大円
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/01 15:38 UTC 版)
初等幾何学または球面幾何学における球の大円(だいえん、英: great circle, orthodrome)は、球面と球の中心を通る平面との交線を言う。大円は、与えられた球面上に描くことのできるもっとも大きな円である。任意の大円の任意の直径はもとの球の直径に一致し、したがって任意の大円は互いに同じ中心と周長を持つ。大円は球面上の円の特別の場合で、球面と中心を通らない平面との交線である「小円」と対照するものである。三次元ユークリッド空間内の任意の円は、ただ一つの球の大円となる。
大円
「大円」の例文・使い方・用例・文例
- 空間は球体、直線は大円のようなものであるとする非ユークリッド幾何学
- 太陽の一年の明確な軌道を表している大円
- 天球の両極を通る天球上の大円
- 南極と北極を通り、赤道と直角に交わる、地表の想像上の大円
- 天球上の天頂を通り、地平線に垂直の大円
- 数学的に定義された表面上にある2点間の最短線(例えば平面上の直線、または球面上の大円の弧)
- 3つ、あるいはそれ以上の大円の弧に囲まれた球面の図形
- 3つの大円の弧によってできる球面多角形
- 2つの大円の弧の交差のなす角
- 紋所の名の一つで,一つの大円のまわりに八つの小円を配したもの
- 垂直圏という,天頂と天底を通る,地平線に垂直な大円
- 地球の両極と地球上の任意の一点を通る大円
- 時圏という,天球上の大円
- 大円という球の面の円
- 球の二つの大円のなす角度
- 三つの大円の弧で囲まれた球面の一部分
- 天頂と天底を通り,地平線に垂直な天球上の大円
大円と同じ種類の言葉
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