大深山遺跡とは? わかりやすく解説

大深山遺跡

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/07 13:10 UTC 版)

大深山遺跡
大深山遺跡
位置

大深山遺跡(おおみやまいせき)は、長野県南佐久郡川上村大字大深山にある縄文時代中期の集落遺跡1966年昭和41年)国の史跡に指定された[1]

概要

天狗山の南麓、赤顔山(あかづらやま)の東南麓、千曲川右岸の南向きの標高1300mを越える平坦地に位置している。八ヶ岳山麓一帯に数多く分布する縄文遺跡の中でも最高度を誇り、日本各地の縄文遺跡中最も標高の高い遺跡の一つ。

1953年(昭和28年)の林道開発における再発見以来、大深山観光協会や村教育委員会の手で発掘調査が行われ、これまでに8次にわたる調査で竪穴建物跡が50棟(中期中葉が25、中期後半が19、不明が7)、積石遺構、数万点に及ぶ縄文土器石器が出土しており、2棟の復元建物が設置されている。

完全な形で出土した人面香炉型土器(釣手土器、通称『ウルトラマン』)などの出土品は、川上村文化センターに保存展示されている。

脚注

  1. ^ 教育振興課社会文化係 (2017年4月12日). “村にある指定文化財”. 川上村. 2022年10月7日閲覧。

関連項目

外部リンク

座標: 北緯35度58分39.4秒 東経138度33分55.3秒 / 北緯35.977611度 東経138.565361度 / 35.977611; 138.565361




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