観に合わせた、
せめて当時の古地図に見て取れる、ゆがんだ日本列島や、巻物に描かれた俯瞰図のテイストを素に描かれた、
山や緑や街が、墨絵の雲の向こうに消えてゆく様な風景を描くべきだったろうと思うのだが。
たぶん、他の駄目な部分はいろんな人が言ってると思うので、
高畑が描こうとしてるのは現代的な問題意識なんだからあれでいいんだよ。 そもそも竹のリアルな光り方を二ヶ月考える人が地球をリアルに描かないわけないだろ。
その高畑の意識を問題にしているんだろう
竹が光るとき、急に周囲が暗くなるでしょ それまでは淡い水彩画のタッチを優先して薄暗い竹藪でもベースは紙の白を残していたのに、 それでは竹が光っている感じを表現できないから...
竹が光るとき、急に周囲が暗くなるでしょ それまでは淡い水彩画のタッチを優先して薄暗い竹藪でもベースは紙の白を残していたのに、 竹が光っている感じを表現できないから急に暗く...
竹が光るとき、急に周囲が暗くなるでしょ それまでは淡い水彩画のタッチを優先して薄暗い竹藪でもベースは紙の白を残していたのに、 それでは竹が光っている感じを表現できないから...
増田は完全にコンセプトに惑わされてしまっており、画面を真摯にみつめていなかったことがわかる。 日本最古の物語で10~16世紀でまとまった話だったら、当時の世界観に合わせた...
こちらの意見に同意かな。最後の違和感も含めて計算づくの演出だと思う。 せめて当時の古地図に見て取れる、ゆがんだ日本列島や、巻物に描かれた俯瞰図のテイストを素に描かれた...