ハピネスチャージプリキュア!・第5話『めぐみとひめ!仲良しおたすけ大作戦!!』感想
『友達のお宅訪問』と言う初めての経験に、ひめの胸は躍ります。
道すがら、困っている人を見掛ける度に人助けをするめぐみ。
不思議に思いながらも、ひめもまた、一緒に人助けをしていました。
めぐみの家で夕飯をご馳走になった、ひめ。
仲睦まじい母娘の様子を見て、家族や故郷の人々の事を思い出し、少し切ない気持ちに。
帰り道。お互いの家庭の事情を知っためぐみとひめ。
2人はプリカードを全て手に入れて、お互いの夢を叶える事を誓い合いました。
其処に、プリキュアを倒す為にホッシーワが登場。
人助けをするめぐみの行動を詰り、嘲笑いました。
悪意を向けられ、傷付いためぐみの心を守る為に、奮闘するひめ。
その行為に胸を打たれためぐみもまた、勇気を取り戻しサイアークに立ち向かいました。
果たして2人は、サイアークを浄化し、ホッシーワの悪意を撥ね退ける事が出来るのでしょうか?
「はい。飴いかか?」
めぐみとゆうこと一緒に帰宅中のひめ。
「学校に慣れた?」とゆうこに訊かれても、まだ気恥ずかしくて、めぐみの背中に隠れる始末。
そんなひめの緊張を解す為に、ゆうこはひめに『特製ハニーキャンディ』を手渡しました。
食べると幸せな気持ちになれる、『特製ハニーキャンディ』。
めぐみは製法を訊きますが、ゆうこの答えは『秘密!ミステリアス!』との事。
「ちなみに、隠し味は私の愛です!」
めぐみとひめにキャンディ製作の秘訣を、悪戯っぽい笑顔で明かしたゆうこ。
家の手伝いの為に、一足早く帰宅する事になりました。
ゆうこに手を振って見送った、めぐみとひめ。
めぐみはひめを、自宅に招待しました。
「ひめ。今日、ウチに来ない?お母さんが、パンケーキ焼いてくれるんだ!」
「パンケーキ~!?行く行く!!」
めぐみの自宅にお呼ばれされ、心の歌を歌いながら上機嫌のひめ。
しかし、友達の家に招待される事が初めてだと気付き、一瞬で緊張してしまいます。
「大丈夫だよ!おっ!」と、道端の空き缶を拾うめぐみ。
更に、ひめの足下のごみにも気付きました。
めぐみに倣って、足下のゴミを拾いながら、ゴミ拾いする理由を問うひめ。
「ゴミが落ちてたら、拾うでしょ?」「はぁ。」
ひめが曖昧な返事をした瞬間、小学生っぽい少年が、空になったペットボトルをポイ捨てしました。
「ポイ捨てしちゃ、駄目だよ!」「あん?」
めぐみが注意しても口笛を吹いて無視し、そのまま立ち去る少年。
お仕置きが必要と思われる事案ですが、めぐみは傷付いた表情を浮かべ、何も言えません。
少年の不遜な態度に腹を立てた、ひめ。「ポイ捨て許さん!」とプリチェンミラーで婦警に変身。
犯罪スレスレの手段(※軽犯罪法違反)で、少年を更生させる事に成功しました。
「其処の君、止まりなさい!ポイ捨て現行犯で、逮捕します!!ゴミ箱まで連行するので、覚悟する様に!!」
「え~!?」
「済みませんでした…。」「よ~し!以後、気を付け給え!!」
「皆で、綺麗にしようね。」「うん!」
反省する少年の表情を見て、したり顔を見せるひめ。
めぐみに諭されて、少年は元気良く返事をし、その場を駆け去りました。
「こう言う時こそ、プリカードを使わないと!」「成程ね~!良い事した分、おやつがきっと美味しいよ!」
プリカードの効果的な使用法をひめに教わり、感心するめぐみ。
そんな2人の許に、前足を怪我した子犬が近寄って来ました。
「あっ!怪我してる!」「めぐみ!」
ナースに変身し、怪我をした犬の手当てをするめぐみ。
すると、犬の飼い主の少年が現れ、2人にお礼を言いました。
プリカードを人助けに仕える事を喜ぶめぐみ。
「じゃあ、今度こそパンケーキ食べに~!」と、パンケーキま待ち遠しいひめ。
すると、迷子の少女・みっちゃんの泣き声にめぐみが気付き、2人はまた人助けをしました。
困っている人を見過ごせないめぐみが次に気付いたのは、木の陰で女性を見詰めながら溜息を吐く男性。
