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2018-05-10(Thu)

エロマンガ島現地指導〜1日目

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エロマンガ島に行ってきました。


バヌアツの首都・ポートビラからプロペラ機DHC-6 310でDilon S bay空港へ。


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草しか生えない滑走路に着陸。


島に着いてまず驚いたのが携帯電話が繋がる!

何せ「電気もガスも水道もない」と聞いていたので、まさか電波が繋がるとは衝撃。

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早速到着ツイートするエアポートおじさん。




(この先軍ポーズはほぼセルフィスティック愛用w)


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週に1~2便、バヌアツの首都ポートビラと、南の島々を転々と結ぶ飛行機は、島に物資を届けている。


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空港の前には村へ向かうトラックが待機してます。
飛行機が週に1~2便しかなく、首都から運ばれた物資と人を荷台に乗せます。

何の予約も連絡もなく島に着いたので、とりあえず1000バツー(バヌアツの通貨)払って乗車。

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今回トラックの荷台に乗ったのは、物資運搬の島民(左前)、カナダ人の旅行者(右前)とその案内役の島民(茶色シャツ)、バヌアツのプロモーションカメラマン(右のピース)、日本のオタク(手前)。

荷物の隙間に入ってトラックは出発!



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めちゃくちゃ揺れる!

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舗装も何もない道なき道をひたすら走る!




体をしっかり固定しないと吹き飛ばされそうに。




トラックの荷台に揺られて村まで9km。


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高台から岸辺の村に向かうので、村に近づくと美しい景色が広がります。
(掴まるのに必死でなかなか写真を撮る余裕がない・・・)




何とか無事に村に到着。


さて、ここから宿場を探すかと思っていたところ、一緒に乗っていた案内役の島民が、近くでゲストハウスをやってる
おばちゃんを連れてきてくれました。
ほっと一安心。


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今回お世話になったWOW GuestHouse。


GuestHouseと言っても大きな建物があるわけでなく、簡易ベッドが2つある小屋と、近くに家族が住む家がポツポツ。


それでも、得体の知れない島でゆるキャンを覚悟してた身としては、これで勝つると勝利を確信。


飛び込みで来ても何とでもなる島です。


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マイルームに荷物を運んで、寝泊まり準備。
ベッドには蚊帳もあって意外と快適。
こういう島には蚊がいるので、日本から蚊取りスプレーと蚊よけスプレー持参しました。


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さて、荷物を置いたら部屋から出て、少し大きな小屋に迎えられます。

この小屋はヨットチームがたまに寄るらしく、旗がたくさん飾られている。
途中、別の所に泊まってるカナダ人も案内役に連れられて来たので、きっとここは島に来た多くの人が訪れるのでしょう。



そこでオーナーのDavidさん、妻のMarinさん、息子のYeniさん、孫のJesicaちゃん。

Davidさんはこの家の長で63歳。
村一番の年寄りだけど足腰もしっかりしててダンディ。
Yeniはとても陽気。
DavidとMarinには子供6人、孫18人いるということで、日本からみたら大世帯。
後から現れる息子達もみんな陽気。(名前覚え切れないw)




このゲストハウスに日本人が泊まったのは初めてのようで、家にいた皆さんで歓迎してくれました。

ウェルカムドリンクでライムジュースが用意されて、これで水の心配はないと一安心。

観光客自体が非常に少なく、過去に島に来た日本人は20人もいないんじゃないかとのこと。

日本の事についてもさほどよく知らないみたいで、SONYやPanasonicは中国の企業だと思ってた。



そこで、現地指導開始。

「島は風景がとても美しく、村の人はみんなスマイルで、とてものどかです。
町から来る人々は日々忙しく、疲れています。
今回は何もしないSlow Lifeを送りたいと思ってここに来ました。
そういうSlow Lifeが日々疲れている私たちにはPrecious Dayです。」


「私はここで潮騒を聞きながらしばらく漫画を読んで過ごします。よければ皆さんもどうぞ。」

と、カバンから漫画を取り出す。

大量に取り出す。

エロマンガ先生を取り出す。

一同、初めて見るJapanese Mangaに興味津々。


日本語なんて読めるはずないけども、しげしげとページをめくって頷いたり笑ったり。


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エロマンガ先生を読む最長老David(63)

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息子、ブラザーYani(40)


「これがJapanese MANGAです。ご存じですか?」

「日本の漫画は見たことなかったけど、絵がかわいいね。Very pretty.」

「彼女の名前はエロマンガ先生。日本では若者にとても人気があります。名前はこの島由来だそうです。

「Her name is Eromanga. Eromanga in Erromango!」

一家のテンションが上がりまくる。

「遠い日本で人気のエロマンガ先生が、この島に帰ってきました。これはとても素晴らしいことです。」

もの静かだった孫Jesicaも初めて見るマンガに少し興奮気味。

「せっかく日本からきたから、マンガは読み終わったら君にプレゼントするね。」
とJesicaに渡す。


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プレゼントと言うと嬉しそうに貰ってくれました。











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エロマンガ先生、島の名前が由来だそうだからね!






