ち‐ほう〔‐ハウ〕【痴×呆】
痴呆
【概要】 慢性的な知的能力の障害。脳が破壊されている場合と、毒性物質による一時的な機能障害があるが、普通は前者が多い。痴呆になると個人の社会的な機能が損なわれる。エイズではHIV脳症、トキソプラズマ脳症、進行性多巣性白質脳症(PML)の結果、痴呆になることがある。
【詳しく】 厚労省が主導して分裂病を統合失調症、痴呆を認知症という病名に変更したことに、特に異論も賛成論もはさまない。「愚かさ」という社会的に付与された意味に別れを告げ、仕切り直しの意味があったかもしれない。しかし用語の変更であって病気自体の内容に変わりはない。まだ多くの医学教科書、辞書では書き換えが行われていないが、大切なことは"痴呆"に向き合うことなのだろう。
《参照》 エイズ痴呆、 トキソプラズマ脳症、 進行性多巣性白質脳症
仮性認知症(痴呆)
高齢者の精神状態が不安定であったり言動がまとまらなかったりするが、記憶障害やもの忘れがなく、ごく軽度にとどまっている状態のことをいいます。原因の多くは強い精神的なショックや長期にわたるストレス、老年期のうつ病やせん妄などですが、薬の副作用や脱水症状、栄養不足などからも起こることがあります。
脳血管性認知症(痴呆)
認知症(痴呆)
初老期の認知症(痴呆)
「痴呆」の例文・使い方・用例・文例
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