事情を訊くと、『恋人にプロポーズをするつもりだけど、勇気が出ない』との事。
めぐみとひめは、男性の恋を応援する事にしました。
「あっ!お花屋さん!」「知ってた?女子って、お花貰うと、嬉しいんだよ!」
「そうか!」と、勇気を振り絞り、黄色いバラの花束を恋人・ゆきこさんにプレゼントして、プロポーズをしました。
「人助けて、メンドクサクない~?」「えっ?メンドクサクないよ。」
「どうして?」
「皆の笑顔が見られるから!皆幸せ!幸せハピネス!最高だね~!」
いつも誰かの手助けをしているめぐみの行動を、不思議に思うひめ。
そんなひめの疑問に、めぐみはそれが自分にとっての幸せである事を伝えました。
「ふぅ~ん?私はお腹が空き過ぎて、不幸な感じ!」「ソイツは不味い!幸せ注入~!」
「…どう?」「う~ん。幸せ34%位、アップしたかも?」
お腹を空かせているひめの肩を掴み、自分の幸せを分け与える仕草をするめぐみ。
めぐみの温かさが肩から伝わり、ひめは何となく幸せな気持ちに包まれました。
「良いねぇ!仲良しだねぇ~!」2人の仲睦まじい様子を見て声を掛けた、お弁当配達中のゆうこ。
ゆうこの運ぶお弁当を見て、ご相伴に与ろうとするひめ。
「これはお客さんのだから、あげられないけど…。あるよ、作り立て。」
オーバーオールの胸ポケットからハニーキャンディを取り出し、ひめに与えるゆうこ。
ゆうこに貰った飴を舐めて、ひめは人心地付きました。
「めぐみちゃんと居ると、大忙しでしょ?」
「そうなのよ~!人助けしまくりでさ!チョー疲れたよ~!」「良いジャン!人助け!」
ゆうこもかつて、めぐみに引っ張り回された経験がある様です。
いつも落ち着いているゆうこですら、『大忙し』と言わしめるめぐみの人助け。
ひめが今回体験した事は、まだ序の口なのかも知れません。
「でも、人に喜んで貰うと、嬉しいよね?」
「そうだけど…。やっぱり、疲れた!」
『そうだけど…。』と口籠りながらも、人助けをする喜びを実感しつつあるひめ。
既に、めぐみに影響されつつある様です。
「じゃあ、走っ帰ろっ!パンケーキが~!待ってるぞ~!」
「ちょっと、引っ張らないで!!」
腹ペコのひめにご馳走する為に、ひめの手を引き、張り切るめぐみ。
「ふふっ。仲良き事は美しき哉。」
仲良く走る2人の姿を見送り、微笑むゆうこ。
「ただいま~!お母さん、友達連れて来たよ!」「あら?いらっしゃい!」「は、初めまして!白雪ひめです!」
「あなたが、噂のひめちゃん?目、大っきい!睫毛長~い!髪の毛クルックル!ホントのお姫様みた~い!」
緊張するひめを目の当たりにして、興奮気味に話す、かおりさん。
初めてひめを目にした時のめぐみと、ほぼ同じ台詞です。
めぐみの性格が、かおりさんに影響されている事が窺えます。
「召し上がれ~!」「おお~!いっただき…!」「待って!何か忘れてな~い?」
かおりさんが手にしているのは、お手製のイチゴジャム。
パンケーキにもの凄く合うらしいジャムをパンケーキに塗って、いざ、ひめの実食!
「美味し~い!」
「やっぱり、お母さんのジャムは最高だね!」
「その笑顔が見たくって、頑張っちゃうのよね~!」
ジャムの美味しさに感動し、目を輝かせるひめ。
それを見て、満足そうに語り合うめぐみとかおりさん。
仲睦まじい親子の光景を見て、ひめは密かに、寂しそうな笑顔を見せました。
「良いなぁ。めぐみ。お母さんと仲良しで。」
「ひめのお母さんとお父さんって…?」
「私のお父さんとお母さんは、鏡の中に閉じ込められてる。国中の人と一緒に…。」
ひめを家に送る道すがら。
寂しそうに呟いたひめに、両親の現状を訊いためぐみ。
ひめの答えを聞き、彼女が寂しそうに呟いた理由を悟りました。
※『鏡の中に捕らわれている』と言う事は、ブルースカイ王国の人々は全て、ジコチューにされたトランプ王国の人々の様に、サイアークに変えられているのでしょうか?
