ミサイル防衛(Missile Defense : MD)
【ミサイル防衛】(みさいるぼうえい)
Missile Defence (MD)
弾道ミサイルなどに対する防御手段全般をさす言葉。
具体的にはAWACSや早期警戒機、イージス艦、偵察衛星による探知系と、ミサイル本体への攻撃を行う「弾道ミサイル迎撃ミサイル」を指す。
北朝鮮のテポドン事件以来、近年の日本では差し迫った脅威であり、防衛大網の柱となりつつある。
しかし、数兆円にも及ぶ開発費やその費用に対する技術的な困難に起因する不確実さから、度々積極的な導入に批判が上がっている。
弾道ミサイルの元々の特性(発射と同時か、あるいは着弾直前に探知して撃墜するしか対処法がない)から、確実に迎撃できるわけではない。
とは言え、確実に防ぐ事ができないのは当たり前であり、無いよりマシという方針の元開発が続いている。
関連:NMD THAAD スターウォーズ計画 弾道弾迎撃ミサイル制限条約 MIM-104(パトリオット) RIM-161(SM-3)
ミサイル防衛
ミサイル防衛
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 01:03 UTC 版)
「タイコンデロガ級ミサイル巡洋艦」の記事における「ミサイル防衛」の解説
一部の艦にはイージスBMDシステムを搭載し、SM-3弾道弾迎撃ミサイルの運用に対応する改修がなされている。2002年より、まず「レイク・エリー」において試験が開始された。また「シャイロー」(CG-67)はイージスBMD3.6システムを搭載し、2006年6月の試験によってミサイル防衛能力を確認したのち、横須賀海軍施設に配備された。その後、2013年までに、CG-61、CG-70、CG-72、CG-73がイージスBMDシステムを搭載しており、更に少なくとも5隻の改修が見込まれている。 これらのイージスBMD搭載改修の成果はAMODで統合され、2014年度から2016年度にかけて、ベースライン4搭載艦ではBMD5.0の適用が予定されている。
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「ミサイル防衛」の例文・使い方・用例・文例
- スペインはアメリカのミサイル防衛システムへの参加を正式決定した。
- 弾道ミサイル防衛の実現化を担当する国防総省の政府機関
- 高運動性能軽量誘導ミサイルというミサイル防衛兵器
- 米国,ミサイル防衛を配備
- 12月17日,ブッシュ大統領は米国が2005年末までにミサイル防衛システムを実戦配備すると発表した。
- 米国のミサイル防衛システムは,人工衛星のセンサーや地上配備のレーダーで弾道ミサイルの発射を探知するよう計画されている。
- 昨年12月に米国は,ミサイル防衛システムを禁止した弾道弾迎撃ミサイル制限条約から脱退している。
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