ヴォロ語とは? わかりやすく解説

ヴォロ語

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/27 16:43 UTC 版)

ヴォロ語
võro kiil
話される国  エストニア
地域 ヴォルマー
話者数 約70000人
言語系統
表記体系 ラテン文字
公的地位
統制機関 Võro Institute
言語コード
ISO 639-3 vro
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現在のエストニア南部。ヴォロ語は暗い赤色で示された場所で話される。
2011年の国勢調査に従えば、101,857人の南エストニア人のうち、74,499人がヴォロ語を話し、12,549人がセト方言を話し、9,698人がMulgi語を話し、4,109人がタルトゥ方言を話し、そして1,002人は他のエストニア語の方言を話す。

ヴォロ語(ヴォロご、ヴォロ語: võro kiil)、ヴォル語(ヴォルご、エストニア語: võru keel)は、エストニア南東部(ヴォルマー)の言語。エストニア語フィンランド語ハンガリー語同様、ウラル語族フィン・ウゴル語派に属する。ヴォル人と呼ばれる7万人の人々によって、郷土色の強い地域言語として話されている。タリンタルトゥなど、エストニア各地にも話者がいる。

現在、26の学校で週1回ヴォロ語が教えられている。また、ヴォロ語だけで書かれている新聞Uma Lehtが、毎月2回発行されている。

ヴォロ語の読み方は、おおむねエストニア語と同じである。ただし、q は声門閉鎖音を、y は狭中舌非円唇母音を表す。 ś, ń, ĺ, t́, ḱ, h́のような「´」のついた子音字は、口蓋化を表す。ただし、s'のようにアポストロフィーで書かれることもある。

フィンランド語やハンガリー語同様、母音調和が行われる。

言語名別称

  • Voro
  • Dialekt von Võru
  • Vôru
  • Võro
  • Võro kiil
  • Werro
  • Võru
  • Voru

方言

  • セトゥ方言エストニア語版が存在する。ただしその話者達は、自らの言語はヴォロ語の一部などではなく、個別の言語(セトゥ語)であるという意識を持っている。

文字

ヴォロ語は、ラテン文字を使用する。

А
/ɑ/
B
/p/
C
/t͡s/
D
/t/
E
/e/
F
/f/
G
/k/
H
/h/
I
/i/
J
/j/
K
/kk/
L
/l/
M
/m/
N
/n/
O
/o/
P
/pp/
Q
/ʔ/
R
/r/
S
/ss/
Š
/ʃʃ/
T
/tt/
U
/u/
V
/v/
W
/v/
Õ
/ɤ/
Ä
/æ/
Ö
/ø/
Ü
/y/
X
/ks/
Y
/ɨ/
Z
/s/
Ž
/ʃ/
'
/◌ʲ/

脚注

外部リンク


ヴォロ語

出典:『Wiktionary』 (2021/08/16 00:47 UTC 版)

言語コード
ISO639-1 -
ISO639-2 -
ISO639-3 vro
SIL {{{4}}}

名詞

ヴォロ語

  1. ウラル語族属す言語エストニア住んでいるヴォロ人言語



固有名詞の分類


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