ゆいぶつ‐ろん【唯物論】
唯物論
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/13 21:46 UTC 版)
唯物論(ゆいぶつろん、英: materialism[1]、独: Materialismus[2])は、観念や精神、心などの根底的なものは物質であると考え、それを重視する考え方[3]。物質主義とも言う[1][2]。「マテリアリズム(materialism)」の和訳例は主に「唯物論」と「物質主義」とがあり[1][4]、より詳細には
- ^ a b c d e f “materialism”. 2021年6月15日閲覧。
- ^ a b 中島新. (2016). 「新実在論とマルクス・ガブリエル ─世界の不在と「事実存在」の問題」─ . 『国際哲学研究』5号, 184頁.
- ^ 岩波 哲学・思想事典 p.1616【唯物論】
- ^ https://kotobank.jp/word/%E3%83%9E%E3%83%86%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%82%BA%E3%83%A0-635212#:~:text=%EF%BC%91%20%E2%87%92-,%E5%94%AF%E7%89%A9%E8%AB%96,-%EF%BC%92%20%E2%87%92%E7%89%A9%E8%B3%AA%E4%B8%BB%E7%BE%A9
- ^ https://ejje.weblio.jp/content/idealism
- ^ https://kotobank.jp/word/%E8%A6%B3%E5%BF%B5%E8%AB%96-49438
- ^ https://kotobank.jp/ejword/spiritualism#:~:text=2-,%E7%B2%BE%E7%A5%9E%EF%BC%88%E8%87%B3%E4%B8%8A%EF%BC%89%E4%B8%BB%E7%BE%A9%EF%BC%9B%E8%A6%B3%E5%BF%B5%E8%AB%96%EF%BC%9B%E5%94%AF%E5%BF%83%E8%AB%96.,-3%20%E7%B2%BE%E7%A5%9E%E7%9A%84
- ^ https://kotobank.jp/ejword/idealism
- ^ a b 岩波 哲学・思想事典 p.1616【唯物論】1.インド 丸井浩執筆
- ^ ディオゲネス・ラエルティオス 『ギリシア哲学者列伝』岩波文庫(岩波書店) 1984年 上巻 ISBN 400336631X 1989年 中巻 ISBN 4003366328 1994年 下巻 ISBN 4003366336
- ^ ルクレティウス『事物の本性について』
- ^ ラ・メトリ 『人間機械論』 岩波書店 1957年 ISBN 4003362012
- ^ 中村雄二郎ほか 『思想史 第二版』 東京大学出版会、1977年、186頁。
- ^ 渡辺雅男「自然科学的唯物論者の物質観 :<ビュヒナー・モレスコットを中心に>」『一橋研究』第2巻第4号、一橋研究編集委員会、1978年3月、125-139頁、doi:10.15057/6447、hdl:10086/6447、ISSN 0286-861X。
- ^ 「マルクス主義に於ける唯物論は、機械的唯物論でもなければ形而上学的唯物論でもない。マルクス主義的唯物論によれば、存在とは、主観ー意識・自由意志等々ーから独立に、客観的に運動する所のものである。存在のこういう最も根本的な一般的な規定を捉えて、物質と呼ぶ。ここで物質というのは、物理学的乃至生理学的唯物論に於てのような一定の科学的範疇によって限定された物理学的性質や、同じく又それに帰着する所の、単純に自然である所のものとしての物質ではない。物質とは存在自身を云い表わす哲学的範疇である。存在ということ、又は存在するということが、物質ということなのである。ーこの物質が唯物論の最も広汎な又最も根底的な根拠に外ならない。」「唯物史観とマルクス主義社会学」岩波講座『教育科学』1932年
- ^ 「唯物論研究」廃刊で、同人が発行『東京日日新聞』(昭和13年2月26日夕刊)『昭和ニュース辞典第6巻 昭和12年-昭和13年』p70 昭和ニュース事典編纂委員会 毎日コミュニケーションズ刊 1994年
唯物論
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「ミハイル・バクーニン」の記事における「唯物論」の解説
バクーニンは自由意志を宗教的にとらえることなく、自然現象を唯物論的に説明することを支持した。「科学の使命とは、目の前にある実際の物事の全体的関係を観察し、物質的社会的現象の産物に具わった普遍的法則を明文化することである」。だがバクーニンは「科学的社会主義」という概念は受け入れなかった。『神と国家』の中では「社会の統治権を委ねられた科学的身体はすぐに滅びるであろう」と書いている。
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唯物論
「唯物論」の例文・使い方・用例・文例
- 史的唯物論.
- 唯物論の開山
- 天地万物を無意識の物質の集まりと見るのは唯物論者
- 唯物論者は天地を目して無心の原子の偶然の集合となす
- 唯物論者
- 横柄でうぬぼれの強い唯物論者
- 唯物論的に
- 絵または彫刻のように、唯物論的に表す
- 唯物論で特徴的な
- カール・マルクスとフリードリヒ・エンゲルスの唯物論的な哲学
- 対立する力の争いから起こる変化に基づく、弁証法的唯物論の理論的解釈
- 英国の唯物論者、政治哲学者で、人間の利己主義によって引き起こされた問題を解決できた唯一の種類の政府として絶対主権を支持した(1588年−1679年)
- 哲学において,機械的唯物論という立場
- 階級意識が自然に成長し資本主義が自然に崩壊するという唯物論
- 地理的唯物論という学説
- 唯物論の立場に立つ弁証法
- 観念的唯物論者という立場
- 観念的唯物論者という立場の人
- 概念論という実念論を唯物論の中間をとる哲学理論
- 弁証法的唯物論という哲学理論
唯物論と同じ種類の言葉
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