文鳥 |
夏休みは仕事と暑さで毎年くたくたです。
家に帰ると文鳥たちも「出して!!早く出しなさいッ!!」と騒ぎます。騒ぐわりには、あまり飛び回りません。ず~~っと、私の肩にいます・・・。
いつのまにかいなくなったな?と思ったら、ソファの上で型になっていました。
べつにそんなこと考えたりしてませんけどね・・・
なによ?それ
家に帰ると文鳥たちも「出して!!早く出しなさいッ!!」と騒ぎます。騒ぐわりには、あまり飛び回りません。ず~~っと、私の肩にいます・・・。
いつのまにかいなくなったな?と思ったら、ソファの上で型になっていました。
べつにそんなこと考えたりしてませんけどね・・・
なによ?それ
文鳥 |
「文鳥たちは元気?」電波の圏外にいることが多かった今回の旅行中、電話で挨拶がわりにいつもこのことば。「うん、フツーだよ」あいかわらずということらしいです。・・・ということは、留守中も、こんなこと、あんなことしていたということですね。珍しくみんの兄ちゃんも世話をしてくれたようです。
何かたくらんでいますね?
ふんふ~ん♪なんのことよ?
土を食べるのはやめなさい!!
おいしいわぁ~~
いつもいぢわるな顔っていうけど、あたしだって美しいのよッ!!
そうね、おべんとついてなけりゃもっと美人(鳥)だったかもね・・・。
何かたくらんでいますね?
ふんふ~ん♪なんのことよ?
土を食べるのはやめなさい!!
おいしいわぁ~~
いつもいぢわるな顔っていうけど、あたしだって美しいのよッ!!
そうね、おべんとついてなけりゃもっと美人(鳥)だったかもね・・・。
2009道東 |
ひとつハプニングがありました。知人の家の玄関前に、アカゲラが落ちていたのです。ガラスにぶつかったのでしょう・・・。家の人が、埋めてやろうと言って、シャベルを取りに行きました。
ところが、よく見たらまだ動いているのです。あわてて様子を見たら、片目が開かず、クチバシには血がついています。ぐったりしていますが、もう一つの目でこちらを見る目はしっかりしていました。
使い捨てカイロを入れたタオルにくるみ、暖めながら、近くに野生動物保護指定獣医がいないか捜しました。前にも、脳しんとうをおこしたアオゲラを拾ったことがあるので、獣医のところへ連れて行くのは二度目です。
地元の人に調べていただいて、ここから1時間半、帯広市にある獣医さんがみつかりました。カーナビをたよりに、出発。クルマに乗せるときょろきょろと周りを見回します。このときは元気になった!と喜びましたが、今思えばクルマに乗せられてびっくりしたのでしょう。とてもストレスだったと思います。急に動き出し、タオルをすり抜けてしまいました。窓にとまる姿もさすがキツツキ・・・いや、そんなこと言ってる場合じゃない(汗)
わわ、私の肩にきた~。肩乗りキツツキ・・・なんてちょっと嬉しい。痛ててて!!足の力がとても強いのに驚きました。さすがキツツキ・・・いや、だからそんなこと言ってる場合じゃなくて・・・そっとつかんで、なんとかひきはなし、もういちどタオルにくるむまで、車内は大騒動でした。なんとか落ち着かせて、ペットボトルのキャップからクチバシに水を伝わせてみたけれど、ぶるぶるっと顔を振るので、車内シャワー状態。うまく飲めたかどうかわかりません。両手でずっとくるんだまま、キープして獣医さんのところに到着。うう、肩が凝り凝りだよぅ~(泣)
獣医さんの診断では、ぶつかったときに神経にさわって、目と足に影響がでていること、強制給餌が必要かもしれない、と言われました。私は面倒をみたいと言ったけれど、連れ帰るには難しく、まして飛行機には乗せられない状態とのこと。仕方なく預けてきました。このまま回復したら放鳥するし、万一だめでも、どちらにしても連絡をくれると言ってくれました。「保護活動なので治療費はかかりません」先生、ほんとうにありがとうございました。
その日から、今日も連絡が入らなかったから少なくとも生きているね、アオゲラの時は助かったものね、と言いながら旅行を続けていましたが、北海道から戻って、ついに連絡が入りました。あれからとても元気にしていたけれど、今朝、突然落鳥したという・・・。
