スマイルプリキュア!第2話・『燃えろ!熱血キュアサニーやで!!』感想
第2話のタイトルの「もえろ」を漢字変換したら、何故か『萌えろ』になってしまいました。
ブログで使った覚えは余りないのですが、このPCが勝手に、持ち主の事を学習してしまったのか…?
それはさて置き。もう5話が放送されたのに、まだ2話の感想です。
もうすぐ映画が公開されるし、大阪でのコンサート開催も近付いているので、少し急いで書こうと思います。
また、今後、みゆきとあかねの友情の深さが、5人のプリキュアが危機に陥った際の支えになる様な気がしました。
「プリキュアめっ!」
プリキュア初心者のみゆきに敗北したウルフルンは、その悔しさを岩にぶつけ、「次に会った時は、必ず仕留めてやる!」と意欲を燃やします。
岩肌をも砕くウルフルンの鉄拳。アンパンマンには劣りますが、大した破壊力です。
その拳で、さっさとプリキュアを仕留めておけば、こんなに悔しい思いをしなかったのに…と言うのは、言わない約束です。
「ウルッフッフフー。ワオーン!」
遠吠えをするウルフルンが、動物病院やペット美容室で、飼い主が恋しくて鳴いている犬っぽくて、そこかはとかく可愛い感じがします。
一刻も早くプリキュアの仲間になって、「〇〇だウル」とか「XXだワン」とか言って欲しいです。
「さあ!ウチの出番やでっ!!」
体育のバレーの試合で大活躍する、あかね。その動きは、運動神経の良いなお・れいかでも追い切れず、アタックの威力は、2枚ブロックでも歯が立ちません。
『バレー部のエースアタッカー候補』と目されるだけあり、スゴイ運動能力です。
試合後。『顔面レシーブ』で気絶していたみゆきは、共に戦ったあかねの運動神経と、やよいの優しさを見込み、2人をプリキュアにスカウトします。
みゆきに突然抱き付かれ、早口で捲くし立てられ、戸惑うあかね。
その時、様子を窺っていたキャンディは、みゆきにタックルをかまし、物陰まで移動させます。
そして、キャンディはみゆきの迂闊さを叱り、「誰でもプリキュアになれる訳ではない」と、釘を刺します。
3月の映画のキャッチフレーズ・『女の子は誰でも、プリキュアになれる!!』を真っ向から否定するキャンディ。
もう撮影は終わっているでしょうが、急遽、映画で出番が減らないか心配です。
プリキュアの資質について、みゆきとキャンディが漫才をしていると、いつの間にか2人の背後にはあかねとやよいが。
そして、あかねは、みゆきをくすぐり「今、羊の縫いぐるみ、隠したやろ?」と、質問。
「羊じゃないクルっ!」とキャンディは反論しますが、みゆきが咄嗟にキャンディの口を塞ぎ、誤魔化します。
エースアタッカーを目指しているあかねは、みゆきの勧誘を正式に断ります。
そんなあかねの言葉に落ち込むかと思いきや、あかねの目標に興味を示したみゆきは、あかねの案内でバレー部に。
しかし、みゆきが目にしたのは、壁にぶつかり落ち込むあかねの姿でした。
下校中に、練習で落ち込んでいたあかねの表情を思い出すみゆきは、河川敷でバレーの練習をするあかねを発見。
そして、息を切らしたあかねの額から流れ落ちた雫を見て、あかねを励ます事を決意します。
――あかねの居た場所まで100m以上あると思いますが、あれが見えるなんて、大した視力です。
あかねに気付いて貰おうと、その場を飛び跳ねながら呼び掛けるみゆきでしたが、勢い余って滑り落ちてしまいます。
そして、彼女が滑った場所には溝が…。どうやらみゆきは、『育ちざかり』の様です。
「星空さん?ちょ…大丈夫かいな?!」
滑り落ちたみゆきを案じて駆け付けるあかね。その直後、みゆきは立ち上がり、すかさずあかねを励まします。
「泣いてるとハッピーが逃げちゃうよ!スマイルスマイル!」
この直後、あかねが地面に落としたのは汗だと判明しますが、この言葉が後に、あかねの心を救う事になります。
たとえ結果が出なくても、落ち込まずに特訓を続けるあかね。特訓を手伝うみゆき。
プリキュア探しはひとまず措き、あかねとの友情を育みます。
『いつも笑顔を忘れない』みゆきと、『諦めずに努力する』あかね。
何と無くですが、最終的にこの2人が、5人のプリキュアの精神的支柱になる気がします。
