変換器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 00:31 UTC 版)
変換器はほとんどの場合、バルブホールと呼ばれる建物に設置される。初期のHVDCシステムは水銀アークバルブを使用していたが、1970年代半ば以降、サイリスタなどのソリッドステートデバイス(バルブデバイス)が使用されてきた。サイリスタまたは水銀整流器を使用する変換器は、多くのサイリスタが直列に接続されてサイリスタバルブを形成し、各インバータは通常6つまたは12のサイリスタバルブで構成される。このインバータは通常、ペアまたは4つのグループにグループ化され、設置される。設置の状況としては、床の絶縁体または天井の絶縁体からぶら下がっているように見える。 サイリスタインバータのような他励式電流形変換器は、変換のために出力側の交流電力網からの電圧を必要とするが、1990年代後半から、自励式電圧形変換器がHVDCに使用されるようになった。自励式変換器では、サイリスタの代わりに絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)やゲートターンオフサイリスタ(GTOサイリスタ)を使用し、これらは出力側が無電圧の状態からでも電力供給を開始することができる。 HVDCに使用されるほとんどすべての変換器は、本質的にどちらの方向の電力変換でも動作できる。交流から直流への電力変換は整流と呼ばれ、直流から交流への変換は逆変換(インバータ)と呼ばれる。
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「変換器」の例文・使い方・用例・文例
- 送受波用変換器をオンにする
- 音波を受信する、あるいは発生するために振動する電気音響変換器
- 電気信号を音に変えるための電気音響変換器
- 電気エネルギーを音響エネルギーに変換し、またその逆も行う変換器
- 電気信号を遠くからでも十分に聞き取れるよう大きな音に変換する電気音響変換器
- 感光面によって撮像管に形成された変換器
- 光や他の放射線を検出し計測するために使われる変換器
- 変換器として用いられる結晶
- 周波数の関数として、変換器の入力に対する出力の比を表す曲線
- 変換器が1つの形の波形を受け取り、関連する波形を異なった形で返すという方法
- 入力電力によって分割される変換器の出力電力
- 鉱石変換器という装置
- 周波数変換器という装置
- アドレッサブルコンバータという変換器
変換器と同じ種類の言葉
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