concierge
「concierge」とは
「concierge」は、フランス語由来の英語単語で、ホテルや高級マンションなどで客の要望に応じて様々なサービスを提供する職業のことを指す。また、その役職を持つ人物を指すこともある。具体的には、レストランの予約、観光情報の提供、チケットの手配など、客の快適な滞在をサポートするための様々な業務を行う。「concierge」の発音・読み方
「concierge」の発音は、IPA表記では/kɒnsiːˈɛərʒ/となり、カタカナ表記では「コンシエアージュ」となる。日本人が発音する際のカタカナ英語の読み方は「コンシェルジュ」である。「concierge」の定義を英語で解説
「concierge」は、"A person at a hotel or high-end residence who assists guests or residents, as by handling the storage of luggage, taking and delivering messages, and making reservations for tours."と定義される。つまり、ホテルや高級住宅で、客や住人の手荷物の保管、メッセージの取り扱い、ツアーの予約などを行う人物を指す。「concierge」の類語
「concierge」の類語としては、「attendant」、「steward」、「valet」などがある。これらはいずれも、特定の場所や人々のサービスを提供する職業を指す言葉である。「concierge」に関連する用語・表現
「concierge」に関連する用語としては、「concierge medicine」、「concierge service」などがある。「concierge medicine」は、患者が医師に直接支払う形で提供される医療サービスを指す。「concierge service」は、一般的には、個々のニーズに応じたパーソナライズされたサービスを指す。「concierge」の例文
1. The concierge at the hotel was very helpful in arranging our sightseeing tour.(ホテルのコンシェルジュは、私たちの観光ツアーの手配に非常に役立った。)2. I asked the concierge to make a reservation at the restaurant.(私はレストランの予約をコンシェルジュに頼んだ。)
3. The concierge service at the hotel is excellent.(そのホテルのコンシェルジュサービスは素晴らしい。)
4. He works as a concierge in a luxury apartment building.(彼は高級マンションでコンシェルジュとして働いている。)
5. The concierge arranged a taxi for us.(コンシェルジュは私たちのためにタクシーを手配した。)
6. The concierge was able to get us tickets to the sold-out show.(コンシェルジュは売り切れのショーのチケットを手に入れることができた。)
7. The hotel offers a 24-hour concierge service.(そのホテルは24時間コンシェルジュサービスを提供している。)
8. The concierge can assist with luggage storage.(コンシェルジュは手荷物の保管を手伝うことができる。)
9. The concierge helped us with directions to the museum.(コンシェルジュは私たちが博物館への道順を教えてくれた。)
10. The concierge medicine is a growing trend in healthcare.(コンシェルジュ医療は、医療業界での成長傾向にある。)
コンシェルジュ
コンシェルジュとは、アパートなどの管理人を指し、ホテルにおいては、客の要望に応えたり、代行・案内したりする人を指す語。
英語のconciergeは、フランス語が語源であり、英語の綴りはフランス語をそのまま使用している。フランス語を訳すと「門番」「守衛」、「アパートの管理人」という意味がある。コンシェルジュはラテン語の「conservus」が由来だとされている。「conservus」には「奴隷」や「召使い」などの意味があった。conciergeはフランスで16世紀ごろにお城や刑務所、宮殿などを見張る人・看守という意味で使われ始めたとされる。その後、門番・管理人・番人という意味で使われていたとされる。
コンシェルジュの意味や役割は時代とともに変わり、「門番・管理人・番人」という意味では使われなくなった。現代のコンシェルジュには、「利用者が満足できるサービスを提供するプロフェッショナル」という意味を持つ。そのため、様々な分野のコンシェルジュが存在する。例えば、ホテルやマンションにいるコンシェルジュである。ホテルで働くコンシェルジュは宿泊客の要望に応え、観光地案内やツアーなどのチケットの手配などを行う宿泊客のお世話役になる。マンションコンシェルジュは住居者のお見送りやお出迎え、訪問客の対応や宅配や郵便の受け取りや手配などをする。
