ぞうしとは？ わかりやすく解説

読み方：ぞうし

［名］(スル)資本金を増加すること。「事業拡張に伴って—する」⇔減資。

読み方：ぞうし

１ 宮中や官庁内に設けられた女官・官吏などの部屋。

「更衣の—を、ほかに移させ給ひて」〈源・桐壺〉

２ 貴族の邸内に部屋を与えられて仕えること。また、その人。

「殿の内に年ごろ—して候ひつる人々」〈栄花・浦々の別〉

３ 貴族の邸内に設けられた、子弟の部屋。また、そこにすむ子弟。→御曹司(おんぞうし)

４ 平安時代の大学寮内の部屋。東曹と西曹とに分かれる。

読み方：ぞうし

律令制で後宮十二司の一。神璽(しんじ)、三関(さんかん)の割符、天皇・皇后の衣服などをつかさどった役所。くらづかさ。

読み方：ぞうし

［名］(スル)諡(おくりな)をおくること。また、その諡。

読み方：ぞうじ

《古くは「そうし」「ぞうし」とも》とっさの場合。ごく短い時間。

「尊い神の道を奉じて—にも顛沛(てんばい)にも神の御恵を感謝せねばなりませぬ」〈魯庵・社会百面相〉

読み方：ぞうし

１ 平安時代以後、宮中に仕え、雑役や、行幸・行啓の供などをした下級の女官。雑仕女(ぞうしめ)。

２ 院・女院・摂関家その他貴人の邸(やしき)で雑役に従事した女性。雑仕女。

３ 鎌倉・室町幕府で、雑役に従事した下級女官。雑仕女。