画面中央
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/18 03:00 UTC 版)
画面中央では絵画の主題としては珍しいコラの反乱が描かれている。コラはレビの子ケハテ(英語版)の子イツハル(英語版)の子である。ケハテの子孫は神の幕屋を運搬する役目が与えられており、他の人々よりもいっそう神に近い場所で仕えることを許されていた。ところがコラはそれに満足することができず、モーセや祭司職にあるアロンを妬み、レビ族を率いて反抗した。そこでモーセは彼らに自分たちが祭司職にふさわしいと思うなら、明日の朝、神聖な道具である火皿に炭を入れて香を焚き、神の幕屋に集まるように言った。神のために香を焚くのは祭司職の役目であり、それを破った者は死罪であった。もし彼らが祭司と同じ役目を果たすことが許されるならば、彼らは神の怒りを被らないはずである。しかし神は彼らに対して激しく怒り、幕屋から火が噴出してコラをはじめとする反抗者250人をことごとく焼き殺した。また大地が割れてコラの一族を呑み込んだ。 ボッティチェッリはアロンと同様に香を捧げようとして神の怒りを買う反抗者たちを描いている。祭司姿のアロンが画面中央奥で真すっぐに立ち、正しく香炉を振り動かしているのに対して、反抗者たちは神の怒りに討たれてよろめき、あるいは地に倒れ伏している。
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画面中央
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/26 15:49 UTC 版)
「ラピテス族とケンタウロスの戦い」の記事における「画面中央」の解説
結婚式の式場は画面の中央に配置されている。女をさらおうとするケンタウロスと、彼女たちを守ろうとするラピテス族の男たちが争い、式場の敷物は踏み荒らされて乱れ、食卓に並べられた料理は見る影もない。画面のやや右側では、より大きな争いが描かれている。ケンタウロスのアミュコスは火のついた燭台でラピテス族と戦っている。その右横ではラピテス族のエクサディオスがアルテミス(ローマ神話のディアナ)に捧げるはずだった鹿の角でグリュネウスを攻撃しようとしている。キュラロスは中央の前景ですでに倒れており、恋人のヒュロノメは彼を抱き締めて口づけしている。 画面中央上部。花婿と花嫁のために準備された結婚式の会場は争い合うラピテス族とケンタウロスによって踏み荒らされている。 画面中央下部。斃れたキュラロスを抱きしめるヒュロノメー。彼女の髪は編まれた花で飾られている。 燭台で戦うケンタウロスのアミュコス。
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