コンシェルジュの歴史として1929年10月26日にフランスで発足された「レ・クレドール(Les Clefs d’Or)」という組織がある。レ・クレドールは、ホテルのコンシェルジュのネットワーク組織であり、同じ志を思ったコンシェルジュたちが助け合っていこうと集まった。11名のパリのコンシェルジュたちがレ・クレドールを設立し、コンシェルジュの国際ネットワークとなり、現在は、80カ国以上に約4000人の会員がいる。年に1度の国際大会を開いたり、様々な会合を開催したり、コンシェルジュのための勉強セミナーなども行っている。
コンシェルジュの類語として「管理人」や「案内人」「ガイド」などが挙げられる。コンシェルジュと管理人では仕事内容が違う。コンシェルジュは住居者の宅配・郵便の受け取りや手配、タクシーの手配など住居者のサポートが仕事であるが、管理人はマンションやアパートの点検・清掃・建物の巡回などの維持管理業務が多く業務内容に違いがある。
コンシェルジュ【(フランス)concierge】
コンシェルジュ
コンシェルジュ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/04 13:49 UTC 版)
コンシェルジュまたはコンシェルジェ(フランス語: concierge[† 1])とは、サービス業の一つ。
コンシェルジュという言葉は、本来フランス語では「集合住宅(アパルトマン)の管理人」という程度の意しか持たない単語である。そこから解釈を広げ、ホテルの宿泊客のあらゆる要望、案内に対応する「総合世話係」というような職務を担う人の職業名として使われている。宿泊客のあらゆる要望に応えることをそのモットーとしていることもあり、「(宿泊客の要望に対して)決してNOとは言わない」と言われている。
歴史
中世の時代から、コンシェルジュは巡礼者が訪れる教会に常に在中し、ホスピタリティー(思いやりと暖かさ)をもって巡礼者を迎え、旅にまつわるトラブルを解決し、次の目的に正しく導く手伝いをしていた、という歴史が存在する[1]。
団体
国際的でかつ最も権威の高いコンシェルジュ団体として、1929年にフランスで設立されたLes Clefs d'Or (レ・クレドール=金の鍵)があり、会員は“交差した2本の金色の鍵”のバッジを襟に着けている。
派生
近年はホテルに限らず、ステーションコンシェルジュ(JR)やボーテ・コンシェルジュ(伊勢丹)など、種々の施設で同様の役割を担う人をコンシェルジュと呼ぶような使い方や、サービス体系として「コンシェルジュサービス」という呼び方もされている。
ホテルのコンシェルジュ同様にマンションのフロントで居住者向けの生活サポートサービスを提供するスタッフを「コンシェルジュ」と呼び、こちらはフランス語の原義に近い意味合いとなる。
また、ギフトの分野では、カタログギフトのように多数の品、サービス中から商品を選ぶのではなく、ギフトを贈られた側が質問(好きな色、好きな香り、年代、趣味など)に答えることによってその道のプロが最適な商品を選択、ブレンドして送付してくれる「コンシェルジュギフト」と呼ばれる商品がある。
さらに、インターネットサービスの分野でも、ポンシェルジュ(クーポンとコンシェルジュの造語/共同購入クーポンサイト)のように新造語の一部として使われている例もある。
脚注
注釈
- ^ フランス語発音: [kɔ̃sjɛʁʒ]
出典
- ^ 池田里香子 (2010). “ホテル業に於けるコンシェルジュという職業のルーツをフランスの国に探る”. 実践女子短期大学紀要 第31号: 119. NAID 120005552887.
関連項目
外部リンク
- Les CLEFS D'OR JAPAN(レ・クレドールの日本における団体)
- 日本コンシェルジュ協会
コンシェルジュ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/14 20:36 UTC 版)
「ホテルコンシェルジュ」の記事における「コンシェルジュ」の解説
天野 塔子(あまの とうこ)〈23〉 演 - 西内まりや 新米コンシェルジュ。料飲部に配属され3年間のレストラン勤務を経て、念願のコンシェルジュに抜擢される。やや短慮な性格から仕事で失敗することが多く、本城や片桐からは辛辣な評価を下されていた。しかし、コンシェルジュとして、顧客の悩みと心に真摯に向き合う一途な姿勢を崩さない一生懸命さから、徐々に信頼を勝ち取っていく。手話の心得があり、西崎とは手話で会話をする。 本城 和馬(ほんじょう かずま)〈27〉 演 - 三浦翔平 1年前よりコンシェルジュを務める男性従業員。来客に対しては丁寧に接するが、プロ意識が高く、公私混同を何よりも嫌う生真面目な性格をしており、当初は塔子に対して厳しい態度を取っていた。しかし、その反面、顧客によるストーキングに遭っても、一人で抱え込んでしまう悪癖があり、そのことを鷲尾に諭されてからは考えを改め、塔子に対する態度も軟化させている。 珠久里 太一〈49〉 演 - 尾美としのり ヘッドコンシェルジュを務める男性従業員。元は高級旅館の伝説的な番頭で、鷲尾にヘッドハンティングされた経歴を持つ。温和で泰然自若とした物腰をしており、部下や後輩にも基本的に敬語で接する。客の要望に応えることを何よりも重視しており、塔子のコンシェルジュとしての努力を早くから認めている。
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