そんなこんなで島の話を聞きながら、日本のマンガアニメの話をしているうちに、お昼に。
Marinがランチを用意してくれた。



釣ったばかりの魚と、私の菜園でとれたばかりのバナナを焼いたもの、あとライスとヌードルとフルーツね。

食事後はお茶をどうぞ。



フルーツ以外はしっかり火が通って調理されている。
これなら食べても問題なかろう。

島ではインスタント麺もよく食べられているようだ。
肉もインスタント麺と調理すれば味もついて美味しく食べられる。

「島ではみんなこういう食事をしているのですか。」


「そう。魚はたくさん採れるし、採ったばかりの魚を調理しているわ。フルーツもたくさん育てているし、すぐ
そこの農園で採ったばかり。とてもフレッシュ。狩りに行けばお肉も食べられるよ。」



とてもナチュラルでロハスでヘルシーな感じだけど、圧倒的ボリュームで食べきれない量のランチが用意されて戸惑い気味。

食事がなかったらどうしようと、アルファ米とミネラルウォータを持ち込んだけど、不要だった。



ランチを食べると、島の若者達は午後の仕事に出かけた。

「来ることが分かってたら、今日も島の案内をしてあげたのに。」

とブラザー達は言ってくれるが、どこに連絡すればいいのか全然分からなかった。


TAFEA(バヌアツの南の島の所属する州名。Tanna,Aniwa,Futuna,Erromango,Aneytium5島の頭文字。)
ツーリズム公式から、
ゲストハウスらしき施設のメールフォームからメールを送っても音沙汰無し。
TAFEA公式に直接メールしてもレス無し。
首都ポートビラの旅行会社からも「弊社十数年の歴史の中で初めてなのでコンタクト出来ない。」とのこと。

皆にそういう話をしたら、今度は俺のメアド教えてやるよと。

メアドあんのかよw




ランチ後はみんな出かけたので、長旅の疲れを癒やす潮騒を聞きながらエロマンガ先生を読む。
全く時間が気にならないこの心地よさ。
本当のバカンスとはこういうことだろう。


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余りに気持ちのいい時間が過ぎて、気づかず眠っていた。
起きても時計を見る必要はない。




ベッドメイキングも完成。



まだ太陽の高さが高いので、一人で島内現地指導へ。


部屋から少し歩くとすぐ村がある。
会う人に声をかけると、みんな声をかけてくれる。

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みんなスマイル。大人はとても穏やかだが、子供は外国の人に慣れないのか、とてもシャイだ。
観光客が来るとみんな集まって「写真撮ってくれ、なんかくれ、金くれ」とねだってくる国もあるのにw



村に入ると、年長のアニキがギターを弾いて、周りに少し年下の子供達が集まっていたり、小さい子が鬼ごっこしてたり、
賑やかだった。


村を後に、海岸沿いからトラックが通ってきた道を川沿いに歩いてみる。

子供達はシャイだが、手を振ると笑顔で手を振ってくれる。

大人達はいろいろお話してくれる。

まるでドラクエ。

そして道を教えてくれる。


言われたとおりまっすぐに歩くと、道に大きな牛が現れた。


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刺激しないように迂回して川に近づくと、川の中州にも牛がいた。


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のどかな景色を写真に撮っていると、川の反対にたくさん牛が集まってきたのに気づいた。


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完全にアゲインスト!回り込まれてしまった!



最初の牛がゆっくりとこちらに近づいてくる。

角あるし、戦闘力高そう。

「→にげる」を選択。


距離を取りながら逃げ切ると、信じられないほど大きな声で雄叫びを上げ始めた。

牛の雄叫びは島中に轟くようなすごい咆哮、大迫力だった。


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無事に帰ってマイルームでひと眠りすると、少しずつ暗くなってきた。

そのうち「ディナー用意するよ!」とMarinの声。

若者たちも仕事から帰ってきて、またいろいろお話してくれた。
島の話を教えてくれるの超楽しい。


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「私は世界中を旅して、子供達に日本からいろいろプレゼントを贈っています。この島にもたくさんプレゼントを持ってきました。」

今回のは古くなったオタグッズを処分してるわけではなく、全部このために買ってきたもの。

翌日、明るくなったらタオルとタペストリーが飾られることに。


ヨットクラブを始め、島を訪れた旅行者の多くはきっとここを訪れるであろう。



夜は電気がない。
けども、昼間にソーラー電池で蓄えるランタンがあるので、マイルームも真っ暗闇ではない。

太陽が沈んだら寝て、太陽が昇ったら起きる。

そんな生活を想像していたけども、どうもそうではないっぽい。

続きはまた明日!



エロマンガ島現地指導~1日目
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エロマンガ島現地指導~3日目
エロマンガ島への行き方

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