混和材
混和材
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/01/27 02:58 UTC 版)
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- 土器や陶磁器を作る際に、胎土の粘性を調整することにより可塑性(つくりやすさ)を向上させたり、耐火性や焼成後の仕上がり、丈夫さを向上させたりするために行う混ぜ物。長石粒、滑石、砂粒、骨粉、植物繊維などが挙げられる。
- コンクリートを建材として用いる場合に、打設作業のしやすさ、耐久性や強度を向上させたり、凝固する速度を調整したりするために混ぜる薬剤などのうち、添加量が多く、コンクリートの容積を増加させる材料。スラグなどが挙げられる。→混和材料を参照。
混和材
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/15 06:48 UTC 版)
超微粉末 酸化ケイ素・酸化アルミニウム・酸化カルシウムなどを含み、セメントのアルカリ性下で水和反応をする粉末。は主にシリカの粉末や高炉スラグ、フライアッシュ(石炭灰)、石灰石、籾殻灰などが添加され、コンクリートの強度促進とともに製鉄所や石炭火力発電所の産業廃棄物のリサイクルの役割を果たしている。日本では1910年頃から高炉スラグを使用した高炉セメントの製造が行われ、近年では混和材としての利用も進み、1995年にJIS規格による品質基準が制定された。フライアッシュの利用は高炉スラグより遅く、1953年に須田貝ダムの建設で日本で初めて使われたとされている。 セメント混和用ポリマー ワーカビリティや保水性の向上のために混和される、合成樹脂やゴム類。AE剤などの混和剤に比べてセメントに対する使用量は多いが、薬剤としての印象が強いことからポリマー混和剤とも呼ばれる。大別すると水性ポリマーディスパージョン、再乳化形粉末樹脂、水溶性ポリマー、液状ポリマーの4種類に分類できる。水性ポリマーディスパージョンではスチレンブタジエンゴム、ラテックス、エチレン酢酸ビニル、ポリアクリル酸エステルエマルションなどが代表的である。 膨張材 乾燥およびセメントの水和反応による硬化収縮によるひび割れを防ぐために用いられる。カルシウムサルファアルミネート系と石灰系とに分けられ、膨脹の仕組みについては研究途上であるが、ともに膨脹材の粒子表面からの結晶生成によるとする説が有力である。
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