あつ‐がみ【厚紙】
厚紙
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2008/06/14 21:10 UTC 版)
厚紙(あつがみ)とは、一般に用いられる紙よりも厚手もの。その多くは紙透きの段階でより多くの紙を重ねて作る積層構造である。以下に挙げる幾つかの紙種類の大雑把な総称。
- 板紙
- ボール紙とも呼ばれ、一般に言う厚紙は主にこれを指す。他の紙とは違う素材を使ったり、再生紙などの繊維を使って作られるリサイクル素材で、箱などの材料として利用される。比較的厚く固く、白板紙のように表面を化粧紙で覆ったものも多い。
- ミルクカートン用紙
- ミルクカートン(いわゆる「牛乳パック」や「紙パック」など飲料用コンテナ)に使われる。見た目などの理由からバージンパルプ(再生紙を含まない)で作られ、また表面に樹脂フィルムを使うことから、以前はリサイクルし難い素材であったが、近年ではリサイクル方法も確立され、分別収集では紙資源として回収され、再利用されている。
- 画用紙・ケント紙
- 画材としての紙で丈夫で厚みがあり、水溶性顔料(インクや絵具)の定着がよい。マジックインキのような油溶性顔料も定着し易い。厚手であることから、表面を削るような処理にも耐え、ボールペンのような消しゴムで消し難い筆記用具で書かれたものを消しても、破れ難い。
その他の「厚手の紙」としては、以下のようなものもある。
厚紙(カルトン)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/08/11 17:41 UTC 版)
厚紙としてグレー台紙を使用し、1mm、2mm、3mmなど作品の大きさや用途によって様々な厚みを使い分ける。箱に窓を付けたい場合には塩化ビニル板も用いられる。
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「厚紙」の例文・使い方・用例・文例
- 厚紙のとじ込み帳
- 2.ペンで厚紙にブーメランの形を描く。描いたブーメランを切り取る。
- 通貨、すなわち、当時だれもが用いていた言い方に従えば、通常の王国法貨を与える代わりに、雇い主は従業員に代用貨幣をあたえていました。そして、この代用貨幣は金属だったり、木だったり、厚紙だったりしました。
- 紙か厚紙を一枚タイプの下に挿入することによって(印刷のレベルを)上げる、あるいは維持する
- わずかな装薬とヒューズの厚紙ケーシングからなる花火
- 厚紙の裏打ちは単に補強のためだ
- 本をとじるのに使用される頑丈な厚紙
- わらのパルプでできた粗い黄色の厚紙
- 厚紙で細工をすること
- 厚紙で細工した製品
- 糸がもつれないように,木や厚紙などに巻くこと
- ろう引きの厚紙でつくられた箱
- 絵や文字がかかれた長方形の厚紙の札
- 厚紙の絵札と文字札を用いる遊び
- 厚紙の絵札を用いるばくち
- 詩歌を書きしるす厚紙
- 信玄袋という,底に長円形の厚紙をつけ,口を紐で締める,布製の大きな手さげ袋
- 紙巻き煙草の口にくわえるための厚紙の部分
- 厚紙で花の形を切り抜き着色して作った独楽
- 質の悪い黄色い厚紙
厚紙と同じ種類の言葉
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