節分でまいた豆ってどうしてますか?
千葉に住んでた頃、節分には落花生をまいてました。元々は炒り豆をまいてたんですけど、どこからか母が聞きつけてきて落花生に切り替えたんだと記憶してます。
最初は違和感があったものの「まぁ千葉だから、いっか」くらいの感じで受け入れてたんですが、これ特に千葉特有の文化って訳じゃないんですね。
節分豆は大豆派?それとも落花生派?
節分豆に落花生を採用しているかどうかは地域性が大きく、知らない方はびっくりするようですね。
おっす、おら節分は落花生。
国内大豆生産量第1位の北海道では落花生を、そして落花生生産量第1位の千葉県では大豆を蒔いてる、ってのがおもしれえなや。へばな。 pic.twitter.com/oCODYfzTEr
— 超神ネイガー (@neiger_akita) 2015年2月2日
山形は「でん六」があるから特別地帯になってる超ワカル。山形はほんと豆菓子が美味しいと思います。種類も多いし。
節分豆に落花生を使うのは、落花生の一大産地だからだと思ってたんですが、むしろ千葉はがっつり大豆文化圏のようでした。
でん六 でん六豆 110g×12袋 |
2月4日だけじゃない立春の話
【初稿発表:2013/02/04】一年を通じて全部で24ある節気のうち、夏至・冬至/春分・秋分に次いで重要なのが 立春・立夏・立秋・立冬ですよね。
立春は「冬至と春分のまんなか」という位置づけであり、節分はその前日に当たります。一年を数える上で立春は大きなファクターですから、広義にはこれも年末行事みたいな感じですよね。
立春の日付は2月4日固定ではない
思えば立春って毎年律儀に2月4日っていう気がするんですけど、調べてみたら、ある節句の日付がこんなに動かないのは珍しいことみたいです。
遡ると立春が2月3日だったり2月5日だったりする年もあるのですが、現在のように2月4日の立春を迎えるようになったのは1985年以来のことなんだとか。この計算だと、2024年まで40年近く2月4日の立春が続くことになります。
他の節気は1日単位でちょいちょい動くことが多いのに、面白いですよね。
節分豆を食べるかどうか
話は戻って節分豆です。豆まきに落花生を使ってる場合、食べるかどうかで言えばそりゃ食べますよね。そのために落花生を使っているくらいの勢いですし。
そして外には二つ三つばらまいて、まいたそばから回収していました。
でもある立春の朝、不意に窓の外を見たら小鳥が落花生をついばんでたんです。前日まいた後の豆をいくつか回収しそびれていたようで。
それを見て以来なんとなく気になって、次の年からは全部炒り豆に戻しました。
ただ朽ちていくだけなら食べ物をばらまくのはもったいない気がするんですけど、冬の厳しい季節に小さな命を繋ぐ手段になるんだったら少しくらい良いかなと思って。落花生のままでも鳥を養うことは出来ると思うんですけど、大豆の方が一羽でも多くの鳥に行き渡りそうな気がするじゃないですか。
こういう「ちょっとした無駄」っていうのは、神様へのお賽銭というか、妖精の取り分っていうか、昔から地域に伝わるそう言うものなんじゃないかなって気がします。
860 + 93 / 旧URL /2013/02/04/the29th-feb4th-spring-day/
806 / 旧URL /2013/02/03/setsubun-the-last-winter-day/
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