そう‐やく〔サウ‐〕【装薬】
【装薬】(そうやく)
一般的に火薬(low explosives)と言われる有機化合物。
化学反応熱の伝播速度が秒速10~100m程度であり、爆発的燃焼を起こす。
銃砲の発射やロケット弾・固体燃料式ロケットエンジンの推進剤、また比較的反応が穏やかな為、爆薬点火用の導火線などにも使用される。
関連:爆薬
火薬
装薬
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/16 00:34 UTC 版)
爆薬を使って発破するにしても、大きく分けて2つの装薬方法がある。 内部装薬 対象物に孔を穿ってその孔に装薬したり、構造物や岩石の隙間に装薬して発破する方法。 爆薬は対象物の内部にあるため、爆発で生じるエネルギーが外部に逃げにくく、効率よく伝わっていく。 山の切り崩し、岩石の破砕、建築・土木構造物のコンクリート部分など、穿孔可能かつ体積が大きいものの発破に使われる。 外部装薬 装薬孔を穿つのが難しく、かつ破壊部分の体積があまり大きくない場合に、対象物の表面に爆薬を貼り付けて発破する方法。 水中では穿孔作業が困難かつ、水の非圧縮性ゆえに効率低下が比較的に小さいので、沈没船の切断や岩礁発破に多用されている。 気中で普通に爆薬を貼り付けて点火しただけではエネルギーの一部しか対象物に伝わらず、ほとんどが逃げてしまう。そのために爆薬をV字状やすり鉢状に成形し、モンロー/ノイマン効果によってエネルギーを一箇所に集中させて「穴を穿つ」、あるいは集中したエネルギーによって「切る」ように破壊する。 同じ技術は、成形炸薬弾として軍事面でも使われている。 鉄橋やビルの鉄骨柱のような、比較的に細く薄く内部装薬が難しいものの発破に使われる。 これらは全く別々に使われるわけではなく、同じ建造物の違う場所において、2つの装薬方法を同時に使うこともある。例えばビルのコンクリート部分は穿孔が容易なために内部装薬をし、鉄骨部分は穿孔装薬が難しいために外部装薬(鉄骨表面に成形爆薬を貼り付ける)して、同時に点火して破壊することもある。
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