ウルトラマン列伝 最終回 感想
8クール全104話、丸2年も続いたウルトラマン列伝もとうとう最終回。内容はゼロとグレンによるウルトラゼロファイト第2部の総集編です。
いきなり歌いながら帰ってきて「はいただいま」「ありがとさんです」なグレンw 倒してきたという「ベランダだかバランダだかなロボット怪獣」はファイヤーマンに登場したバランダーVでしょう。グレンファイヤーのリメイク前であるファイヤーマンに登場した敵という他にも、ベリアル軍のレギオノイドが公式で否定されるまでバランダーVモチーフじゃないかと言われていたというのもありそう。
ミラーとジャン兄弟はピグモンをエメラナ姫に見せるためにお留守。結局ピグモンの名前はモロボシ君になったのね……と思ったらグレンがツッコんだしゼロが勝手に呼んでいるだけのようですw
「俺を狙って」
「ん?」
「次々と襲ってきた強敵達」
「おいゼロ」
「どいつもこいつも、いけ好かねぇ奴らだったぜ」
「おい、お前一体誰に向かって喋ってんだ?」
グレン言ってはならんことを!w
視聴者もゼロもツッコんだグレンとミラーの珍奇なポーズは登場ポーズの練習だったらしいです。グレンはまあいつもの頭の炎をかき上げる動作だったのでしょうが、ミラーはどんな登場ポーズにしようと思ってたんだあのジョジョ立ちw
「そこはスルーして話するー! ……おい……や笑うとこだよ?」
お前もう黙ってろ!w
「はいご馳走様ー! 美味しいとこ頂きました!」
もうグレンファイヤーじゃなくただの関智一のオーコメな気がしますw
「モッ君を救うために!(キリッ」
「モッ君て!? モロボシ略してモッ君て!? なし崩しにあだ名まで作ってんじゃねぇよ!」
あ、ごめん、黙ってろって言ったけどゼロもボケ倒す気らしいんで黙ってないでどんどんツッコんでくださいグレンw
ゼロとウルティメイトフォースゼロの激闘シーンに流れるのは『奴らがウルティメイトフォースゼロ!』 どことなく懐かしい曲調で熱くいい曲だと思います。
「なんでもアリだな、お前らウルトラ族のアイテム!」
ホントそうですよねー。様々な武器防具に変形するだけならまだしも、緊急時のエネルギー補給、バラバラ死体にされても蘇生してくれる、酔っ払いの酔いを覚ます水入りバケツに変形する、桜の枝に変形する、マジックハンドに変形するとやりたい放題ですからねーw
「なんとか、ピーちゃんを助けたんだが……」
「ピーちゃん? 誰? もしかしてモロボシ君のこと? もはやお前原型すら残ってねぇ、ゼロお前大丈夫か? 聞いてる? おい、ゼロ、ゼロちゃん!?」
結局ピグモンのピに戻るのかよ!w ゼロホント大丈夫ですか、結構深刻に悩んでたみたいなのになんでここぞとばかりにボケ倒すの!w
公式ブログで言っていた通り、本放送で災害テロップの入ったゼロVSカイザーダークネスはほぼノーカット。Youtube配信で見られたし別にいいといえばいいのですが、Youtubeを見られない人のことも考えたのはいいことだと思います。
ゼロダークネス無双。いやぁ本放送時結構呑気に見てた私もこの容赦ない殺しっぷりにはビビりましたね……ここまで「確実に殺した」って描写していったいこの先どーすんだよ!?って思いましたもん。
そのことを深く気にするゼロに、ゼロを信じて付いてきたんだし結果的に蘇ったからいいじゃんと励ますグレン。なんだかんだ言ってもウルティメイトフォースゼロは本当にいい仲間です。
ウルトラマンゼロ、復活!!
ここのBGMはやっぱり展開と歌詞がシンクロしていた本放送の『ULTRA FLY』の方がいいですね。
依代を失ったベリアルの魂は消滅、遂に完全に決着が付いた……と思いきや、本能からか因縁からかベリアルの完全復活を感じていたゼロ。なんかもうジョースターの血統とDIOの因縁みたいなことになっています。グレンの「しぶとすぎだろぉ!」には全く同意w
シャイニングゼロはやはりあの時奇跡的に誕生した形態で、自由に使えるわけではないんですね。まああのチート能力を見ると、制限かけるのは正解だと思いますw
ベリアルの復活とシャイニングゼロが再び使えるかどうかわからないことで、すっかり弱気になって仲間達の前から去ろうとしていたゼロ。前回のベリアルと今回のゼロ、動機は違えど同じことをしているのが面白いです。前にも言及しましたが、元々初登場の『ウルトラ銀河伝説』でもこの2人が極めて近い存在だということは描かれていましたからね。
弱気のゼロに、グレンファイヤー怒りの拳! ゼロも失う恐れから仲間を持たないという後ろ向きな選択でなく、仲間の信頼、仲間への信頼で恐怖を乗り越えていくという前向きな道を選んだようです。こういう説得はやっぱり一番ゼロと似ているグレンだからこそって感じがしますね。
ベリアルと同じくゼロも仲間との絆を深めてめでたしめでたし……と思ったら来ました、来ちゃいました、DVDで生存確認された地獄のジャタールさんがw 「何故か地獄から蘇った」と言ってて吹きましたが、確かにジャタールからしたら死んだのになんでか知らんけど生き返っててえ?え?って感じでしょうw
そんなわけでゼロとグレンに不意打ちを仕掛けるものの、振り返りもしないワンパンで宇宙の彼方へさようなら。何しに来たお前ェェェェェ!!w ベリアル御一行に合流できるといいですね……ベリアル以外からは完全に忘れ去られてたけど!
「俺にはもう迷いはない!
たとえどんな運命が待ち構えていたとしても、今はただ自分と仲間達を信じて前に進む。
そう、俺は、俺達は、もっと強くならなきゃいけないんだ!」
サブタイ通り、最後はゼロの「新たな戦いへの決意」で締め。これでゼロとウルティメイトフォースゼロはもう第一線(シリーズ展開的な意味で)からは退くでしょうが、これからもベリアルとダークネスファイブ+1匹共々ちょくちょく出てきて欲しいですね。
ウルトラマンゼロ、4年間お疲れ様! そしてありがとう!
「みんな! いつも俺達の応援、ありがとな!
宇宙のどこにいても、俺達にはみんなの声がしっかりと聞こえている。
君達のその声が持っている大きなパワーは、俺達だけじゃない、君の世界の大切な者達に届いて、
光り輝いているはずだ。
そう! 大切なものがあるのなら――
きっと君も、ウルトラマンなんだ!」
名曲『DREAM FIGHTER』をバックにしたこのナレーションと、次々映る歴代ウルトラマン+ウルティメイトフォースゼロにはグッと来るものがありました。
届け今…、明日へと、響け…
そして明日からは、新ウルトラマン列伝スタート!