2018-05-10(Thu)
エロマンガ島現地指導〜1日目
エロマンガ島に行ってきました。
バヌアツの首都・ポートビラからプロペラ機DHC-6 310でDilon S bay空港へ。
草しか生えない滑走路に着陸。
島に着いてまず驚いたのが携帯電話が繋がる!
何せ「電気もガスも水道もない」と聞いていたので、まさか電波が繋がるとは衝撃。
早速到着ツイートするエアポートおじさん。
エロマンガ島に来た。 pic.twitter.com/lnwlheFnbm
— エターナル総書記 (@kelog21) 2018年4月30日
(この先軍ポーズはほぼセルフィスティック愛用w)
週に1~2便、バヌアツの首都ポートビラと、南の島々を転々と結ぶ飛行機は、島に物資を届けている。
空港の前には村へ向かうトラックが待機してます。
飛行機が週に1~2便しかなく、首都から運ばれた物資と人を荷台に乗せます。
何の予約も連絡もなく島に着いたので、とりあえず1000バツー(バヌアツの通貨)払って乗車。
今回トラックの荷台に乗ったのは、物資運搬の島民(左前)、カナダ人の旅行者(右前)とその案内役の島民(茶色シャツ)、バヌアツのプロモーションカメラマン(右のピース)、日本のオタク(手前)。
荷物の隙間に入ってトラックは出発!
めちゃくちゃ揺れる!
舗装も何もない道なき道をひたすら走る!
トラック揺られすぎやばいw pic.twitter.com/NetXo3RnzN
— エターナル総書記 (@kelog21) 2018年4月30日
体をしっかり固定しないと吹き飛ばされそうに。
電気も水道もないけど電波はつながるエロマンガ島 pic.twitter.com/uLagISkLmy
— エターナル総書記 (@kelog21) 2018年4月30日
トラックの荷台に揺られて村まで9km。
高台から岸辺の村に向かうので、村に近づくと美しい景色が広がります。
(掴まるのに必死でなかなか写真を撮る余裕がない・・・)
エロマンガ島の村に到着。
— エターナル総書記 (@kelog21) 2018年4月30日
どっかに泊めてもらわなきゃ pic.twitter.com/H5S06FGzzK
何とか無事に村に到着。
さて、ここから宿場を探すかと思っていたところ、一緒に乗っていた案内役の島民が、近くでゲストハウスをやってる
おばちゃんを連れてきてくれました。
ほっと一安心。
今回お世話になったWOW GuestHouse。
GuestHouseと言っても大きな建物があるわけでなく、簡易ベッドが2つある小屋と、近くに家族が住む家がポツポツ。
それでも、得体の知れない島でゆるキャンを覚悟してた身としては、これで勝つると勝利を確信。
飛び込みで来ても何とでもなる島です。
マイルームに荷物を運んで、寝泊まり準備。
ベッドには蚊帳もあって意外と快適。
こういう島には蚊がいるので、日本から蚊取りスプレーと蚊よけスプレー持参しました。
さて、荷物を置いたら部屋から出て、少し大きな小屋に迎えられます。
この小屋はヨットチームがたまに寄るらしく、旗がたくさん飾られている。
途中、別の所に泊まってるカナダ人も案内役に連れられて来たので、きっとここは島に来た多くの人が訪れるのでしょう。
そこでオーナーのDavidさん、妻のMarinさん、息子のYeniさん、孫のJesicaちゃん。
Davidさんはこの家の長で63歳。
村一番の年寄りだけど足腰もしっかりしててダンディ。
Yeniはとても陽気。
DavidとMarinには子供6人、孫18人いるということで、日本からみたら大世帯。
後から現れる息子達もみんな陽気。(名前覚え切れないw)
エロマンガ島で用意された家。 pic.twitter.com/QGBBTWzv3M
— エターナル総書記 (@kelog21) 2018年4月30日
このゲストハウスに日本人が泊まったのは初めてのようで、家にいた皆さんで歓迎してくれました。
