外挿(補外)
ある系列の数値を、より大きな規則性を示す他の系列によって置き換えることが望ましい場合がある。この過程は補整 1として知られ、一般的には、時系列やあるいは申告年齢別人口分布のような別種類の系列で観察された複数の数値の間に、滑らかな曲線を当てはめることによって行われる。フリーハンドの曲線が描かれた場合、グラフ補整 2と呼ばれ、分析的な数学的方法が用いられた場合、曲線の当てはめ 3と呼ばれる。最小二乗法 4によって数学的曲線がデータに当てはめられることがあるが、それは元の系列と平滑化された系列の間の差異を最小化するような方法である。他の方法としては、移動平均 5や有限差異の微積分 6を使用するものがある。これらの手法の一部は内挿(補間) 7、すなわち所与の数値の間にある数値を推定するために用いられたり、外挿(補外) 8、すなわち所与の範囲の外側にある数値を推定するために用いられたりする。
外挿
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/27 01:40 UTC 版)
外挿(がいそう、英: extrapolation)や補外(ほがい)とは、ある既知の数値データを基にして、そのデータの範囲の外側で予想される数値を求めること。またその手法を外挿法(英: extrapolation method)や補外法という。対義語は内挿や補間。
- ^ 小澤一文 『Cで学ぶ数値計算アルゴリズム』共立出版、2008年、173-186頁。ISBN 978-4-320-12221-5。
- ^ 計量経済学における外挿の問題は Charles F. Manski (1999). Identification Problems in the Social Sciences. Harvard University Press. ISBN 978-0674442849 (Chapter 1)に詳しい。
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