環境の変化に耐えられなかったのか、症状が悪化したのか・・・。わかりませんが、とうとう救えなかった、ということと、せめて私が最後まで面倒をみたかったという思いで、やりきれませんでした。保護して、私はできるだけのことをした、なんて、とても思えませんでした。とにかく救いたかった。
いろいろ印象深かった旅行でしたが、さいごに哀しい思い出が残りました。
ところが、よく見たらまだ動いているのです。あわてて様子を見たら、片目が開かず、クチバシには血がついています。ぐったりしていますが、もう一つの目でこちらを見る目はしっかりしていました。
使い捨てカイロを入れたタオルにくるみ、暖めながら、近くに野生動物保護指定獣医がいないか捜しました。前にも、脳しんとうをおこしたアオゲラを拾ったことがあるので、獣医のところへ連れて行くのは二度目です。
地元の人に調べていただいて、ここから1時間半、帯広市にある獣医さんがみつかりました。カーナビをたよりに、出発。クルマに乗せるときょろきょろと周りを見回します。このときは元気になった!と喜びましたが、今思えばクルマに乗せられてびっくりしたのでしょう。とてもストレスだったと思います。急に動き出し、タオルをすり抜けてしまいました。窓にとまる姿もさすがキツツキ・・・いや、そんなこと言ってる場合じゃない(汗)
わわ、私の肩にきた~。肩乗りキツツキ・・・なんてちょっと嬉しい。痛ててて!!足の力がとても強いのに驚きました。さすがキツツキ・・・いや、だからそんなこと言ってる場合じゃなくて・・・そっとつかんで、なんとかひきはなし、もういちどタオルにくるむまで、車内は大騒動でした。なんとか落ち着かせて、ペットボトルのキャップからクチバシに水を伝わせてみたけれど、ぶるぶるっと顔を振るので、車内シャワー状態。うまく飲めたかどうかわかりません。両手でずっとくるんだまま、キープして獣医さんのところに到着。うう、肩が凝り凝りだよぅ~(泣)
獣医さんの診断では、ぶつかったときに神経にさわって、目と足に影響がでていること、強制給餌が必要かもしれない、と言われました。私は面倒をみたいと言ったけれど、連れ帰るには難しく、まして飛行機には乗せられない状態とのこと。仕方なく預けてきました。このまま回復したら放鳥するし、万一だめでも、どちらにしても連絡をくれると言ってくれました。「保護活動なので治療費はかかりません」先生、ほんとうにありがとうございました。
その日から、今日も連絡が入らなかったから少なくとも生きているね、アオゲラの時は助かったものね、と言いながら旅行を続けていましたが、北海道から戻って、ついに連絡が入りました。あれからとても元気にしていたけれど、今朝、突然落鳥したという・・・。
環境の変化に耐えられなかったのか、症状が悪化したのか・・・。わかりませんが、とうとう救えなかった、ということと、せめて私が最後まで面倒をみたかったという思いで、やりきれませんでした。保護して、私はできるだけのことをした、なんて、とても思えませんでした。とにかく救いたかった。
いろいろ印象深かった旅行でしたが、さいごに哀しい思い出が残りました。
2009道東 |
今回は野鳥の姿を期待したところではあまり会えず、ちょっとした林や茂みのなかで、よく鳥を見ました。北海道には珍しい鳥がたくさんいます。でも、私がいちばん会いたかったのはアカゲラでした。そして、湿原にいる小鳥たち。シマアオジにも会いたかったけれど、ごくふつうにいると思っていたのに、まさかそんなに激減しているとは知りませんでした。とても残念です。
いちばんよく出遭ったのはセンダイムシクイです。どこにいてもこえが聞こえました。
アカゲラにも会えました。いちばん姿を見られたのもアカゲラだったような気がします。
これはオオアカゲラでしょうか。
ゴジュウカラもはじめてじっくり見ることができました。
おしりポーズが多いですが・・(汗)
ほかにも、ペンケトー、パンケトーの展望台で聞いたコマドリのさえずりや、オンネトーに浮かんでいたオシドリなどが印象的でした。