ウェルカムドリンクでライムジュースが用意されて、これで水の心配はないと一安心。
観光客自体が非常に少なく、過去に島に来た日本人は20人もいないんじゃないかとのこと。
日本の事についてもさほどよく知らないみたいで、SONYやPanasonicは中国の企業だと思ってた。
そこで、現地指導開始。
「島は風景がとても美しく、村の人はみんなスマイルで、とてものどかです。
町から来る人々は日々忙しく、疲れています。
今回は何もしないSlow Lifeを送りたいと思ってここに来ました。
そういうSlow Lifeが日々疲れている私たちにはPrecious Dayです。」
「私はここで潮騒を聞きながらしばらく漫画を読んで過ごします。よければ皆さんもどうぞ。」
と、カバンから漫画を取り出す。
大量に取り出す。
エロマンガ先生を取り出す。
一同、初めて見るJapanese Mangaに興味津々。
日本語なんて読めるはずないけども、しげしげとページをめくって頷いたり笑ったり。
エロマンガ先生を読む最長老David(63)
息子、ブラザーYani(40)
「これがJapanese MANGAです。ご存じですか?」
「日本の漫画は見たことなかったけど、絵がかわいいね。Very pretty.」
「彼女の名前はエロマンガ先生。日本では若者にとても人気があります。名前はこの島由来だそうです。」
「Her name is Eromanga. Eromanga in Erromango!」
一家のテンションが上がりまくる。
「遠い日本で人気のエロマンガ先生が、この島に帰ってきました。これはとても素晴らしいことです。」
もの静かだった孫Jesicaも初めて見るマンガに少し興奮気味。
「せっかく日本からきたから、マンガは読み終わったら君にプレゼントするね。」
とJesicaに渡す。
プレゼントと言うと嬉しそうに貰ってくれました。
エロマンガ島にエロマンガ先生もってきた。 pic.twitter.com/l26M4cpeIW
— エターナル総書記 (@kelog21) 2018年4月30日
エロマンガを読むエロマンガ島の住民。 pic.twitter.com/AAr0umpziK
— エターナル総書記 (@kelog21) 2018年4月30日
エロマンガ先生、島の名前が由来だそうだからね!
#エロマンガ先生 オンリー同人誌即売会「島の名前が由来です!四版」
— エロマンガ先生オンリー「島由来!」 (@Erromango_Isl) 2017年7月9日
開会しました!
早々にご来場、会場をお待ちいただいた皆様、ありがとうございます!
これからお越しの皆様、川崎は良い天気ですので、暑さ対策をお忘れなく!#島由来!https://t.co/q8V0yUoir1
そんなこんなで島の話を聞きながら、日本のマンガアニメの話をしているうちに、お昼に。
Marinがランチを用意してくれた。
エロマンガあげたらこんなランチ用意してくれたw
— エターナル総書記 (@kelog21) 2018年5月1日
食べきれないw pic.twitter.com/n1GfqD7RD6
釣ったばかりの魚と、私の菜園でとれたばかりのバナナを焼いたもの、あとライスとヌードルとフルーツね。
食事後はお茶をどうぞ。
フルーツ以外はしっかり火が通って調理されている。
これなら食べても問題なかろう。
島ではインスタント麺もよく食べられているようだ。
肉もインスタント麺と調理すれば味もついて美味しく食べられる。
「島ではみんなこういう食事をしているのですか。」
「そう。魚はたくさん採れるし、採ったばかりの魚を調理しているわ。フルーツもたくさん育てているし、すぐ
そこの農園で採ったばかり。とてもフレッシュ。狩りに行けばお肉も食べられるよ。」
とてもナチュラルでロハスでヘルシーな感じだけど、圧倒的ボリュームで食べきれない量のランチが用意されて戸惑い気味。
