文化・文政期とは? わかりやすく解説

文化・文政期(大御所時代)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 05:30 UTC 版)

江戸時代」の記事における「文化・文政期(大御所時代)」の解説

大御所時代」も参照 松平定信辞任後文化・文政時代から天保年間にかけての約50年間、政治実権11代将徳川家斉握った家斉将軍職を子の家慶譲ったあとも実権握り続けたため、この政治は「大御所政治」と呼ばれている。家斉の治世は、当初質素倹約政策引き継がれたが、貨幣悪鋳による出目収益幕府財政がいったん潤うと、大奥での華美な生活に流れ幕政放漫経営陥った上述異国船打払令家斉時代発布されたものである一方で商人経済活動活発化し、都市中心に庶民文化化政文化)が栄えた。しかし、農村では貧富の差拡大して各地百姓一揆村方騒動頻発し治安悪化した1805年文化2年)には関東取締出役置かれた。水野忠邦これまでの世の中になかった変化兆し感じていた。各地農民町人による一揆打ちこわし強訴例年起こっていた。文政6年1823年)には摂津河内・和泉1,307による国訴は、綿の自由売りさばき、菜種の自由売りさばきを要求して空前規模訴えとなり、これまでの経済有り様変えるものであった発展し続け経済活動土地資本体制行政官である武士過剰に抱える各政府各藩)との構造的な軋轢内包しつつも、「泰平の世」を謳歌していた江戸時代19世紀迎えると、急速に制度疲労による硬直化目立ち始める。また、このころより昭和前半までは国内小氷河期入り1822年文政5年)には隅田川凍結している。 それに加えて18世紀後半産業革命によって欧米諸国急速に近代化しており、それぞれの政治経済事情から大航海時代単なる冒険ではなく、自らの産業のために資源市場求めて世界各地植民地獲得のための進出始めた極東地域日本近海にも欧米の船が出没する回数多くなった。たとえば、明和8年1771年)にペニュフスキー、泡・奄美大島漂流安永7年1778年ロシア船、蝦夷地厚岸来航し松前藩通商求める、寛政4年1792年ロシア使節ラクスマン伊勢漂流大黒屋光太夫等を護送して根室来航し通商求めるが、幕府日本との外交ルート模索する外国使節外国船の接触対し1825年文政8年)には異国船打払令実行するなど、鎖国政策継続行った文政2年1819年)、幕府は、浦賀奉行を2名に増員した。

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文化文政期

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/02 21:52 UTC 版)

常磐津節」の記事における「文化文政期」の解説

家元派の人々支えられ二代目小文字太夫は、文化4年市村座タテ語りとして初舞台勤めた文化5年元服し七代目市川團十郎弟分となるが、病気等による休演多かった文政2年三代目文字太夫襲名するが、同年12月には病気為に夭折する源太文化5年)、三つ人形文政元年)などを初演した。この時、江戸歌舞伎繁栄はいよいよ頂点達し舞踊においても「変化舞踊」と呼ばれる新たな分野登場した常磐津はこの動き敏感に反応し、「景清」「角兵衛」などの佳品生む同時に長唄富本節などとも積極的に掛合を行うようになり、芸質の高まり見せることになる。江戸歌舞伎繁栄弟子稽古人・愛好者などの増加にも影響し多く女流女性演奏家)が活躍し隆盛極めた。現在でも江戸時代題材にした時代劇などで「常磐津の女師匠」が頻繁に登場するのもこのためである。

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