その頃、2人の特訓の様子を冷静に観察していたウルフルン。
この時点でみゆきを叩けば労せずして敵(プリキュア)を倒せた筈なのに、彼が見逃したのには、理由がありました。
翌日。特訓の成果が早速出て、エースの道に一歩近付いたあかね。
あかねの活躍を心から喜ぶ、みゆき。
――しかし、この幸福に満ちた瞬間こそ、前日からウルフルンが待ち望んでいた好機でした。
人々が幸せであればある程、それが絶望に変わった時に、より多くの『バッドエナジー』に変換される。
昨日の内にウルフルンがみゆき達を攻撃しなかったのは、効率良くバッドエナジーを回収する為でした。
ウルフルンの力により、その場に居合わせた生徒達は、一瞬にして絶望に打ち拉がれ、その場に蹲ってしまいます。
「もう…夢も希望も無い…。」
さっきまで希望に満ち溢れていたあかねでさえ、絶望してしまいました。
人々の絶望した表情を見て、悦に至るウルフルン。
そして、「努力など無駄なだけなのに、馬鹿な奴等だ。」と、みゆきに語ります。
「無駄なんかじゃない!」絶望しているあかねの前に立ち塞がり、守ろうとするみゆき。
「目標に向かって頑張っている日野さんを、私の友達を馬鹿にするなんて…絶対許さないんだから!!」
(※このシーンを観ながら、「ああ、いつもだったら『絶対に許さない!』って言うのになぁ…。」と思いながら観ていたら本当に言ったので、思わず笑ってしまいました。)
みゆきがキュアハッピーに変身すると同時に、アカンベェを召喚するウルフルン。
ふと思ったのですが、ウルフルンが『正義の味方』が変身するまで怪物を召喚しないのは、彼の出自が悪役故に、『悪役のお約束から逸脱出来ない』と言う制約を背負っているからではないでしょうか?
もしウルフルンが今後、『悪役のロールプレイ』から抜け出して、独自の生き方が出来るようになれば、違う展開が待っている様な気がします。
愛嬌も無くただ怖いアカンベェに怯む、みゆき。
キャンディの励ましに奮起するものの、アカンベェのブレス攻撃に思わず逃げ出してしまいます。
逃げ惑う最中、みゆきは自分の脚力が強化されている事に気付き、反撃開始。
そして、キャンディの指示通りに『ハッピーシャワー』で、アカンベェ浄化を試みます。
――しかし、技は当たらなかった!
「嘘…。外しちゃったぁ…。疲れた…!」
疲れ果て、その場にへたり込むみゆき。しかし、気を取り直して再挑戦!
……ぽんっ!
技は発動したものの、ほんの数センチ移動して、消滅してしまいました…。
どうやら、変身1回に付き、1回しか出せない技の様です。
かつて、こんなに効率の悪い『通常技』があったでしょうか?
こんな事では、武器を用いた必殺技を使用したら、次に使えるのは1か月後…とかになりそうです。
…本当に、大丈夫なのでしょうか?先が思い遣られます。
「所詮この程度か…。泣き出すのも時間の問題だな。」
為す術も無く、アカンベェに捕まったみゆきに、ウルフルンが語り掛けます。
「これ位の事で、泣かないもん…!ハッピーが逃げちゃう!…スマイル、スマイル!」
涙を堪えて、必死に笑顔を作ろうとするみゆき。その姿が、小さな奇跡を起こします。
「スマイル…。星空さん…?」
みゆきの言葉を耳にしたあかねは、正気を取り戻しました。
そして、『でっかいバレーボール』に捕まっているみゆきに声を掛けます。
あかねに正体がバレかけて、「それは秘密なの!」と返答してしまう、みゆき。
パニックに陥りそうになるあかねに、逃げる様に勧めます。
あかねを逃がすまいと、一瞬であかねの許に移動するウルフルン。そして、「友情なんて下らない。」と断じます。
ウルフルンの言葉に、必死に反論するみゆき。その真剣な姿は、あかねの心に炎を灯します。
「ウチの友達に、何してくれてんねん!」
たとえ戦う力は無くとも、友達の為にアカンベェに立ち向かうあかね。
そんな彼女に対し、「そんな弱っちいの助けて、何になる?」と嘲笑うウルフルン。
「弱っちいやと?ウチの大切なモン馬鹿にするんは…絶対許さへんでぇー!!」
「人間如きが、アカンベェに勝てると思ったか?」「関係…あるか~い!!」
あかねの熱い魂に導かれ、2つ目のスマイルパクトが今、あかねの許に。
そして遂に、2人目のプリキュアが誕生する!