さようなら~
いちばんよく出遭ったのはセンダイムシクイです。どこにいてもこえが聞こえました。
アカゲラにも会えました。いちばん姿を見られたのもアカゲラだったような気がします。
これはオオアカゲラでしょうか。
ゴジュウカラもはじめてじっくり見ることができました。
おしりポーズが多いですが・・(汗)
ほかにも、ペンケトー、パンケトーの展望台で聞いたコマドリのさえずりや、オンネトーに浮かんでいたオシドリなどが印象的でした。
さようなら~
2009道東 |
翌朝、快晴だったのでまた湯沸岬(霧多布岬)に行きました。霧の出ていない朝は、最近では珍しかったそうです。宿を出ようとしたら、彼が先に立って「ついてこい」というのでついて行きました。いや、ほんとうにそう言うんですってば(笑)
私が立ち停まると停まって待っている。方向を変えると飛んできてまた先頭に立つ。そしてまた「ついてこい」と言うのです。「なにもかもわかっているから心配するな」
この犬は放し飼いです。夜、エゾシカを追うこともあったでしょう。狐とわたりあったこともあるでしょう。でも、全然自慢しない(笑)老犬だと聞きました。見るからに哲学的な顔立ちをしているなぁ、と感心してしまいました。
灯台の先端まで行くことができます。ここでもたくさんの花に囲まれて歩きました。
朝もカワラヒワ。
先端から見た岩の上。ウミウがたくさんいます。空にはアマツバメがたくさん飛んでいるのですが、私には動きがあまりに早すぎて、撮影できなかった・・・(泣)繁殖の時以外、ずっと飛びながら暮らし、地上に降りることはないのだと聞きました。
オオセグロカモメが、すぐ目の前にいます。大きさを実感。
町中にも、カラス並みに、よく出会います。
私が立ち停まると停まって待っている。方向を変えると飛んできてまた先頭に立つ。そしてまた「ついてこい」と言うのです。「なにもかもわかっているから心配するな」
この犬は放し飼いです。夜、エゾシカを追うこともあったでしょう。狐とわたりあったこともあるでしょう。でも、全然自慢しない(笑)老犬だと聞きました。見るからに哲学的な顔立ちをしているなぁ、と感心してしまいました。
灯台の先端まで行くことができます。ここでもたくさんの花に囲まれて歩きました。
朝もカワラヒワ。
先端から見た岩の上。ウミウがたくさんいます。空にはアマツバメがたくさん飛んでいるのですが、私には動きがあまりに早すぎて、撮影できなかった・・・(泣)繁殖の時以外、ずっと飛びながら暮らし、地上に降りることはないのだと聞きました。
オオセグロカモメが、すぐ目の前にいます。大きさを実感。
町中にも、カラス並みに、よく出会います。
2009道東 |
根室市風蓮湖の砂州、春国岱は野鳥公園になっているので、どんな鳥に会えるのか楽しみにしてネイチャーセンターへ行きました。そこで散策路のルートをもらって、話を聞くと愕然!いつぞやの台風の影響とかで、ぐるっと一周しているはずの木道が、あちこち封鎖されているというのです。
行ってみたら、長~い木道を歩いた先、いよいよ入り口という二つの道とも、Yの字に切れてしまっています。今を盛りのハマナスの群生地への木道は入り口で塞がれており、世界にこことサハリンにしかないというアカエゾマツの原生林への道も、途中で切れていました。がっかりしながらも、アカエゾマツの木道を歩きました。ここでは、クマゲラのペアは、ひとつがいしか確認されていないそうです。
木道の左右はヒバリがたくさんいましたが、砂州に近づくと、外側は、海水に浸食されて白く立ち枯れた木ばかり・・・。
林の中はしんとして、動物の気配が感じられません。鳥のこえもしません。台風で倒れた木が根を無惨にさらしています。荒涼とした、見たことのない世界が広がっていて、ただ驚くばかりでした。
でも、よく見ると倒木からはあたらしい命が育っています。
朽ちた木にはたくさんの穴が。クマゲラが突いた跡かもしれないと思うと、だんだん風景が違って見えてきました。
荒涼として見えた原始の森が、暖かいゆりかごのようにも思えてきました。
