咽喉頭異常感症
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/10 11:08 UTC 版)
咽喉頭異常感症(いんこうとういじょうかんしょう)とは、咽喉頭部や食道の狭窄感、異物感、不快感などを訴えるが検査値の異常や器質的病変がみられないものをいう[1][2]。耳鼻科領域では、咽喉頭異常感症と呼ばれるが、内科領域で「ヒステリー球」(英:Globus hystericus、あるいはヒステリー球症候群(英:Globus syndrome))と呼称される疾患と概念的に同じものである[2][3]。他に「咽喉頭食道異常感症」、「咽喉頭神経症」と呼称される場合があり[4][5]、また、東洋医学・漢方医学的な「
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- 1 咽喉頭異常感症とは
- 2 咽喉頭異常感症の概要
- 3 歴史
- 4 関連項目
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