竹簡とは? わかりやすく解説

ちく‐かん【竹簡】

読み方:ちくかん

ちっかん(竹簡)


ちっ‐かん〔チク‐〕【竹簡】

読み方:ちっかん

古代中国で、紙が作られる以前に、文字を記すのに用いた細長い竹のまた、書かれたもの。麻糸などで何もを綴り合わせて用いることが多かった竹冊(ちくさく)。


竹簡

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/12 06:25 UTC 版)

竹簡(ちくかん)は、おもに東洋においての発明、普及以前に書写の材料として使われたもので、で出来た札(簡)を竹簡(ちくかん)と呼び、木で作られたものは木簡(もっかん)といい。両者を合わせて簡牘 (かんどく)とした。[1]ただし、中国で用いられたのは竹簡が多いので、竹簡を竹簡と木簡の総称の簡牘の意味で用いる場合も多い。


  1. ^ 簡牘(カンドク)とは? 意味や使い方(コトバンク)
  2. ^ a b c d 陳偉 2016
  3. ^ 冨谷 2012 広辞苑の説明は不適当。
  4. ^ 簡牘”. 世界大百科事典 第2版(コトバンク所収). 2016年4月6日閲覧。
  5. ^ 馬場基「009 竹簡について」『奈良文化財研究所学報』第100冊、国立文化財機構 奈良文化財研究所、2021年3月、255-269頁、CRID 1050569302457035008hdl:11177/9472 
  6. ^ 三上喜孝「[研究ノート 韓国出土の文書木簡 : 「牒」木簡と「前白」木簡を中心に]」『国立歴史民俗博物館研究報告』第224巻、国立歴史民俗博物館、2021年3月、149-159頁、CRID 1050573243540934016ISSN 0286-7400 


「竹簡」の続きの解説一覧

竹簡

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/08 14:35 UTC 版)

馬王堆漢墓」の記事における「竹簡」の解説

1号墓の竹簡は隷書体一部小篆体)で書かれた全2,063字の「遣策」(副葬品目録)だった。散乱していた竹簡は復元結果副食品、調味料酒類糧食漆器土器化粧用具・衣類楽器・竹器、木製土製明器、の順に大体なっていたと考えられている。遣策の内容実際副葬品対照したところ、殆どが合致したそれ故この遣策は副葬品の名称同定きわめて役立ち、これによって初めて名称と形態一致した漢代器物も多い。また漢初の社会経済農業生産生活習慣研究する上で貴重な資料となっている。 3号墓の遣策の内容大部分1号墓のものと一致するが、車騎楽舞従者、彼らが所持する武器・儀楽器などの内容含まれる点が異なり、それらは3号墓副葬されていた木俑や両側の帛画内容おおよそ対照できる。また食品衣類各種器具について1号墓に無いものが多く書かれている医書簡は2巻からなりそのうち1巻は『黄帝内経』の内容近く養生について述べ別の1巻房中術について述べている。

※この「竹簡」の解説は、「馬王堆漢墓」の解説の一部です。
「竹簡」を含む「馬王堆漢墓」の記事については、「馬王堆漢墓」の概要を参照ください。

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