耳介とは? わかりやすく解説

じ‐かい【耳介】

読み方:じかい

頭部両側にあって外耳孔囲んでいる貝殻状突起哺乳類にあり、音を集め働きがある。耳。耳殻(じかく)。

「耳介」に似た言葉

耳介

同義/類義語:耳殻
英訳・(英)同義/類義語:pinna

動物聴覚器官一部で、外部に袋状に突出し集音機能を持つ部分いわゆる耳。
「生物学用語辞典」の他の用語
個体の器官や組織など:  繊維性結合組織    耳下腺  耳介  耳小骨  耳胞  聴砂

耳介

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/30 06:06 UTC 版)

耳介(じかい、pinna)または耳殻(じかく)とは、動物のうち、外に張り出て飛び出している部分のこと。外耳の一部。を集める機能の他、動物によっては体温調節の機能などを担っている場合もある。なお、厳密な定義では耳には耳介以外の部分も含まれているのだが、一般生活においては耳介の部分を指して「耳」と呼ぶことが多い。




「耳介」の続きの解説一覧

耳介

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 03:06 UTC 版)

「耳」の記事における「耳介」の解説

外観として目立つヒトの耳介は、体外の音波集め集音器機能持ち、3,000Hzを中心に約10-15dBの音響利得があるとされる。耳介軟骨弾性軟骨)に耳介筋呼ばれる横紋筋取り付き、その全体皮膚が覆う構造をしている。ヒトの場合、この耳介筋退化しているため、動かす事は難しい。耳介の下端には耳朶耳垂)という柔らかい部分がある。一般的な形状として、前は1個の黄色繊維軟骨もたらす複雑な浮き上がり中にくぼみがあり、後ろ滑らかな凸状になっている。人によって見られるダーウィン結節英語版)は、耳輪下向きになった部分にある突起で、長い耳を持つ哺乳動物の耳の穂先対応するヒトの耳介身体の中でも特徴的な形状をしており、成人後基本的に変化しないので、まれに個体識別材料となることもある。また、よく遺伝するので、DNA血液型による親子鑑定一般的となる前は、親子鑑定材料として用いられていた。ただし、柔道レスリング相撲などの組技格闘技をすると、耳介がこすれて内出血起こしやすく、これを繰り返すうちに耳全体腫れ上がって形状変わってしまう場合がある(耳介血腫)。 耳介の血流変化見て取りやすく、興奮時などには耳介が赤くなる場合がある。そのため、俗に興奮した際や強い羞恥感じた際の比喩表現として「耳まで赤くなると言うことがあるが、冷気曝され場合などにおいて、精神的な活動とは無関係に赤くなることもある。また、ヒト身体の中では比較凍傷になりやすい部分であり、寒冷地では耳介を保護する防寒具用いられることがあるヒトだけでなくオランウータンチンパンジーなど霊長類は、耳にあまり発達しておらず機能持たない識別充分な大きさがある筋肉を持つ事が知られている。この未発達筋肉遺残構造英語版)に当たり、理由どうあれ耳介を動かせないこの筋肉は、生物学的機能失ってしまったと言うことができ、近縁種間にある相同証拠もみなされる。なお、ヒト中でも変異性があり、この筋肉使って耳介を動かせる者もいる。この筋肉目的一般的なサル持たない首を水平に回す能力代替されており、これはある器官備えた機能がのちに別の器官機能移ってしまう例に当たる。 美容整形手術によって耳を小さくしたり形を整えたりすることは耳介形成術(英語版と言う。まれにある耳介が形成されない先天性閉鎖症や発達小さ小耳症などへの対応として、耳介の再建行われている。通常肋骨部など身体の別の部位から軟骨採取して耳の形に成形し移植皮膚回転皮弁で覆う。近年ではラット背中で耳介を発達させ、然るべき後に移植する方法もある。しかし、閉鎖症や未発達状態の耳介を持って生まれた新生児抱える問題外耳とどまらず三半規管未発達欠落、または奇形を伴うことがある医学的な初期対処は、赤ちゃん聴力外耳道とともに三半規管の状態を調べる必要があり、その結果から耳介を含む耳全体修復治療計画立てられる20世紀後半までは、「サザエさん」や「ドラえもん」といった子供向け番組で、家族年長者が耳介を引っ張るという児童虐待がしばしば見られたが、近年では自主規制によりあまり見られなくなっている。

※この「耳介」の解説は、「耳」の解説の一部です。
「耳介」を含む「耳」の記事については、「耳」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「耳介」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

耳介

出典:『Wiktionary』 (2021/08/16 02:09 UTC 版)

名詞

 じかい

  1. 外耳一部で、外耳孔囲んでいる外に突き出器官耳殻

発音(?)

じ↗かい

「耳介」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

','','','','','','','','','','','','','','','','','',''];function getDictCodeItems(a){return dictCodeList[a]};

すべての辞書の索引

「耳介」の関連用語





5
耳殻 デジタル大辞泉
100% |||||




9
立耳 デジタル大辞泉
94% |||||


耳介のお隣キーワード
検索ランキング
';function getSideRankTable(){return sideRankTable};

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



耳介のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
JabionJabion
Copyright (C) 2025 NII,NIG,TUS. All Rights Reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの耳介 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの耳 (改訂履歴)、アシカ科 (改訂履歴)、外耳 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryの耳介 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS