売上総利益
売上総利益
・売上総利益=売上高-売上原価
・売上総利益(粗利)は損益計算書上において、売上高から売上原価を差し引いて計算される利益のことを指す。
・企業は、外部から調達した原材料などに何らかの付加価値を付け、売上原価より高い値段で顧客に販売するなどして、売上総利益を稼ぐ。付加する付加価値の大きさは、その商材や販売企業の市場における競争力の大きさを表す。
・また、売上総利益は人事関連において賞与原資を算出する際の業績指標として活用されることがある。
・活用するメリットは、営業における成果に対する意識付けを強化することが可能であること。一方、デメリットは、売上原価以外のコストが加味されておらず、賞与原資が財務基盤を圧迫する可能性があること。また、社員の売上原価以外のコストに対する意識が低下する恐れがあることが挙げられる。
売上総利益
売上総利益
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/25 17:27 UTC 版)
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売上総利益(うりあげそうりえき、英: gross margin)とは、会社が1年でどれくらい利益を出したかを表すもの[1]で、売上高から売上原価を差し引いたもの。粗利益(あらりえき)、荒利益ともいう。
売上総利益(粗利) = 売上高 - 売上原価
概要
売上原価は、売上に対応する原価なので、売上総利益も同様に売上に対応する利益ということになる。
例えば、7,000円の商品を100個仕入れて、1万円で80個売った場合、売上は80万円となるが、その時の売上原価は、70万円(仕入れた100個分に対する、100×7,000円)ではなく、56万円(売れた80個分に対する、80×7,000円)となる。7,000円で仕入れた商品を1万円で売ったので、売上総利益は24万円(80×3,000円)と計算される。この場合売れ残った20個は売上原価にせず、期末在庫という資産にする。
売上総利益率
売上総利益率(英: gross margin ratio)は、収益性分析の指標の一つで、売上総利益の売上に対する構成比を表す指標である。粗利率とも呼ばれる。企業が提供する商品またはサービスの競争力、販売力、製造効率を測るために利用される。
売上総利益率(%)= 売上総利益 ÷ 売上高 × 100
すなわち、
売上総利益率(%)=(売上高 - 売上原価)÷ 売上高 × 100
である。
脚注
- ^ “売上総利益(粗利)とは?営業利益との違いや計算方法を解説”. 経理プラス (2021年12月22日). 2022年3月3日閲覧。
関連項目
売上総利益
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 13:33 UTC 版)
詳細は「売上総利益」を参照 売上総利益(うりあげそうりえき、英: gross operating profit)は、粗利益(あらりえき)または荒利益(あらりえき)とも呼ばれ、売上高から売上原価を差し引いたものである。企業の提供する商品・サービスの競争力を表す指標だといえる。 売上総利益=売上高 - 売上原価もしくは売上総利益=売上高 - 期首商品棚卸高+当期商品仕入高 - 期末商品棚卸高 卸売業や小売業であれば、変動費と売上原価は等しい。したがって売上総利益と限界利益も等しくなる。一方、たとえば製造業の場合であれば、「自社の人件費」「工場経費」といった「変動費に含まれないが売上原価に含まれる費用」がある。そのため、売上総利益は限界利益より低い値になる。
※この「売上総利益」の解説は、「利益」の解説の一部です。
「売上総利益」を含む「利益」の記事については、「利益」の概要を参照ください。
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