ブルースカイ王国の人口は不明ですが、ひめの故郷を取り戻す戦いは、かなりの困難を伴う事になりそうです。
「あ~あ!私も食べたくなっちゃったな~!お母さんの手料理!」
ひめの事情を深刻に受け止め、何かを伝えようとするめぐみ。
めぐみに気を遣わせまいと、ひめは努めて、優しい笑顔を見せました。
「絶対!絶対助けに行こう!でもって、全部のカードを集めて、ひめの願いを叶えよう!!」「うん!」
ひめの手を取り、熱く語るめぐみ。その熱意に感動し、微笑むひめ。
「あっ!めぐみは?カードが全部集まったら、何をお願いするの?」
何となくめぐみの望みを訊いた、ひめ。しかし、その答えは、意外なモノでした。
「あたしは、『お母さんを元気にして!』ってお願いする!」
一見元気そうに見える、かおりさん。
しかし、常に数多くの薬を飲まないといけない程、身体が弱かった事が判明しました。
母を元気にしたいと願うめぐみに、ひめはプリカードを集めて、お互いの願いを叶える事を提案。
2人は手を取り合って、微笑みながら一緒に夢を叶える事を誓い合いました。
※『全てのプリカードを集めた者は、願いを一つ叶えられる』
世界中のプリキュアが戦ってる、大きな理由の一つと思われる、大きな成功報酬。
しかし、プリカードが何枚あるのか、願いを叶えられる人数について等、その詳細は明らかではありません。
もし、叶えられる願いが一つだとすれば、今後、世界中のプリキュア達で争いが起きる可能性があると思います。
その時、めぐみとひめは、どう振る舞うのでしょうか?
少しインチキっぽいですが、プリカードを集めている全てのプリキュアの願いが叶う方法があります。
『世界中の人達が、大切な人達と、元気に笑顔で過ごせます様に!』
この願いなら、ブルースカイ王国は救われ、かおりさんの病気は完治し、大切な何かを取り戻す為に戦ってるキュアフォーチュンや他のプリキュア達の願いが、一斉に叶うと思います。
このプリカードのシステムを作ったのが誰かは不明ですが、仲間同士が争う可能性を敢えて残している事から、一筋縄ではいかない人物だと推測出来ます。
それならば、願いを叶えたいプリキュア達も、システム製作者の思惑を超える事をする必要がある筈です。
めぐみ達ならきっと、その答えを見出す事が出来ると思います。
その頃、幻影帝国では――。
「またあの町より、生暖かい愛を感じるわ。何とかなさいっ!」
めぐみとひめの友情を感じ取り、プリキュア打倒を部下に命じるクイーンミラージュ。
プリキュアが思いの外手強い事を報告する、ナマケルダとホッシーワ。
その時、ディープミラーが、人助けを餌に、プリキュアを誘き寄せて倒す事を進言しました。
「で、あれば。わたくしにお任せを…!」
不敵な笑みを浮かべ、自身の程を窺わせるホッシーワ。
果たして、どの様な作戦を練って来るのでしょうか?
「お母さんが、『皆の笑顔が一番だ』って言うからだよ。あたしも、皆に喜んで貰うと、嬉しいし!」
ひめに人助けをする理由を訊かれ、笑顔で答えるめぐみ。
めぐみの性格は、母・かおりさんの影響を色濃く受け継いでいる事が判明しました。
「笑顔じゃ、お腹一杯にならな~い!」と、ぼやくひめ。「そうだよね!」と、微笑むめぐみ。
その瞬間、2人は近くの土手で、チョイアーク達に襲われている女性の叫びを耳にしました。
「キ~ヤ~!!!!!」
「お~た~す~け~!!!!!」
女性の声の正体は、髪をストレートに下して変装した、ホッシーワ。
普段より若く見えますが、その台詞回しの古臭さから、実年齢を隠し切れません。