「太陽サンサン!熱血パワー!キュアサニー!!」
変身した瞬間は、「太陽サンサンなんて、めっちゃ恥ずかしい!」と言っていたあかねですが、「情熱たっぷりの日野さんにピッタリ!」と褒められた瞬間…。
「せやな。確かに、太陽が似合うんは、このキュアサニーかスーパーヒーロー位なもんや!」
――途端に調子に乗ってしまう、あかね。とっても解り易い性格です。
新たな敵の登場に、『悪いオオカミさん』・ウルフルンは、アカンベェを差し向けます。
みゆき達を襲う、巨大バレーボール。押し潰されそうになった2人は、目が飛び出すと言う、ヒロインらしからぬ表情でビックリ!そのまま2人は圧死したかと思いきや…。
「何や良う解らんけど、受け止めてしもた!」
アカンベェを受け止めたあかね。どうやら、彼女のプリキュアとしてのスタイルは、パワーファイターの様です。
そして、アカンベェを持ち上げたまま、砲丸投げの要領で投げ飛ばすあかね。
あかねの怪力に驚くウルフルン。そして、あかね自身も、自分の力に感心しています。
すかさずキャンディは、「サニーファイヤーで浄化するクル~!」と、あかねに必殺技の使い方を教授。
「いよっしゃあ~!…あれ?力、吸い取られてんで?」
「サニー!続けて!」「何や知らんけど、解った!」
あかねがスマイルパクトに気合を込めると、上空に大きな火の玉が。
困惑するあかねに、みゆきが秘密の特訓の成果を見せる様に助言。
「プリキュア!サニーファイヤー!!」
火の玉をバレーボールに見立て、アカンベェに向かってスパイクを放つあかね。
そして、アカンベェは、あかねの炎に焼かれて浄化されました。
必殺技を放ち、体力を使い果たしたあかねは、その場に崩れ落ちます。
すかさず、あかねの活躍に興奮したみゆきが、ダイブ!
「日野さんがプリキュアになれて、本当に良かった!」
「ハハッ!まだ全然解らんけど…?――うん?」
あかねの手には、バラのキュアデコルが。
「プリキュアめ、次々と現れやがって…。次こそ倒す!」
悔しさを滲ませ、その場を去るウルフルン。
アカンベェが浄化され、皆が希望を取り戻した様子を見て、喜ぶあかね。
そして、キャンディの要請を「迷える子羊は、放っとかれへんからな!」と、笑顔で受諾。
キャンディは「羊じゃないクル!」とオカンムリですが、動物と間違われない為には、何らかの方策が必要です。
例えば、『スウィーツ王国・第105王子』タルトさんの様に、「可愛い可愛い妖精さん」と自称すると言うのはどうでしょうか?
「日野さんと一緒にプリキュアやれるなんて、ウルトラハッピーだよ!」と、笑顔で語るみゆきに、「あかねで良えって!」と笑顔で応えるあかね。
「これから宜しくな。みゆき。」
「うん!宜しくね!あかねちゃん!」
友達の証としてみゆきを名前で呼び、手を差し伸べるあかね。
あかねの手を取り、笑顔で応えるみゆき。
『もしかしてプリキュアって…友達を大切にする子がなれるのかも知れないクル!』
みゆきの腕に抱かれながら、プリキュアの資質について思いを馳せるキャンディ。
新たな仲間・キュアサニーが加入し、みゆきとキャンディのキュアデコル探しが、また一歩前進した――。
※『絶対に許さない!』が2回出た時は、自分の予想通りになって、本当に笑いました。
こう言うベタなお約束は、結構好きです。
また、それだけ『スイートプリキュア♪』が好きなんだと再認識しました。
『スマイルプリキュア!』も、そんな愛すべき作品になる事を期待しています。
今回の『サニーファイヤー』を観て、3月の映画で、キュアサニーとキュアルージュのコンビプレイが観られる事を、密かに期待しています。
ブログで使った覚えは余りないのですが、このPCが勝手に、持ち主の事を学習してしまったのか…?
