子実体とは? わかりやすく解説

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しじつ‐たい【子実体】

読み方:しじつたい

菌類菌糸密に集合してできた胞子形成を行う、塊状のもの。形や大きさはさまざまで、大形のものをキノコという。

子実体の画像

子実体

英訳・(英)同義/類義語:fruitiug body

菌類胞子生じ組織集合体大きなものはキノコ俗称される。
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子実体

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/25 19:34 UTC 版)

子実体(しじつたい Fruiting body)とは、菌類胞子形成のために作る複合的な構造のことである。大型のものを中心に、いわゆるキノコと呼ばれている。あるいは、それに類似の生物の作る類似の構造を指して使う場合もある。





子実体

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/23 05:58 UTC 版)

担子菌門」の記事における「子実体」の解説

担子菌類多くは子実体を作るサビキン類クロボキン類は子実体を作らず胞子作る菌糸の層を作る程度である。それ以外のもの多くは、何らかのの子実体作る一般的な印象としてのキノコの形は、柄の先に、傘型の部分があり、その下面にひだがあるものである。これらは一般にハラタケ類と呼ばれる。子実体はそのすべてが菌糸からできており、傘の下面、ひだの側面担子器が並ぶのが普通である。これらのキノコは、柄を縮め、傘を閉じた形で、あるいはそれがさらに皮をかぶった形で形成され一気に柄が伸びて傘が開くことで完成する。傘の裏側のひだは、管状になっているものもある。これらのキノコ肉質で、成熟の後、一週間くらいで腐り早いものはその日のうちにとろけてしまう。 もう一つ、傘を作るキノコ別の型として、非常に堅い子実体を作るものがある。カワラタケサルノコシカケなどであるが、これらのキノコは、傘の裏面に管があり、管の内側側面担子器が並ぶ。子実体は堅く、傘を開いた形で、周囲向かってゆっくりと成長しながら胞子作る。子実体は何ヶ月そのまま残っている。 傘型にならないキノコとしては、スッポンタケホコリタケなどがある。スッポンタケ長い柄の先に閉じたのようなものがあって、その表面胞子を含む粘液付いている。この胞子は、スッポンタケの子実体の柄が縮んだ状態で、袋の中にあるときに形成され、そこで成熟するホコリタケは、袋状で、内部胞子ができる。出来上がる子実体の形は全く異なるが、胞子が袋の中に形成される点では共通している。このようなものをまとめて腹菌類と呼ぶ。 ほかに、キノコらしくないが、キクラゲシロキクラゲなど、寒天質ないし膠質の、ひだの多い子実体を作るものがあり、それらをまとめて膠質菌こうしつきん Jerry fungi)とよぶ。担子器特殊な構造を持つものが多い。 また、ロウタケなどのロウタケ目 Sebacinalesは地上寒天質または膠質不定形な子実体を形成し時には植物などを覆うため変形菌などと間違えられる

※この「子実体」の解説は、「担子菌門」の解説の一部です。
「子実体」を含む「担子菌門」の記事については、「担子菌門」の概要を参照ください。

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