2021/06/13
18歳の頃、アルチュール・ランボウの「地獄の季節」は、
当時の友人の皆さんは読んでいて
街を歩けば「季節よ、城よ」と呟いていた。
Ô saisons, ô châteaux !
Quelle âme est sans défauts?
それは50年前の話である。
どんな魂に欠点が無いというのか・・・・と続く。
しかし、最近はまた「季節よ城よ」である。
2018年は暑かった。東京亜熱帯であった。
2019年は、これが一変した。
これについては、以下の記事を参照。
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実は変なのである。
我が家の庭に1本の樹木があり、毎年、6月前に枝を切っている。
その理由は、葉の裏に虫がいっぱい付くようになり気持がわるいから。
椿のような葉に油がある緑葉樹の葉の裏は虫が付いて
真っ黒になるのが、ここ数年の傾向である。
ところが今年は変なのだ。
虫が付いてはいるが真っ黒ではない。
なんでやねん。
植木屋を入れたが、いつもは巨大なビニール袋で3個から多いときは5個も、
切り取った枝と葉で埋まるのであるが、今年は一袋にしかならない。
「いや。悪いね。これで手間賃もらって」と植木屋が言う通り作業はあっけなく終わった。
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そして2021年であるが、今年も月桂樹の元気が無い。枝葉が伸びないのだ。
明らかに季節は変わってしまった。
カラスのゴミ袋襲撃事件は、かつては5月であったが、今では3月に多発。
桜の花は3月に咲き乱れ、4月初旬には散り始める。
そして、業界の夏季キャンペーンは6月~7月に変更された。
そして、以前程には暑くないので、あまり売れない。
この変化も3年目ともなると、定着してしまった。
8月は秋の始りなのである。
シューベルトの4つの即興曲は、なぜか2組あり、ややこしい。これは、D899の方の第3番。