(※勝手に『
「あ~!プリキュアを、呼んで下さいまし~!!」
某ふなっしーの様な叫びを上げながら、めぐみ達を誘き寄せようとするホッシーワ。
その見え見えの演技に、何か裏があるのかと疑う、リボンとひめ。
「とにかく、あの人を助けなきゃ!」「う、うん…。」
女性の正体を怪しんでいるものの、めぐみの勢いに釣られ、ひめはめぐみと一緒にプリキュアに変身しました。
「もう、大丈夫ですよ!」と、ホッシーワを庇い、チョイアーク達に立ち向かう2人。
大勢のチョイアークを一掃する為に、リボンはキュアラブリーに、『ロリポップヒップポップ』のプリカードを手渡しました。
「プリキュア・ポップンソニックアタック!!」
巨大な音符を召喚し、敵を一掃するキュアラブリー。その様子を観察する、ホッシーワ。
「助けてくれて、有難う!――じゃなくて!」
「オーッホッホホー!襲われる振りをして、アンタ達を誘き出したのよ!この、見~事な演~技力で!!」
「何か、怪しいと思ってたのよね!」「ですわぁ…。」「騙すなんて酷い!」「「えっ!?」」
「こんな事したら、本当に助けが必要な人が困るでしょ!?」
ホッシーワの演技を怪しんでいたキュアプリンセスとリボン。
しかしキュアラブリーは、まんまと騙されてしまいました。
人を騙したホッシーワを諭す、キュアラブリー。
そんな彼女に対し、ホッシーワは、思わぬ一言を投げ掛けました。
「人助けなんかするから、騙されるのよ!それに、ちょっといい気になってるんじゃな~い!?」
「『人助けをしている自分は、良い子ちゃ~ん!』とか思っているから、こんな見え透いた手に引っ掛かるのよ!」
「良い子…だなんて。」
「――ちょっと!騙す方が、騙される方より悪いに決まっているでしょ!?」
傷付いた表情を見せるキュアラブリーを庇う、キュアプリンセス。
「それにラブリーは、素直だからアッサリと騙されちゃうだけだよ!」
「お人好しで!ちょっと迂闊で!それに~あの~、何だっけ?」「えっ…!?」
キュアラブリーを庇っているのか、段々解らなくなって来た、キュアプリンセスの弁護。
しかし、その真心は、キュアラブリーにしっかりと届いていました。
「有難う!プリンセス!」
「私は何故、人助けをしたいのかは解らない。ただ、困っている人が居たら、手を差し伸べたいだけなの!」
ホッシーワに手を差し伸べ、微笑み掛けるキュアラブリー。
その行為が癇に障るのか、ホッシーワはサイアークを差し向けました。
「お馬鹿ねぇ~!人の事より、自分の心配をした方が良くってよ~!誰だって、自分の事しか考えてないのよ。」
「アンタ達だってそう!『自分が気持ち良い』とか、『人に褒められるから』とか。結局、自分の為じゃない!」
「それで、誰にも感謝されなかったりしたら、丸損よね~!?」
サイアークに捕えられたキュアラブリー達に、持論を展開するホッシーワ。
損得勘定だけで動く彼女の言い分に、腹を立てるキュアプリンセス。
キュアラブリーは、ホッシーワの皮肉に対し、笑顔で答えました。
「そうかも知れない!でも私は、助けて貰ったり笑顔を貰った時の嬉しい気持ちを、皆にあげたい!」
それで、損したり大変な目に遭っても、皆が幸せならそれで良いの!」
「…何それ?何より、自分の方が大切でしょ!」
※キュアラブリーの言葉を受け、奥歯を噛み締めるホッシーワ。
もしかしたら、彼女もかつては、めぐみと同じ考えを持っていたのでしょうか?
そして、人に裏切られ続けて、今の考え方になってしまったとか…??
