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季節よ 城よ Ô saisons, ô châteaux !

18歳の頃、アルチュール・ランボウの「地獄の季節」は、
当時の友人の皆さんは読んでいて
街を歩けば「季節よ、城よ」と呟いていた。

Ô saisons, ô châteaux !
Quelle âme est sans défauts?

それは50年前の話である。
どんな魂に欠点が無いというのか・・・・と続く。

しかし、最近はまた「季節よ城よ」である。
2018年は暑かった。東京亜熱帯であった。
2019年は、これが一変した。
これについては、以下の記事を参照。
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実は変なのである。
我が家の庭に1本の樹木があり、毎年、6月前に枝を切っている。
その理由は、葉の裏に虫がいっぱい付くようになり気持がわるいから。
椿のような葉に油がある緑葉樹の葉の裏は虫が付いて
真っ黒になるのが、ここ数年の傾向である。
ところが今年は変なのだ。
虫が付いてはいるが真っ黒ではない。
なんでやねん。
植木屋を入れたが、いつもは巨大なビニール袋で3個から多いときは5個も、
切り取った枝と葉で埋まるのであるが、今年は一袋にしかならない。
「いや。悪いね。これで手間賃もらって」と植木屋が言う通り作業はあっけなく終わった。
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そして2021年であるが、今年も月桂樹の元気が無い。枝葉が伸びないのだ。
明らかに季節は変わってしまった。
カラスのゴミ袋襲撃事件は、かつては5月であったが、今では3月に多発。
桜の花は3月に咲き乱れ、4月初旬には散り始める。
そして、業界の夏季キャンペーンは6月~7月に変更された。
そして、以前程には暑くないので、あまり売れない。

この変化も3年目ともなると、定着してしまった。
8月は秋の始りなのである。



シューベルトの4つの即興曲は、なぜか2組あり、ややこしい。これは、D899の方の第3番。

コメント

ランボー全集

金子光晴全訳の一冊本がありまして、高校生のわたしはこれを抱きしめて暮らしておりました。その頃は仏文に行ってランボーを原文で読もうと意気込んでいたのに、なぜか中文へと進学してしまったのです。その間のこころの変化は今となっては思い出すことができません。季節が静かに移り変わってしまっただけなのでしょう凹凸

お久しぶりです

お元気そうなご様子、何よりです。

ご指摘の気候の異変、いよいよ太陽の異変が牙をむくときが来たように感じています。
ただ、地球温暖化懐疑論の学者さんは殆どパージされてしまいました。
ですからそんな議論がしにくい困った状態が続いています。

No title

丁度、今日に午後から植木屋が来ます。植木屋が一番、季節の移ろいを感じています。
嘘の話が平気でまかり通る時代が続いております。欧州などはとっくに寒冷期にはいっているのに、それでも続くカーボンニュートラル。スイスの国民に続く者はあるのでしょうか?
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プロフィール

友遊

Author:友遊
団塊世代の中小零細企業の代表。現場と市場視察が大好き。政財官の鉄のトライアングル、中央集権、日本的経営を支持する守旧派。既得権益死守。相互扶助を基盤とする協同組合支持。実業の世界とは金融経済に対する実体経済の世界を意味する。

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