抜とは？ わかりやすく解説

1. 捕縄されること。仕そこなふこと。油断の意。

1. 窓口。〔第五類　一般建物〕

1. 通抜路次－住家ニ沿ヒタル小径。〔第七類　雑纂〕

1. ぬけは抜け馳の義か、主として旅から旅を商売して歩くもののことである。
2. テキヤにて、方々の処を神出鬼没に駈廻者。例へば今日は東京、明日は大阪と遠近を問はず駈廻る者のことを云ふ。
3. じつに勇敢で、今日東京に居るかと思う間に、明日はもう大阪にいるといったようなスピードの早い旅をして、その先き先きで商売をする香具師の一群。売品は従って、最も旅行に適した携帯便利なものを専門にしている。〔香具師・不良〕

分類 的屋、香具師／不良

1. 犯人が捕へらるることをいふ。油断してぬかつて居たから捕へられたといふ意味である。〔犯罪語〕
2. 犯罪語にて犯人が捕へらるることをいふ。油断してぬかつて居たから捕へられたといふのである。
3. 〔隠〕犯罪用語。犯人が捕へられること。油断してぬかつて居たから捕へられたといふ意なり。
4. 〔犯〕犯人がとらえられること、油断してぬかつていたからとらえられたの意。
5. 犯人が捕まること、検察庁送りのこと。〔一般犯罪〕
6. 検察庁へ送られる、捕まる。〔掏摸〕
7. 捕まること。検察庁へ送られること。

分類 掏摸、犯罪、犯罪者、犯罪語

1. 衣類以外の携帯品を抜き取ることをいふ。〔犯罪語〕
2. 着物以外の物品を窃取することを云ふ。
3. 板の間稼ぎ用語で、携帯品ぬきとり。〔一般犯罪〕
4. 抜き取り（すりの手口）。形容。〔す〕

分類 す／犯罪、犯罪語、犯罪／板の間稼ぎ用語

1. 〔用語〕休み。
2. 休演であるが、この場合二回興行か二ケ所以上の場所に出演している時に、一回だけ、又は一ケ所だけ休んだ際に使う言葉。

分類 寄席、芸能

1. 荷扱者、不正仲仕ノ徒ガ窃盗ヲ犯スヲ云フ。〔第三類　犯罪行為〕

1. 空家。家人不在中の家。或は出入口。窓。抜道。或は空巣狙ひのことを云ふ。
2. 危険の切迫したこと。或は忙がしい時のこと。〔東北〕　失踪。行衛不明の事を云ふ。
3. ①東奔西走。駈けまわる有様をぬけると形容。〔香〕　②逃走。逃げぬけるの省略。〔盗〕
4. ①人を出し抜く、逃走する。②危険の切迫したこと。或いは忙がしいこと。③「てきや」で方々の処を神出鬼没に駈け廻る者のこと。

分類 東北、香／盗

1. 家人不在中屋内ニ忍入ル窃盗。〔第三類　犯罪行為〕

1. 明家ノコトヲ云フ。〔第七類　家屋其他建造物之部・福島県〕
2. 屋内家人ノ不在ヲ云フ－空巣覘ガ犯罪遂行ノ時機ナリナド云ヘル場合ノ用語。〔第四類　言語動作〕
3. 空家－現ニ家人不在中ノ住家。〔第五類　一般建物〕

分類 犯罪、福島県

1. 失踪行衛不明。〔第四類　言語動作〕