木道の切れた先には、人の入れない、別の世界がどこまでも広がっています。
その先をじっと眺めていたら、クマゲラや、ほかの鳥や動物たちはずっと奥にいて、そこで暮らしていればいいんだと思えてきました。そこで、自分たちの世界に戻るため、来た道を帰りました。
行ってみたら、長~い木道を歩いた先、いよいよ入り口という二つの道とも、Yの字に切れてしまっています。今を盛りのハマナスの群生地への木道は入り口で塞がれており、世界にこことサハリンにしかないというアカエゾマツの原生林への道も、途中で切れていました。がっかりしながらも、アカエゾマツの木道を歩きました。ここでは、クマゲラのペアは、ひとつがいしか確認されていないそうです。
木道の左右はヒバリがたくさんいましたが、砂州に近づくと、外側は、海水に浸食されて白く立ち枯れた木ばかり・・・。
林の中はしんとして、動物の気配が感じられません。鳥のこえもしません。台風で倒れた木が根を無惨にさらしています。荒涼とした、見たことのない世界が広がっていて、ただ驚くばかりでした。
でも、よく見ると倒木からはあたらしい命が育っています。
朽ちた木にはたくさんの穴が。クマゲラが突いた跡かもしれないと思うと、だんだん風景が違って見えてきました。
荒涼として見えた原始の森が、暖かいゆりかごのようにも思えてきました。
木道の切れた先には、人の入れない、別の世界がどこまでも広がっています。
その先をじっと眺めていたら、クマゲラや、ほかの鳥や動物たちはずっと奥にいて、そこで暮らしていればいいんだと思えてきました。そこで、自分たちの世界に戻るため、来た道を帰りました。
2009道東 |
霧多布湿原センターから木道を歩きましたが、鳥の写真は撮れませんでした。
ここは釧路湿原に比べるとワイルドな木道です。草丈も高く、ところによっては足下に気をつけないと湿原に足を取られます(笑)豆リンゴの林に入ると、いきなりおおきな威嚇のこえを発しながら、茶色い鳥が飛び出して来ました。周りを飛び回って「あっちにいけ!!」と騒ぎます。巣の近くに来てしまったのでしょうか。あわてて林を抜けました。あとで調べてみたら、おおきさと色がエゾセンニュウに似ています。ジョッピンカケタカ?なんてのんきな声ではなく、ぎゃあぎゃあとたいへんな音量でした。
このほかに霧多布湿原トラストからも木道が出ていますが、こちらも鳥はあまり見かけず、ジャッジャッという地鳴きばかり。
夕方になったので、湯沸岬(霧多布岬)に行きました。
ウミウとオオセグロカモメ。
浜中町はエトピリカの生息地でしたが、やはり定置網などにかかったり、オオセグロカモメに営巣地をとられたりして、数羽しか確認できなくなってしまったそうです。
セグロセキレイ、カワラヒワ、ヒバリがあちこちにたくさんいました。
いつもの小鳥たちに会えてほっとしました。ヒバリはこちらで見るほうがひとまわりおおきいような気がします。
ここは釧路湿原に比べるとワイルドな木道です。草丈も高く、ところによっては足下に気をつけないと湿原に足を取られます(笑)豆リンゴの林に入ると、いきなりおおきな威嚇のこえを発しながら、茶色い鳥が飛び出して来ました。周りを飛び回って「あっちにいけ!!」と騒ぎます。巣の近くに来てしまったのでしょうか。あわてて林を抜けました。あとで調べてみたら、おおきさと色がエゾセンニュウに似ています。ジョッピンカケタカ?なんてのんきな声ではなく、ぎゃあぎゃあとたいへんな音量でした。
このほかに霧多布湿原トラストからも木道が出ていますが、こちらも鳥はあまり見かけず、ジャッジャッという地鳴きばかり。
夕方になったので、湯沸岬(霧多布岬)に行きました。
ウミウとオオセグロカモメ。
浜中町はエトピリカの生息地でしたが、やはり定置網などにかかったり、オオセグロカモメに営巣地をとられたりして、数羽しか確認できなくなってしまったそうです。
セグロセキレイ、カワラヒワ、ヒバリがあちこちにたくさんいました。
いつもの小鳥たちに会えてほっとしました。ヒバリはこちらで見るほうがひとまわりおおきいような気がします。