intention
「intention」とは、意向・意図・目的のことを意味する英語表現である。
「intention」とは・「intention」の意味
intentionは主語の目的・狙い、あるいは意図・意向を表す際に用いられる英単語の名詞である。意図・意向の意味では不可算名詞、意図するもの・目的を表す場合は可算名詞として扱う。既に実施されたアクションについての思惑を示す場合もあれば、主語がこれから実行しようと思っていることや思い描いているイメージなど未来のことを示すケースもある。特にビジネスシーンで使用頻度が高い傾向にあり、企業全体やチーム単位での意向を示す際に用いられることが多い。また、男性が交際中の女性に対して抱く「結婚の意志」を表す用法もある。この場合、intentionは複数形となってintentionsとなる。「intention」の発音・読み方
intentionの発音は「インテンション」であり、アクセント位置は「テ」に置かれる。発音記号は米国式であれば「ɪnténʃən」、英国式の場合は「ɪˈntentʃʌn」となる。「intention」の語源・由来
intentionは印欧語根で「伸ばす」を意味するten-から派生したとされている。ラテン語になるとtendoに変化し、「~の中に」を意味するin-と結び付いて「注意を向ける」を表す動詞のintendoとなった。intendoが名詞化してintentioの形となり、古期フランス語で「~する意図があること」の意であるentencionになる。現代英語のintentionはこのentencionが形を変えたものである。「intention」と「Intension」の違い
intentionが主語の心や頭の中にある意図・目的を表すのに対して、Intensionは精神的な緊張・強さなどを表す英単語である。intentionは精神が向かう方向性を、Intensionは精神の程度や具合を指し示すイメージとなる。Intensionは論理学の分野で「内包」を意味する用語として用いられることも多い。なお、intentionは可算名詞となる用法があるのに対して、Intensionは原則的に不可算名詞として扱う点でも異なる。「intention」の類語
intentionの類語としては「意図・意向」を意味するidea・design・will、「目的」を表すaim・purpose・objectなどが挙げられる。「intention」を含む英熟語・英語表現
「Intention of」とは
Intention of~は「~する意向・~の意図」を意味する英語表現であり、主語の気持ちがof以降の名詞に傾いていることを示す。発展的な用法としてはwith the intention ofの形で「~するつもりで・~の意図を持って」を意味する使い方がある。
「Well-intentioned」とは
Well-intentionedは「善意の」という意味の形容詞的用法であるが、結果としては好ましくない状態に終わっていることが暗示されるので使い方に注意が必要である。なお、ここでは名詞であるintentionに過去分詞のedが付帯して形容詞化している。英語ではこのように名詞と過去分詞を組み合わせて慣用的に形容詞化する用法がいくつかある。例えば「詳細な」の意味となるdetailedや、「熟練の」を意味するskilledなどが挙げられる。
「intention to treat」とは
intention to treatは医療用語で「治療方針・治療意図」を意味する英語表現である。調査対象者が割り付けられた治療を完結したか、もしくははじめからその治療を受けたかどうかに関らず当初割り付けたグループに沿って分析する手法をIntention to treat analysisと言い、日本語では「治療意図による分析」と呼ぶ。
「intention」に関連する用語の解説
「intentionally」とは
intentionallyはintentionが副詞化した形であり、「わざと・故意に」「意図的に」といった意味になる。必ずしもそうではないが、作為者が悪意を持っていたことをイメージする用例が多い。
「intentional」とは
intentionalはintentionが形容詞として派生した英単語であり、「故意の」「意図的な」の意味で用いられる。intentionallyと同様に、作者の悪意を暗示する用例が多く見られる。
「My intention」とは
My intentionは直訳すると「私の意図・意向」となるが、日本語訳では「そんなつもり」「本意」といったニュアンスの意味となる。文脈としては「そんなつもりではなかった」「本意ではない」といったように否定的な意味で用いられることが多い。
「Good intentions」とは
Good intentionsは「善意」を意味する名詞句であり、複数形となっていることから可算名詞として扱う。
「intention」の使い方・例文
・His intention has become clear.(彼の意図が明らかになった)・Team mates blamed him of intentional failure.(チームメイトたちは彼の意図的な失敗を責めた)
・This action is not my intention.(この行いは私の本意ではない)
intention
「intention」とは、意図・意向・目的のことを意味する表現である。
「intention」とは・「intention」の意味
「intention」とは、「意図」や「意向」などを意味する表現である。名詞として用いられる英単語で、可算名詞では「意図するもの」や「目的」といった意味になる。また、「結婚の意志」という意味でも用いることが可能だ。ビジネスシーンでは、「意図本意」という意味で、目標や願いを表す言葉として用いられることも多い。「intention」の発音・読み方