それはさて置き。もう5話が放送されたのに、まだ2話の感想です。
もうすぐ映画が公開されるし、大阪でのコンサート開催も近付いているので、少し急いで書こうと思います。
※『初めから親友同士』と言うのも良いですが、『徐々に仲良くなる』と言う展開も、楽しく感じました。ウルフルンの魔の手から取り敢えず町を救ったみゆきは、キャンディからプリキュアが全部で5人居る事を知らされる。
みゆきが2人目のプリキュアとして目を付けたのは、クラスのムードメーカー・日野あかね。
しかし、バレー部の次期エースアタッカーを目指してるあかねには、プリキュアになる暇は無かった。
あかねに立ちはだかる高い壁。それを乗り越える為にみゆきは、あかねの特訓を手助けする。
特訓を通じて深まる、2人の友情。
翌日。あかねが一つの壁を乗り越えた瞬間に、ウルフルンが襲来し、人々を絶望の淵に陥れる。
ウルフルンの姦計により、絶望の淵に追い遣られたあかね。彼女を救う為に、みゆきが立ち上がる。
そして、みゆきの笑顔を忘れない心が、暗く陰ったあかねの心に炎を灯す。
人々の笑顔を守る為、今…2人目の戦士が誕生する――。
また、今後、みゆきとあかねの友情の深さが、5人のプリキュアが危機に陥った際の支えになる様な気がしました。
「プリキュアめっ!」
プリキュア初心者のみゆきに敗北したウルフルンは、その悔しさを岩にぶつけ、「次に会った時は、必ず仕留めてやる!」と意欲を燃やします。
岩肌をも砕くウルフルンの鉄拳。アンパンマンには劣りますが、大した破壊力です。
その拳で、さっさとプリキュアを仕留めておけば、こんなに悔しい思いをしなかったのに…と言うのは、言わない約束です。
「ウルッフッフフー。ワオーン!」
遠吠えをするウルフルンが、動物病院やペット美容室で、飼い主が恋しくて鳴いている犬っぽくて、そこかはとかく可愛い感じがします。
一刻も早くプリキュアの仲間になって、「〇〇だウル」とか「XXだワン」とか言って欲しいです。
「さあ!ウチの出番やでっ!!」
体育のバレーの試合で大活躍する、あかね。その動きは、運動神経の良いなお・れいかでも追い切れず、アタックの威力は、2枚ブロックでも歯が立ちません。
『バレー部のエースアタッカー候補』と目されるだけあり、スゴイ運動能力です。
試合後。『顔面レシーブ』で気絶していたみゆきは、共に戦ったあかねの運動神経と、やよいの優しさを見込み、2人をプリキュアにスカウトします。
みゆきに突然抱き付かれ、早口で捲くし立てられ、戸惑うあかね。
その時、様子を窺っていたキャンディは、みゆきにタックルをかまし、物陰まで移動させます。
そして、キャンディはみゆきの迂闊さを叱り、「誰でもプリキュアになれる訳ではない」と、釘を刺します。
3月の映画のキャッチフレーズ・『女の子は誰でも、プリキュアになれる!!』を真っ向から否定するキャンディ。
もう撮影は終わっているでしょうが、急遽、映画で出番が減らないか心配です。
プリキュアの資質について、みゆきとキャンディが漫才をしていると、いつの間にか2人の背後にはあかねとやよいが。
そして、あかねは、みゆきをくすぐり「今、羊の縫いぐるみ、隠したやろ?」と、質問。
「羊じゃないクルっ!」とキャンディは反論しますが、みゆきが咄嗟にキャンディの口を塞ぎ、誤魔化します。
エースアタッカーを目指しているあかねは、みゆきの勧誘を正式に断ります。
そんなあかねの言葉に落ち込むかと思いきや、あかねの目標に興味を示したみゆきは、あかねの案内でバレー部に。
しかし、みゆきが目にしたのは、壁にぶつかり落ち込むあかねの姿でした。
下校中に、練習で落ち込んでいたあかねの表情を思い出すみゆきは、河川敷でバレーの練習をするあかねを発見。
そして、息を切らしたあかねの額から流れ落ちた雫を見て、あかねを励ます事を決意します。
――あかねの居た場所まで100m以上あると思いますが、あれが見えるなんて、大した視力です。
あかねに気付いて貰おうと、その場を飛び跳ねながら呼び掛けるみゆきでしたが、勢い余って滑り落ちてしまいます。
そして、彼女が滑った場所には溝が…。どうやらみゆきは、『育ちざかり』の様です。
「星空さん?ちょ…大丈夫かいな?!」
滑り落ちたみゆきを案じて駆け付けるあかね。その直後、みゆきは立ち上がり、すかさずあかねを励まします。
「泣いてるとハッピーが逃げちゃうよ!スマイルスマイル!」
この直後、あかねが地面に落としたのは汗だと判明しますが、この言葉が後に、あかねの心を救う事になります。