食事がなかったらどうしようと、アルファ米とミネラルウォータを持ち込んだけど、不要だった。
ランチを食べると、島の若者達は午後の仕事に出かけた。
「来ることが分かってたら、今日も島の案内をしてあげたのに。」
とブラザー達は言ってくれるが、どこに連絡すればいいのか全然分からなかった。
TAFEA(バヌアツの南の島の所属する州名。Tanna,Aniwa,Futuna,Erromango,Aneytium5島の頭文字。)
ツーリズム公式から、
ゲストハウスらしき施設のメールフォームからメールを送っても音沙汰無し。
TAFEA公式に直接メールしてもレス無し。
首都ポートビラの旅行会社からも「弊社十数年の歴史の中で初めてなのでコンタクト出来ない。」とのこと。
皆にそういう話をしたら、今度は俺のメアド教えてやるよと。
メアドあんのかよw
ランチ後はみんな出かけたので、長旅の疲れを癒やす潮騒を聞きながらエロマンガ先生を読む。
全く時間が気にならないこの心地よさ。
本当のバカンスとはこういうことだろう。
余りに気持ちのいい時間が過ぎて、気づかず眠っていた。
起きても時計を見る必要はない。
寝床も完成。ゆるキャン用意してたけど住民にエロマンガ先生あげたら喜んで色々歓迎の用意してくれたwww pic.twitter.com/NhJGlCiuJR
— エターナル総書記 (@kelog21) 2018年4月30日
ベッドメイキングも完成。
まだ太陽の高さが高いので、一人で島内現地指導へ。
部屋から少し歩くとすぐ村がある。
会う人に声をかけると、みんな声をかけてくれる。
みんなスマイル。大人はとても穏やかだが、子供は外国の人に慣れないのか、とてもシャイだ。
観光客が来るとみんな集まって「写真撮ってくれ、なんかくれ、金くれ」とねだってくる国もあるのにw
村に入ると、年長のアニキがギターを弾いて、周りに少し年下の子供達が集まっていたり、小さい子が鬼ごっこしてたり、
賑やかだった。
村を後に、海岸沿いからトラックが通ってきた道を川沿いに歩いてみる。
子供達はシャイだが、手を振ると笑顔で手を振ってくれる。
大人達はいろいろお話してくれる。
まるでドラクエ。
そして道を教えてくれる。
言われたとおりまっすぐに歩くと、道に大きな牛が現れた。
刺激しないように迂回して川に近づくと、川の中州にも牛がいた。
のどかな景色を写真に撮っていると、川の反対にたくさん牛が集まってきたのに気づいた。
完全にアゲインスト!回り込まれてしまった!
最初の牛がゆっくりとこちらに近づいてくる。
角あるし、戦闘力高そう。
「→にげる」を選択。
距離を取りながら逃げ切ると、信じられないほど大きな声で雄叫びを上げ始めた。
牛の雄叫びは島中に轟くようなすごい咆哮、大迫力だった。
無事に帰ってマイルームでひと眠りすると、少しずつ暗くなってきた。
そのうち「ディナー用意するよ!」とMarinの声。
若者たちも仕事から帰ってきて、またいろいろお話してくれた。
島の話を教えてくれるの超楽しい。
「私は世界中を旅して、子供達に日本からいろいろプレゼントを贈っています。この島にもたくさんプレゼントを持ってきました。」
今回のは古くなったオタグッズを処分してるわけではなく、全部このために買ってきたもの。
翌日、明るくなったらタオルとタペストリーが飾られることに。
ヨットクラブを始め、島を訪れた旅行者の多くはきっとここを訪れるであろう。
夜は電気がない。
けども、昼間にソーラー電池で蓄えるランタンがあるので、マイルームも真っ暗闇ではない。
太陽が沈んだら寝て、太陽が昇ったら起きる。
そんな生活を想像していたけども、どうもそうではないっぽい。
続きはまた明日!
エロマンガ島現地指導~1日目
エロマンガ島現地指導~2日目
エロマンガ島現地指導~3日目
エロマンガ島への行き方
twitterまとめ記事
1日目
2日目
3日目
togetterまとめ
https://togetter.com/li/1224374