男木島灯台
- 所在地:
- 香川県高松市
- 点灯年月日:
- 明治28年12月10日
- 塗色:
- なし
- 構造:
- 円形・石造
- 光り方:
- 単閃白光
毎10秒に1閃光 - 光りの強さ:
- 100,000cd
- 光りが届く距離:
- 12.5海里
- 構造物の高さ:
- 14.17m
- 海面から光りまでの高さ:
- 15.7m
- レンズ:
- LB−30型
- 電源:
- 商用電源
地元産の庵治石(花崗岩)を露出した珍しい造りであり,灯塔内部は外壁と同様に同じ庵治石の階段が塔頂まで続いている。
階段の上り方向は,時計と反対の左回りに上るようになっている。
「おいら岬の灯台守は……」の歌詞で有名な,灯台守の映画「喜びも悲しみも幾年月」(1957年,木下恵介監督)のロケ地となった。
男木島灯台
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/21 07:58 UTC 版)
男木島灯台 | |
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航路標識番号 [国際標識番号] | 4067 [M5538] |
位置 | 北緯34度26分01.5秒 東経134度03分38.5秒 / 北緯34.433750度 東経134.060694度座標: 北緯34度26分01.5秒 東経134度03分38.5秒 / 北緯34.433750度 東経134.060694度 |
所在地 | 香川県高松市男木町字洲鼻1064番地 |
塗色・構造 | 無塗装、塔形、石造(総御影石):庵治石 |
レンズ | LB-30 |
灯質 | 単閃白光 毎10秒に1閃光 Fl10s |
実効光度 | 白光100,000 cd |
光達距離 | 12.5海里(約23km) |
明弧 | 52度から280度まで 分弧- 52度から73度まで緑色で アツサ岩及び中瀬、 81度から92度まで赤色で オーソノ瀬を示す |
塔高 | 12.4 m (地上 - 塔頂) |
灯火標高 | 16 m (平均海面 - 灯火) |
初点灯 | 1895年12月10日 |
管轄 | 海上保安庁第六管区海上保安本部 (高松海上保安部) |
男木島灯台(おぎしまとうだい)は香川県高松市の男木島北端トウガ鼻に立つ石造の灯台。日清戦争後に瀬戸内海海上交通が増加したことに対応し、「灯台の父」と呼ばれるブラントン離日後の1895年、日本人独力で備讃瀬戸東航路の東端にあたる位置に建設された。灯塔は総御影石(庵治石)造りで、日本に2基しかない無塗装の灯台の一つ(もう一つは角島灯台)。
この灯台は、歴史的文化財的価値が高いAランクの保存灯台で日本の灯台50選にも選ばれている。周辺は瀬戸内海国立公園に指定され、灯台からは明石海峡に次いで全国第2位の交通量の船舶を望むことができる。
歴史
- 1895年(明治28年)12月10日に石油灯で初点灯した。
- 1933年(昭和8年)ガス灯化される。
- 1961年(昭和36年)電化される。
- 1987年(昭和62年)4月、無人化。
- 1999年(平成11年)メタルハライドランプに変更される。
灯台資料館
隣接して灯台の仕組みなどを紹介する高松市観光交流課が所管する灯台資料館がある(住所は高松市男木町1062-3)[1]。
写真ギャラリー
- 海上より望む男木島灯台(2018.04.21)
- 海上より望む男木島灯台(2018.04.21)
- 男木島庵治石の灯台(2015.03.08)
- 男木島灯台と水仙(2015.03.08)
- 映画の舞台になった男木島の灯台(2015.03.08)
- 120年の潮風にさらされても美観を保つ灯台(2015.03.08)
- 男木島庵治石で作られた灯台(2015.03.08)
ロケに使われた作品
- 映画「喜びも悲しみも幾歳月」:舞台地の一つ。灯台守とその家族を描いた作品。無人化後の灯台職員宿舎は資料館として公開されている。
- TBS系愛の劇場40周年記念番組『ラブレター』:灯台周辺の海岸を小豆島に見立ててロケが行われた。
- 株式会社ビジュアルアーツ (VisualArt's) PCゲーム『Summer Pockets』:灯台が舞台として使われた。
関連項目
参考文献
- “土木学会 選奨土木遺産・男木島灯台の解説シート”. 土木学会. 2015年3月10日閲覧。
- 上野淳人. “総御影石造りの灯台・男木島灯台” (PDF). 2015年3月10日閲覧。
外部リンク
- 高松海上保安部/男木島灯台
- 四国地方の土木遺産 - 国土交通省四国地方整備局
男木島灯台
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/06 08:11 UTC 版)
男木島灯台(おぎじまとうだい、おぎしまとうだい)は男木島北端部に位置する、高さ14.17メートル、御影石積みの灯台である。日清戦争直後の海運助成策の推進により、瀬戸内海の海上交通量が増加したことから1895年(明治28年)、日本政府によって建設された。総工費は当時の金額で1万820円25銭2厘を要したといわれている。男木島灯台には内部の螺旋階段も含め、香川県特産の御影石材である庵治石が用いられている。通常、日本の灯台の外壁には赤色や白色などの塗装がほどこされていることが多いが、男木島灯台は庵治石の素材を生かすため外壁塗装を施していない。このような灯台は、全国でも男木島灯台と山口県の角島灯台の2基しかない。 海上保安庁は1985年(昭和60年)から1987年(昭和62年)にかけて、構造補強などの整備に資することを目的に「灯台施設調査委員会」を発足させ、明治期に築造された灯台施設の歴史的背景などを明らかにして価値の評価を行った。男木島灯台はその中でも特に貴重な灯台として、その保存方法を特別委員会で検討する必要のあるとされる、Aランクの保存灯台23基のひとつに指定された。また、同灯台は2003年(平成15年)に土木学会選奨土木遺産のひとつに認定された。
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固有名詞の分類
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