ブツとは? わかりやすく解説

ぶつ

ぶつ切り」の略。「たこの—」


ぶつ【仏〔佛〕】

読み方:ぶつ

[音]ブツ(呉) フツ(漢) [訓]ほとけ

学習漢字5年

[一]〈ブツ〉

梵語音訳字。ブッダ悟り開いた聖者また、釈迦(しゃか)のこと。「仏教仏像仏壇仏殿仏法活仏成仏(じょうぶつ)・念仏

仏教。「仏式仏書廃仏儒仏神仏習合

仏像。「石仏大仏秘仏

[二]フツフランス。「仏文仏領仏和英仏渡仏

[三]〈ほとけ(ぼとけ)〉「仏心仏様石仏喉仏(のどぼとけ)」

[補説] 原義は、仿仏(ほうふつ)(ほのかでよく見えないがそれらしい)の意。

名のり]さとる

難読仏掌薯(つくねいも)・仏蘭西(フランス)


ぶつ【仏】

読み方:ぶつ

仏陀(ぶっだ)」の略。

仏教」の略。「儒、—、道」


ぶ・つ【打つ/撃つ/撲つ】

読み方:ぶつ

[動タ五(四)《「うつ」の音変化

たたく。なぐる。また、ぶつける。「子供のおしりを—・つ」「転んでひざを—・つ」

演説する、語る意などを強めていう語。「一席—・つ」

博打(ばくち)をする。

「飲むも可(よ)し、—・つも可し、買うも可しだが」〈鏡花婦系図

[可能] ぶてる


ぶつ【物】

読み方:ぶつ

[音]ブツ(漢) モツ(呉) [訓]もの ものする

学習漢字3年

[一]〈ブツ〉

もの。ものごと。「物資物質物体物欲遺物汚物怪物見物現物好物鉱物財物産物事物植物人物生物俗物動物毒物万物風物文物名物

一般の人々世間。「物議物情物論

適当なものを探す。「物色

姿が見えなくなる。死ぬ。「物故

[二]モツ〉もの。ものごと。「貨物禁物供物(くもつ)・穀物作物書物食物進物臓物荷物

[三]〈もの〉「物置物音物語物事獲物大物着物品物建物本物安物

名のり]たね

難読物怪(もっけ)


ぶつ【物】

読み方:ぶつ

現物物件のこと。もの。「—を見せる」


ブツ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 09:25 UTC 版)

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ブツ(「物」の音読み)は何らかの物品を代名詞的にあらわす俗語表現。大抵は「反社会的な物品」や「所有しているだけで違法行為になる物品」を指すが、その延長で何らかのネガティブな社会的反応を引き起こす物品を指しても同語が用いられる。

なお本項では、主に原義の指す物品を列挙する。

概要

同語は俗語の常としてその出典が明らかではない。刑事ドラマの類ではしばしば用いられるため業界用語のようにもみなされるが、実際の刑事ないし警察官が同語を用いているという証拠も無いため、やはり不明確である。

違法な物品
例えば麻薬覚醒剤の類をこのように呼ぶ。これは売買の際にそのような物品を所持しているだけでも逮捕に相当する犯罪行為であるため、これの所持を秘匿するために代替語として用いているケースである。概ね麻薬密売では相互が同じ目的でその場に居るため符丁として「ブツ」といえば麻薬のことを指すが、不特定多数に対してブツといっても通じない。同様の歪曲表現には「白い粉」もある。
盗品
刑事ドラマなどでしばしば使われる。「盗んだ物品→違法に取得した物」でブツと呼ばれる。刑事ドラマ内では刑事が容疑者を詰問して盗品の隠し場所を供述した場合に「おやっさん、奴がブツの隠し場所を吐きましたっ」と若い刑事がベテラン刑事に報告する様式美的なシーンが見られる。
否定的な感情を引き起こさせる物品
例えばである。糞は普遍的に(特殊な性癖でも無い限りは)忌避される物品であるが、それをそのまま直接的に示す語を使うのすら忌避される場合がある。そのため歪曲表現として用いられる。「今日、出掛けに犬のブツ踏んじまってよ~」「うわ、きたね~」と言った場合は、犬の糞を踏んでしまったと言う意味である。

その他

写真

写真撮影において、静物を対象とする撮影を業界用語の一種として、ブツ撮りという。

鉄道

鉄道ファン用語の範疇で、主に近畿日本鉄道東武鉄道の通勤車で2両編成の電車が、連なって走る場合(前者は、基本的に代走や、阪神尼崎で切り離された、快速急行の増結車を組み換えたブツ6、土休日は所定でブツ8が走行する)、「ブツn(nは2・4・6・8・10のいずれか)」と呼ばれる場合がある。これは重連運転の一種で、客車編成がぶつ切り(→調理のぶつ切り(ぶつぎり))状になることに由来する模様だが、俗語の常として来源は不明瞭である。

関連項目


  • 画数:7
  • 音読み:ブツ、 モチ

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