「intention」の発音記号は、米国英語が「ɪnténʃən」、英国英語が「ɪˈntentʃʌn」となっている。「i」は「イ」、「n」は「ン」、「té」は「テェ」、「ʃə」は「シャ」と発音する。「n」は単語の最後に置かれている場合「ン(ヌ)」のような発音となる。カタカナでネイティブの発音を表現すると、「インテェンシャン(ヌ)」のようになる。カタカナ英語で用いる場合は、「インテンション」と表記される。「intention」の語源・由来
「intention」の語源は、古期フランス語の「entencion(~する意図があること)」である。それがラテン語の「intentio(目的)」など様々な形に変化し、現代英語の「intention」という単語が作られた。「intention」と「Intension」の違い
「intention」は、「意図」や「意向」などを意味する英単語で、「こうしようと考えていること」を表現する時に用いられる英単語だ。一方「intension」は、「強化」や「強度」、「(精神的な)緊張」といった意味を持っている。「i」と「s」が違うだけで、非常に綴りが似ている英単語であるが、「intention」と「Intension」ではまったく意味が異なる。「intention」の類語
「intention」の類語は、「purpose」や「design」、「aim」、「idea」、「object」などがある。「intention」を含む英熟語・英語表現
「Intention of」とは
「Intention of」とは、「~の意向」、「~の意図」という意味の日本語を英語にした表現である。「the intention of consenting(同意の意思)」、「Fictitious manifestation of intention(架空請求)」のような形で用いられる。
「Well-intentioned」とは
「Well-intentioned」とは、「善意の」を意味する表現だ。例文を挙げると、「He told a well‐intentioned lie.(彼は善意から出た嘘をついた。)」のようになる。
「intention to treat」とは
「intention to treat」とは、「治療方針」や「治療目的」を意味する表現である。ITT解析と言われる、「intention to treat analysis(治療企図解析)」という言葉もある。
「intention」に関連する用語の解説
「intentionally」とは
「intentionally」とは、「わざと」、「故意に」、「意図的に」という意味を持つ英単語だ。「He hit me with the ball on intentionally.(彼はわざと私にボールを当ててきた。)」、「He intentionally leaked my personal information to the outside world.(彼は意図的に私の個人情報を外部に流出させた。)」のように用いることができる。
「intentional」とは
「intentional」とは、「意図された」、「故意の」といった意味を持つ英単語で、形容詞として用いられる。例文にすると、「This player was ejected for a intentional foul.(この選手は故意の反則で退場させられた。)」のようになる。
「My intention」とは
「My intention」とは、「そんなつもり」という意味を持つ表現だ。「That was not my intention.(そんなつもりはなかった。)」のように用いることができる。
「Good intentions」とは
「Good intentions」とは、「善意」、「よい意図」などの意味で用いられる表現である。例文を挙げると、「I did it with good intentions.(善意でやったことだ。)」、「The good intentions were taken for bad intentions.(せっかくの善意が悪意に取られてしまった。)」のようになる。
「intention」の使い方・例文
「intention」は、「狙い」や「目的」などの意味で用いられることが多い。その場合の例文としては、「I didn't know what kind of intention he had in mind.(私には彼の狙いが分からなかった。)」、「She helped me fulfill my intention.(彼女は私の目的を果たす手助けをしてくれた。)」のようになる。他にも「intention」を用いた表現は以下のようなものがある。・I have no intention of giving up my family home where I have lived for many years.(私は長年住み慣れた実家を手放すつもりはない。)
・He has absolutely no intention of retiring.(彼に引退する意思はまったくない。)
・To improve sales performance, it is important to set high intention.(営業成績を上げるには、高い目標を持つことが大切だ。)
インテンション
(intention から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/27 10:23 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動インテンション(英語: intention)
- INTENTION (鈴村健一の曲) - 鈴村健一のシングル曲。
- インテンション (企業) - 日本の芸能事務所。上記に由来。
- intention (原由実の曲) - 原由実のシングル曲。
- インテンション―実践知の考察 - イギリスの哲学者・エリザベス・アンスコムが1957年に発表した研究論文。
意図
ウィキペディアには「意図」という見出しの百科事典記事はありません(タイトルに「意図」を含むページの一覧/「意図」で始まるページの一覧)。 代わりにウィクショナリーのページ「意図」が役に立つかもしれません。 |
- intentionのページへのリンク