たとえ結果が出なくても、落ち込まずに特訓を続けるあかね。特訓を手伝うみゆき。
プリキュア探しはひとまず措き、あかねとの友情を育みます。
『いつも笑顔を忘れない』みゆきと、『諦めずに努力する』あかね。
何と無くですが、最終的にこの2人が、5人のプリキュアの精神的支柱になる気がします。
その頃、2人の特訓の様子を冷静に観察していたウルフルン。
この時点でみゆきを叩けば労せずして敵(プリキュア)を倒せた筈なのに、彼が見逃したのには、理由がありました。
翌日。特訓の成果が早速出て、エースの道に一歩近付いたあかね。
あかねの活躍を心から喜ぶ、みゆき。
――しかし、この幸福に満ちた瞬間こそ、前日からウルフルンが待ち望んでいた好機でした。
人々が幸せであればある程、それが絶望に変わった時に、より多くの『バッドエナジー』に変換される。
昨日の内にウルフルンがみゆき達を攻撃しなかったのは、効率良くバッドエナジーを回収する為でした。
ウルフルンの力により、その場に居合わせた生徒達は、一瞬にして絶望に打ち拉がれ、その場に蹲ってしまいます。
「もう…夢も希望も無い…。」
さっきまで希望に満ち溢れていたあかねでさえ、絶望してしまいました。
人々の絶望した表情を見て、悦に至るウルフルン。
そして、「努力など無駄なだけなのに、馬鹿な奴等だ。」と、みゆきに語ります。
「無駄なんかじゃない!」絶望しているあかねの前に立ち塞がり、守ろうとするみゆき。
「目標に向かって頑張っている日野さんを、私の友達を馬鹿にするなんて…絶対許さないんだから!!」
(※このシーンを観ながら、「ああ、いつもだったら『絶対に許さない!』って言うのになぁ…。」と思いながら観ていたら本当に言ったので、思わず笑ってしまいました。)
みゆきがキュアハッピーに変身すると同時に、アカンベェを召喚するウルフルン。
ふと思ったのですが、ウルフルンが『正義の味方』が変身するまで怪物を召喚しないのは、彼の出自が悪役故に、『悪役のお約束から逸脱出来ない』と言う制約を背負っているからではないでしょうか?
もしウルフルンが今後、『悪役のロールプレイ』から抜け出して、独自の生き方が出来るようになれば、違う展開が待っている様な気がします。
愛嬌も無くただ怖いアカンベェに怯む、みゆき。
キャンディの励ましに奮起するものの、アカンベェのブレス攻撃に思わず逃げ出してしまいます。
逃げ惑う最中、みゆきは自分の脚力が強化されている事に気付き、反撃開始。
そして、キャンディの指示通りに『ハッピーシャワー』で、アカンベェ浄化を試みます。
――しかし、技は当たらなかった!
「嘘…。外しちゃったぁ…。疲れた…!」
疲れ果て、その場にへたり込むみゆき。しかし、気を取り直して再挑戦!
……ぽんっ!
技は発動したものの、ほんの数センチ移動して、消滅してしまいました…。
どうやら、変身1回に付き、1回しか出せない技の様です。
かつて、こんなに効率の悪い『通常技』があったでしょうか?
こんな事では、武器を用いた必殺技を使用したら、次に使えるのは1か月後…とかになりそうです。
…本当に、大丈夫なのでしょうか?先が思い遣られます。
「所詮この程度か…。泣き出すのも時間の問題だな。」
為す術も無く、アカンベェに捕まったみゆきに、ウルフルンが語り掛けます。
「これ位の事で、泣かないもん…!ハッピーが逃げちゃう!…スマイル、スマイル!」
涙を堪えて、必死に笑顔を作ろうとするみゆき。その姿が、小さな奇跡を起こします。
「スマイル…。星空さん…?」
みゆきの言葉を耳にしたあかねは、正気を取り戻しました。
そして、『でっかいバレーボール』に捕まっているみゆきに声を掛けます。
あかねに正体がバレかけて、「それは秘密なの!」と返答してしまう、みゆき。
パニックに陥りそうになるあかねに、逃げる様に勧めます。
あかねを逃がすまいと、一瞬であかねの許に移動するウルフルン。そして、「友情なんて下らない。」と断じます。
ウルフルンの言葉に、必死に反論するみゆき。その真剣な姿は、あかねの心に炎を灯します。
「ウチの友達に、何してくれてんねん!」
たとえ戦う力は無くとも、友達の為にアカンベェに立ち向かうあかね。
そんな彼女に対し、「そんな弱っちいの助けて、何になる?」と嘲笑うウルフルン。
「弱っちいやと?ウチの大切なモン馬鹿にするんは…絶対許さへんでぇー!!」
「人間如きが、アカンベェに勝てると思ったか?」「関係…あるか~い!!」
あかねの熱い魂に導かれ、2つ目のスマイルパクトが今、あかねの許に。
そして遂に、2人目のプリキュアが誕生する!