「サイアーク!綺麗事なんて、潰しておしまい!!」
「うっ!」「ぐっぐうう~!!」
サイアークに握り潰されそうになる、キュアラブリー達。
「無様ねぇ~!自己満足の為に、仲間まで巻き込んで~!アンタこそ、自分勝手な人じゃない!」
ホッシーワに煽られ、仲間を傷付けてしまった自責の念に駆られ、落ち込むキュアラブリー。
もし敵がジコチューなら、プシュケーを闇に染められかねない事態です。
「ラブリーは、自分勝手なんかじゃない!!!!!」
「私も!人助けなんかメンドクサイと思うけど!ラブリーと一緒に居ると、次から次へと大変だけど!」
「…何か、温かい気持ちになるの!だから、だから…!友達の事…悪く言わないでえぇ~!!!」
初めて出来た大切な友達の心を守る為に、底力を発揮したキュアプリンセス。
気合を込めて縛めを破り、そのままの勢いでキュアラブリーを救出しました。
「生意気…!」侮っていた相手に反撃され、不機嫌になるホッシーワ。
「有難う!プリンセス!私も、プリンセスと一緒に居ると、ほわっとした気持ちになるよ!!」
「この気持ちって、アレだよね!」
「友達って感じ!」「そう!それっ!」「行こう!プリンセス!」「ウィ~!」
心が通じ合い、微笑む2人。その勢いのまま、サイアークに立ち向かっていきます。
「行くよ!ラブリービーム!!」
目から怪光線を発し、連続攻撃を与えたキュアラブリー。
キュアラブリーに負けじと、キュアプリンセスも新しい技を生み出しました。
「私も行くよ!プリンセス!爆弾ボンバー!!」
『後で後悔する』みたいな言い回しの技を放ち、敵を翻弄するキュアプリンセス。
その威力は、『弾丸マシンガン』を遥かに超えていました。
「ラブリー今よ!」「プリキュア!ピンキーラブ・シュート!!」
キュアプリンセスの合図で、サイアークを浄化したキュアラブリー。
「やった~!」「スゴイですわ~!」勝利の雄叫びを上げる、キュアプリンセスとリボン。
「友達なんて、下らない!人の笑顔なんて、お腹の足しにならないのよ!!」
「この次こそ、お腹一杯になってやるわ!!」
捨て台詞を吐き退散したホッシーワを、見送るキュアラブリー達。※初登場時から、『お腹を満たす事』に執着している事が窺えるホッシーワ。
やはり彼女には、何らかの事情があるのでしょうか?
『満たされない何か』が彼女の中で満たされた時、もしかすると、彼女の『本当の姿』が明かされるのかも知れません。
そして、夕暮れ――。
「ひめ。有難う!」「えっ?有難う…って?」
「ひめと2人でプリキュア出来て、改めて嬉しいなって思ったの!だから、有難う!」
「何かね!何か嬉しいの!!」
「私も!私も、めぐみと2人でプリキュア出来て、嬉しい!!」
「一緒だね!」「一緒、一緒!」
夕暮れを背に、橋の上で向き合って手を繋ぎ、微笑む2人。
その姿を見てリボンは、新たなプリカードを生み出しました。
「大量ゲットですわ!」「何で何で??」「今日は沢山人助けをしたから、幸せが溜まってたんですわ~!」
「『情けは人の為ならず』だね!」
「情けは、人の為にならないの~?」
「あっ…!違いますわ!『人に情けを掛けるって事は、自分の為にもなる』って意味ですわ~!」「へぇ~。」
感心するひめの表情を見て、微笑むめぐみ。
「情けは人の為ならず…か。めぐみが人を助けるのが好きなの、解ったかも!」
「こんな気持ちって、悪くないね!」「めぐみ!人の笑顔って良いね!!」
「でしょでしょ!」「これからも、モリモリ人助け!プリキュアGO~!!」
笑顔で橋を駆け渡る、めぐみとひめ。
その姿を、河原の土手から苦々しい表情で見詰めるキュアフォーチュン。
彼女の胸に去来しているのは、どんな感情なのでしょうか?
そして次回予告。
リボンが折角、ニシン(?)のパイを作ってくれたのに、他の食べ物が食べたいと我儘を言うひめ。
ひめの我儘さに、流石のリボンも堪忍袋の緒が切れた模様です。
勢い余って、家を飛び出したひめ。
果たしてひめは、食事を作ってくれる人の気持ちを、汲み取る事が出来る様になるのでしょうか?
※『人が笑ってくれると、自分も嬉しい』と語る、めぐみ。
一方、人助けをを全否定し、自分の空腹を満たす事に執着するホッシーワ。
正反対の考えを持つ両者ですが、今後、解り合う事は出来るのでしょうか?
また、人に優しさを振り撒くめぐみの態度に苛立っていたホッシーワの表情が、とても気になります。
もしかしたら、めぐみが『自分が出来なかった事を続けている』からなのでしょうか?
今後の彼女の言動に、少し注目してみようと思います。
今回のホッシーワの言動で、何となくですが、思い付いた事が。
『怠け者』のナマケルダ。そして『欲張り』のホッシーワ。
彼等は、鏡の魔力を使い人々の心を反転させ、サイアークにしているのだと思います。
鏡に映った文字は、反転します。
――もし、彼等も、本来の性格から反転させられた存在だとしたら…?
『寝る間を惜しんで頑張り続ける青年』
『自分の身を犠牲にしても、誰かを助けたいと願う女性(※或いは少女)』
もしかしたら、彼等の正体は、善良な人物なのかも知れません。
テーマ : ハピネスチャージプリキュア!
ジャンル : アニメ・コミック