SANYOブランド(2010年度まで)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 17:18 UTC 版)
「auの主な携帯電話端末納入メーカー」の記事における「SANYOブランド(2010年度まで)」の解説
略称・製造番号の記号「SA」(旧・箱色:水色) DDIセルラーには1995年から端末を供給していた。この時期、型番のルールが変更され末尾にメーカーごとのアルファベットが付くようになったため、製造メーカーごとに振られていた最初の数字は割り当てられていない。また1995年の後半に参入し、他社は既にHP-20/HD-20シリーズの端末を供給していたこともあり、「HD-10SA」などといった端末は存在しない。また、アナログの電話機は供給しなかった。 かつては低価格帯・普及型の音声用端末の製作が多かったが、2004年頃からは鳥取三洋電機との住み分けが進み、A5505SAやau初の2軸ヒンジ端末のW21SA、W33SA/SA II 、W54SA等のハイエンド機種を製作することも多かった。2006年まではCDMA 1X WINは大阪、CDMA 1Xは鳥取という棲み分けをしていたこともある。 スライド式端末やFMトランスミッター付端末を開発が得意である一方で上記のKYOCERAブランド同様、EZ FeliCaやワイド液晶(WQVGA/WVGA)など、他メーカーが先んじた機能やスペックへの追随が遅れる傾向も時折見られた。また、FMラジオへのこだわりがかなり強く、現在同機能に対応する機種が激減している中、大部分の機種に引き続きEZ-FMを搭載していた。 かつては国際ローミングサービス「グローバルパスポート」対応機を唯一製作するメーカーだった。同社の対応機はA5505SAで途絶え、以降(A5514SA)は鳥取三洋電機に引き継がれる形となった。なお、A5527SAは基本的に大阪の三洋電機製ではあるが、ソフトウェアは鳥取三洋電機ベースである。 2007年度のJ.D.パワー アジア・パシフィックの携帯電話端末製造メーカー別顧客満足度で初の首位を獲得した。 W33SA II以降の端末では、日本語入力システムに、W41SA以前のAdvanced Wnn V2と比べ変換辞書が約8倍に拡張されたAdvanced Wnn(うんぬ)αを採用していた。W54SAより、ATOK for au+APOTを搭載。 京セラ吸収後のSA機は、海外向けを除きKCP+に対応した高機能型音声用端末の制作が中心となっている。W32SA - 国内初のFMトランスミッター搭載端末。 W33SA/SA II - 世界初のワンセグ放送(EZテレビ)対応端末。 A5522SA - 鳥取三洋電機ベースのソフトウェアを使用し、ATOKを採用している。 W54SA - 同社初の「KCP+」およびEV-DO Rev.A、Bluetooth、3.2メガAFカメラ、3.0インチワイドVGA液晶対応のハイエンド端末でワンセグやテレビ電話などの各サービスに対応する。ちなみにこの端末は三洋電機時代としては最後に自社開発および自社製造を手がけた端末でもある。 W61SA - 鑑定的にW54SAの後継機にあたる端末。「KCP+」やEV-DO Rev.A、Bluetooth以外に世界初の3.0インチワイド有機ELとau初のフルフロント(フルスライド)型を採用するがW54SAと異なりテレビ電話機能や大容量フォルダ機能、EZ FeliCaには非対応。W54SAのステレオスピーカーに対しこちらはモノラルスピーカーを搭載し、W54SAにない機能としてFMトランスミッターの搭載が挙げられる。また、この端末より製造元は京セラとなる。 W63SA - W52SAの後継でWIN機種初の国際ローミング(グローバルパスポートCDMA)に対応。 SA001 - W64SA以来、約1年4か月ぶりとなる同ブランドの音声用端末。ワンセグやEZ「着うたフルプラス」などのサービスに対応し、更にはmicroSDHCカードにも対応。 SA002 - SA001の後継機種。防水機能に対応し7色のカラーバリエーションを展開。SANYOブランド最終機種。
※この「SANYOブランド(2010年度まで)」の解説は、「auの主な携帯電話端末納入メーカー」の解説の一部です。
「SANYOブランド(2010年度まで)」を含む「auの主な携帯電話端末納入メーカー」の記事については、「auの主な携帯電話端末納入メーカー」の概要を参照ください。
- SANYOブランドのページへのリンク