「太陽サンサン!熱血パワー!キュアサニー!!」
変身した瞬間は、「太陽サンサンなんて、めっちゃ恥ずかしい!」と言っていたあかねですが、「情熱たっぷりの日野さんにピッタリ!」と褒められた瞬間…。
「せやな。確かに、太陽が似合うんは、このキュアサニーかスーパーヒーロー位なもんや!」
――途端に調子に乗ってしまう、あかね。とっても解り易い性格です。
新たな敵の登場に、『悪いオオカミさん』・ウルフルンは、アカンベェを差し向けます。
みゆき達を襲う、巨大バレーボール。押し潰されそうになった2人は、目が飛び出すと言う、ヒロインらしからぬ表情でビックリ!そのまま2人は圧死したかと思いきや…。
「何や良う解らんけど、受け止めてしもた!」
アカンベェを受け止めたあかね。どうやら、彼女のプリキュアとしてのスタイルは、パワーファイターの様です。
そして、アカンベェを持ち上げたまま、砲丸投げの要領で投げ飛ばすあかね。
あかねの怪力に驚くウルフルン。そして、あかね自身も、自分の力に感心しています。
すかさずキャンディは、「サニーファイヤーで浄化するクル~!」と、あかねに必殺技の使い方を教授。
「いよっしゃあ~!…あれ?力、吸い取られてんで?」
「サニー!続けて!」「何や知らんけど、解った!」
あかねがスマイルパクトに気合を込めると、上空に大きな火の玉が。
困惑するあかねに、みゆきが秘密の特訓の成果を見せる様に助言。
「プリキュア!サニーファイヤー!!」
火の玉をバレーボールに見立て、アカンベェに向かってスパイクを放つあかね。
そして、アカンベェは、あかねの炎に焼かれて浄化されました。
必殺技を放ち、体力を使い果たしたあかねは、その場に崩れ落ちます。
すかさず、あかねの活躍に興奮したみゆきが、ダイブ!
「日野さんがプリキュアになれて、本当に良かった!」
「ハハッ!まだ全然解らんけど…?――うん?」
あかねの手には、バラのキュアデコルが。
「プリキュアめ、次々と現れやがって…。次こそ倒す!」
悔しさを滲ませ、その場を去るウルフルン。
アカンベェが浄化され、皆が希望を取り戻した様子を見て、喜ぶあかね。
そして、キャンディの要請を「迷える子羊は、放っとかれへんからな!」と、笑顔で受諾。
キャンディは「羊じゃないクル!」とオカンムリですが、動物と間違われない為には、何らかの方策が必要です。
例えば、『スウィーツ王国・第105王子』タルトさんの様に、「可愛い可愛い妖精さん」と自称すると言うのはどうでしょうか?
「日野さんと一緒にプリキュアやれるなんて、ウルトラハッピーだよ!」と、笑顔で語るみゆきに、「あかねで良えって!」と笑顔で応えるあかね。
「これから宜しくな。みゆき。」
「うん!宜しくね!あかねちゃん!」
友達の証としてみゆきを名前で呼び、手を差し伸べるあかね。
あかねの手を取り、笑顔で応えるみゆき。
『もしかしてプリキュアって…友達を大切にする子がなれるのかも知れないクル!』
みゆきの腕に抱かれながら、プリキュアの資質について思いを馳せるキャンディ。
新たな仲間・キュアサニーが加入し、みゆきとキャンディのキュアデコル探しが、また一歩前進した――。
※『絶対に許さない!』が2回出た時は、自分の予想通りになって、本当に笑いました。
こう言うベタなお約束は、結構好きです。
また、それだけ『スイートプリキュア♪』が好きなんだと再認識しました。
『スマイルプリキュア!』も、そんな愛すべき作品になる事を期待しています。
今回の『サニーファイヤー』を観て、3月の映画で、キュアサニーとキュアルージュのコンビプレイが観られる事を、密かに期待しています。